モダンユーロってどんなゲーム?
@horiken0 2005年前後にドイツゲームというよりユーロゲームだね、っていう単語統一の動きが国内外でありましたが、そこからさらに変わったかもしれません、という意味でのモダンユーロ、です。朝から失礼しました〜
2015-04-15 08:14:46@symyis どうもありがとうございます。カルカソンヌの名前が上がって「ん?」と思ったのがまさにその辺りでして、モダンユーロへのクッションとしてユーロゲーム、ピュアユーロという括りがあった方がぼくとしても飲み込みやすいです。プエルトリコも同様で。
2015-04-15 12:22:30@symyis そうなると2点ほどお聞きしたいのですが、「ピュアユーロとはなんじゃいな」というのが1点。ぼくの中では「テキスト能力のない・少ない」「Win-Winのインタラクションを主体とした」ゲームという印象があるのですが、もうちょっと詳しく知りたいなと。
2015-04-15 12:33:39@horiken0 ピュアユーロとは?は難しい定義ですが、仰るテキストレス&WinWinのほかに、コンポーネントが木と紙、手番がシンプル、この4つですかねえ。対立項はアメリトラッシュですが、なかなか掴みにくいですね…
2015-04-15 13:19:51@symyis ピュアユーロの特徴としての「手番がシンプル」は確かに頷ける一側面ですね。アメリトラッシュとの比較として仰られていますが、モダンユーロが手番の選択肢を増大・複雑化させたのとも対照的です。選択肢にしても1金か2金か3金か、といった量的な選択が多いように思います。
2015-04-15 20:20:12@symyis もう一つは「ソロ容認の走りになったゲームはどのへんじゃろな」ということで。ぼくはケイラスが他律的なインタラクションを持つモダンユーロというか、有袋類的な進化の途上にあったゲームだと感じていますが、モダンユーロの潮流を形作ったゲームとなるとどの辺りになるでしょうか?
2015-04-15 12:41:53@horiken0 ピュアユーロに比べるとこっちはもっと喋れます。仰るワーカープレイス文化はまさにこの流れだとわたしも思いまして、ケイラスはまだソロプレイ志向ではなかったと思います。むかしフェドゥッテイが明確にワーカープレイスメントを分けていました。ケイラスのように配置フェイズと
2015-04-15 13:22:28@horiken0 解決フェイズがわかれているもの、ケイラスや大聖堂ですね。これらはまだインタラクションを重視し、なんというかシステマチックです。配置の排他性と、解決順の面白み。一方で配置と解決が同時に起こるワーカープレイスメントがあります、ありますというかこちらの方が今では大勢
2015-04-15 13:25:13@horiken0 を占めますが…。もちろん代表はアグリコラで、ボクはやはりアグリコラがモダンユーロのキッカケではないかと思ってます。配置の排他性はあれど、他プレイヤーのインタラクションを読むというよりは自分のやりたいことを選択する方を重視するむきがあります。
2015-04-15 13:27:26@symyis 配置と解決の違いは、線状のマネジメントが必要なケイラスと点状のマネジメントで成り立つアグリコラとも言えますね。線を断ち切れられると痛手を被るケイラスに比べて、アグリコラはまだリカバリーが容易です。
2015-04-15 20:21:25@symyis もちろん、上級者同士の対戦になるとアグリコラも線引きの勝負になりますが、インタラクションを極力低減することで競技性を高めたのではないかと。 ケイラス型のワーカープレイスメントが継承されなかったのはモダンユーロの競技性への指向が一因としてあるように感じます。
2015-04-15 20:22:33@horiken0 インタラクション以外でも、アグリコラはシステムを、システムの面白みをあまり気にしていないというか、カード効果に重点を置いている気がするのもモダンな様子。またテストにかなりの人が関わっています、こういうバズでつくりあげようみたいな雰囲気もモダンかなあと。
2015-04-15 13:30:04@symyis アグリコラはファミリールールが顕著ですが、カードの肉付けは大きいですよね。後年の諸作がアブストラクト色を強めたところを見ると、あれはローゼンベルグの照れと言いますか、時代の狭間に生まれた鬼子だったのではないかとも…… いや、これは言い過ぎかもしれませんが。
2015-04-15 20:24:17@symyis テストに関しては、ソロプレイ化に伴って、古典ゲームではプレイヤー同士で賄っていたバランス機能をデザイナーが自ら調整しなければならなくなったのが大きいんでしょうかね。
2015-04-15 20:38:45@symyis そうした工数の増大を賄える集団開発体制がモダンユーロの成立条件として必要だったのでは…… と仮定すると、90年台の専業デザイナー、00年代の個人デザイナー、その後の集団制作、という変遷の史観を勝手に思い描いてしまいますねw
2015-04-15 20:40:01@horiken0 その史観は完全にアグリーーメンツ!です。まさに今でいいますと、キックスターターでバックしたプレイヤーにPnPからのバグ出し/バランス調整なんかやってますし、やはりデザイナーの顔がどんどん見えなくなってるんじゃないかと。
2015-04-15 20:45:02@symyis 面白いですねw ボドゲは個人制作の色合いの強い場だと思っていたのですが、プロダクトの巨大化が進むと工芸品から工業製品に変移せざるを得ない…… それは必然なんでしょうが、ボドゲの製作現場が通信技術の恩恵で塗り替わっているのは未来感があります。クラクラしますね。
2015-04-15 21:05:25