「この辺りはほぼ片付いたな・・・。」 野太刀を肩に担いでつぶやく。 『だねー。あとは見てるだーけー。』 アヤは既に杖をしまっている。 「お前もどうだ?」 スキットルを傾けながら言う。 『もちろん呑むよー♪』 アヤも自分のスキットルを開ける 「さて、高みの見物だな。」 #GC龍退治
2015-04-02 02:03:24腐泥より這い出し異形の者たち。それを迎え撃つ英雄たちの攻防も佳境を迎えつつありそうだ。周囲には数を減じ、次々と斃されて逝く亡者たち。 継ぎ接ぎ少女は悲しげな瞳で亡者たちを見ていた。 「……さよなら。……安らかに、眠って、ね」 不死なる少女は不死なる亡者を看取っていく #GC龍退治
2015-04-02 02:15:45@muzimuzina 器が引き裂かれる。 《秩序(ザダム)》と《混沌(ドリー)》とに。 ザダムドリータ・クロバキウス。 肉体のイメージが、聖印の輝きを浴びて輪郭を結ぶ。 追いすがる邪紋も、光の中に溶けて、散って。 眩い光を吐き出し、黒く朽ちゆく円環の龍は、再び天へと昇る。
2015-04-02 02:17:49@muzimuzina (“我が”消えていく) (望みが消えていく) (「それ」は、こんな気持ちだったんだろう) ( ) 歓喜も後悔も無い。 語りえぬものについては、沈黙せねばならない。 天空にかかった運命の車輪は、ゆっくりと回転を止め、散滅した。 #GC龍退治
2015-04-02 02:20:21@muzimuzina 名前の無い怪物、あるいはヴォイドは消滅しました。 ザダムドリータは邪紋を失った状態で復帰、足利殿の左腕と聖印は(任意の形で)戻ってきます。パスです。
2015-04-02 02:21:23@steelmgmg 弾ける音がした。 屍者は、土くれは、唯の土と戻る。 emethから、eを抜くように。 混沌核が、消えた彼らに、存在する意義は無い。 空っぽになった子が独り。 戻ってきた手が一つ。
2015-04-02 02:30:54@steelmgmg 「こんな物を抱えやがって」 此れだから、餓鬼は。 独りで抱えて、独りだけで抱え続ける。 そんな事をしていれば、闇は深まる一方なのに。 独りで勝手に詰め込んでいく。 自分の許容量も知らずに。 此れだから、餓鬼は。
2015-04-02 02:31:37@steelmgmg 魔境が消えたのを感じる。 目の前の餓鬼は目を閉じて、静かに。 久方ぶりの安眠であろうか。 俺も、疲れた。 眠い。 寝よう。
2015-04-02 02:32:45「あれって戻りますの?」 銃身が熱くなった兄弟を戻して猫が問いかける。 「投影体だからなあ、くっついて動く。と考えながら処置すればいけるだろ」 背後は無数の人間が転がる。 弾丸で頭を砕かれ、雷で焼かれ、首が落とされた、それら。 「一件落着、ですかしらね」 #高台にて
2015-04-02 02:34:04「――おはよう、幼子」 「君の見る世界が、君を祝福してくれることを祈ろう」 「この大きな大きな爪痕の終わりに、君という産声が残ったことを慶ぼう」 「詠いあげよう」 「君を引き上げた光を讃えるのと同じくらいに、高く、高く」 「君の声が世界を揺らすように」 #バードのアオバの手記より
2015-04-02 02:34:14…さて、無事、龍討伐完了しました。 魔境も消え、屍者も、土へ帰りました。 皆様、ご参加くださり有難うございました。 また、どこかの機会に、ご一緒しましょう。 #GC龍退治
2015-04-02 02:38:44「なあ、見れて良かっただろう」 蛇が猫に、少女に言う。 「ええ、貴男が仰る通り。ここが特等席でしたわね」 「いろーんな意味でね!」 賛同の声に、満足そうに頷く。 「それにしても、随分と月が…」 夜も随分と更けた。 これは傍観者の話、ただ瞳に焼き付けただけの話。 #高台にて
2015-04-02 02:41:17…結局、最後の光弾は放たれることなく、すべて消えた。龍は討伐され、屍者は魔境の消滅とともに姿を消した。ラーフィスは黙ってその光景から背を向ける。目的は果たした以上、もうここにとどまる必要はない。そのまま、立ち去った。 #GC龍退治 【お疲れ様でした】
2015-04-02 02:42:56「…さて、新たに生まれることは祝いでしょうか、呪いでしょうか。それを決めるのは誰でしょうか。…決まっています、貴方の選択が、きっと新たな世界を紡ぐ。呪いを祝い、祝いを呪う。幸多かれとは祈りません、よき物語でありますよう、私を楽しませてくれますよう、祈りましょう」 #GC龍退治
2015-04-02 02:42:59終わったようだ。 屍者も魔境も消え失せた。 「―――――ああ、疲れたァ」 骨折りではあったが、きっと損ではないし。 きっと。燈火一つくらいは明るくなっただろう。 #GC龍退治
2015-04-02 02:49:59