【イスイス団速報】#ネズミでも分かるサジェスト汚染 検索汚染まとめ　#ISIS　#ISIL　#IS　#Deash　#daash　#Daaesh　t.co/DgJdts7WsA

スパイネズミ @spynezumi

#ネズミでも分かるサジェスト汚染 「ハイフンスラッシュコロンアットマークドットシーオードットジェーピー」 みたいにCMでアドレスを口ずさんだ時代があったね。 すぐにそれは廃れた。 優秀な検索エンジンが、直接アドレスを記憶するより、利便性で勝ってしまったからなんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 いまや検索エンジンは、電話線、ルーター、サーバー等の物理インフラに次ぐ、 ネット上に存在する電脳インフラだと言われている。 Googleが世界最大の企業になってしまったのは、 全世界の人を顧客にしたインフラ最大手と思われているからなんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 検索エンジンにかけて、多数の情報が表示されると、 一つ一つの情報に根拠が無くとも信用してしまうし、 逆に検索エンジンにかからない情報ならば、信用しない人もでてきた。 検索エンジンはマスコミに次ぐ、『第五の権力』とまで呼ばれるようになったんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 検索エンジンは、全ての人々の検索絞り込み活動をフィードバック、ビッグデータとして運用に生かしている。 日本語ワープロがかつて編み出した、学習型の変換候補機能に近いシステムで、 目的の情報に近いと予測されるデータを優先して表示するんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 学習型コンピュータの先駆けとして、日本語ワープロがいかに凄い発想の塊だったか、 日本語ワープロの応用で、日本は世界的インフラ整備の先駆けになれる可能性もあったのに… 残念ながら、日本の検索エンジン市場は外資の独擅場になってしまった。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 日本人が、なぜ、検索エンジンで後塵を拝してしまったのか。 それは検索候補の予想に使うデータを、 辞書のように完璧に作り上げようとしてしまったからなんだ。 百科事典のような膨大なデータベースを構築し、 検索ワードに完璧に答えようとしてしまった。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 どんな検索ワードも、専門家に聞いた時と同じくらいの 完璧なサジェストを返そうとした。 これが、なぜ駄目だったかというと、 構築の手間とかもあるんだけれど… 一番大きいのは 『「エロ画像」という検索要求にどうこたえるか？』 という問題なんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 例えば「エロ画像」という検索に対して、 日本語の専門家、金田一先生はどのように答えるだろうか？ どんな情報を提示(サジェスト)なさるだろうか？ おそらく、彼がどのように上手く解説しても、 「エロ画像」検索欲求を満たす回答は得られない。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 つまり、世界中の研究機関から、大量の専門家を集めてきても、 人々が求めて得たとき、多くが満足できる情報が得られるとは限らないんだ。 人々が求めてきた時、正解か不正解かは別として、 満足できる回答をするのが検索エンジンの役割だったんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 検索という質問に対し、 「どんな解答をすれば、正確な情報を伝えられるか？」 という話は二の次なんだ。 「どんな解答をすれば、質問者は満足なのか？」 が検索エンジンの最優先課題だったんだ。 これはネットの未来に暗い影を落とすことになる…

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 ことの是非はさておき、 みんなが満足な回答を返すためには、どんな解答をしていけばいいのか？ エンジン開発者たちはしのぎを削って、情報の提示方法を考えた。 結局「みんなが求めるものは、みんなに訊こう」という ユーザー多数決方式が採用されたんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 一番多くの人が、「エロ画像」という検索ワードから辿り着いているページは、 「「エロ画像」で検索する人を最も満足させるページである」 その蓋然性が高いという結論なんだ。 多数の紳士が追いかけるケツが一番エロいという 当たり前の結論だね。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 だから、今では、検索エンジン運営者のほとんどが、 ユーザーの検索エンジンからのページ履歴を閲覧できる仕組みなんだ。 で、検索エンジンから飛んだ数の多いページほど優先的に提示される。 この提示を「サジェスト」というんだ。 話が長くてごめんね。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 じゃあ「サジェスト汚染」てなんだろう。 『Enterprise』で画像を検索してみよう。 エンタープライズは、米海軍の空母の名前なんだ。 ミッドウェー海戦にも先代が参戦していたよね。 …あれ？ pic.twitter.com/Jgo3orrki7

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 みなさんにも、お分かりだろうか(←怖い話風) 史上何度も国家の危機をエンタープライズに救われた 米国民の公用語である英語で「Enterprise」と検索しても… ↓結果はこの通りなのだ↓ pic.twitter.com/IQeXOzJ2xN

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 少なくとも1920x1080の画面内に 空母『エンタープライズ』は影も形も見えない。 表示されているものは、空母『エンタープライズ』を元に名付けられた スタートレックに登場する航宙艦エンタープライズばかりなんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 この現象を見て分かることは、 「Enterprise」 で検索を掛けている人々のほとんどが、 スタートレックのエンタープライズに興味をもった。 空母を検索するつもりでもスタートレックが出て来たら、 そちらのページに飛んでしまったという事なんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 これが世界で最も美しいサジェスト汚染「Enterprise」だね。 スタートレックは、冷戦の続く時代に作られたドラマだけれど、 ソ連人が仲間として出てくるような平和への祈りのこもった作品なんだ。 pic.twitter.com/vUfBYUre2n

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 サジェスト汚染が悪い方向に出ることもある。 例えば、イラク戦争前 「Weapons of mass destruction」(大量破壊兵器) で検索すると「イラクは核兵器をアメリカに向けている！」という警告のページが大量に提示されていたんだ。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 日本人はそうでもなかったけれど、 98年の映画『アルマゲドン』で、隕石が落ちてきているのに 「サッダーム・フセイン！？」 と疑う市民の姿が描かれています。 フセインが攻撃してきそうだという陰謀論が、 当時のネット検索者の興味を引いていたのです。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 米ネチズンは「大量破壊兵器」の風刺画を描いて貼り、 サジェストを塗り替えました。 しかしサジェスト汚染の被害は深刻で 今なお「イラクは米国を核攻撃するつもりだった」と 信じる米国人は少なくないのです pic.twitter.com/S5nNnv1APN

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 サジェスト汚染の毒は、もちろん日本でも 少なからず害悪を生じさせています。 例えば、東日本大震災 この時『地震』検索ワードで地震兵器や地震雲などの デマがサジェスト上位に沸きました 非科学的なものがネットユーザーの興味を引いてしまったのです

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 もちろん地震兵器など全く信じていない人がほとんどでしょう。 しかし「地震」で検索して、そういう記事が出てくると 「なんだこの下らない記事は？」 とページを開いてしまうと、サジェスト汚染に手を貸してしまいます。 で、また上位に表示される事に…

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 検索上位に表示されているだけで、 信じてしまう、怖くなってしまう人というのは確実にいます。 検索上位にあるものは、よく閲覧されているだけで、 それが真実であるとは限りません。 ネット上で高まる陰謀論は、サジェストに起因するものが多いのです。

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#ネズミでも分かるサジェスト汚染 さらに、ウソであっても上位にサジェストされやすい記事を 敢えて書いてアフィリエイトで稼ぐ人もいるよね。 この場合は、記事を書く側ですら信用度は関係ない。 情報が本当かどうかに興味は無く、トレンドを追っているだけ。 これがネット世論の実態なんだ。