- kanata0954
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1)Pal's Sharer「トーマの頃を過ぎても」16日公演を観劇してきました。再演ということなので、普段よりもネタバレに配慮せずに感想を連ツイしていこうかな、と。終わったらTogetterでまとめます。(続
2015-04-17 00:10:482)まず最初に、そして声を大にして言いたい、観劇した人はRTして欲しいことがひとつ。「何故に物販にブロマイドが無いんだ!」セーラー服セット、ドレスアップセット、喪服セットの計3種を売り出さない理由がわからない…(や、単にコストの問題だろうね)。でも、皆、欲しいでしょ?(続
2015-04-17 00:14:084)お話は、 女子高という特殊な空間で育まれた絆の強さをすれ違いと赦しの20年を経て再確認する、というもの。(続
2015-04-17 00:27:295)作中で起きるすれ違いのすべてが女子高特有のものでは決してないのだけれど、軸となるキャラクタ(可南枝)のことを考えると「女子高」という言葉は外すことは出来ない。(続
2015-04-17 00:29:286)この部分において、 ・少女漫画 ・少女漫画史 ・百合 の3点に一定の理解があると、物語の咀嚼がよりスムーズだと思う(幸いにも自分はすべてを満たしていた) (続
2015-04-17 00:31:587)お話は起承転結が綺麗でした。起:女子高時代、ボランティア部の活動 承:ボランティア部の部長だった清瀬の結婚式 転:聡子の死(「結」に収束させるために小分けにされ時系列に沿わず挿入されていた) 結:墓参り (続
2015-04-17 00:39:258)「承」以降のキャラクタの心情・行動が、振り返ってみれば見事に「起」の時点で予期出来るようになっていて、唸らされました。 (続
2015-04-17 00:42:119)40万の話から同棲の解消を申し出るまでのルーの強さや、どこまでも優しい優希、とにかく責任感が強い清瀬、そんな清瀬を放っておけないでいるロミ……。そういうのが全部、「起」の段階で見えていた。(続
2015-04-17 00:50:0610)それから、「起」から「承」への生着替えには驚いた。セーラー服の女子高生が殆ど無意識に関係性を築いていたところから、楽しく踊りながら(それは学生生活の楽しさでもある)制服を脱ぎ、ドレス姿へ。それはまさに少女から女性への成長、脱皮である。(続
2015-04-17 00:54:5611)更にはウェディングドレスの清瀬が(式場であり大人の)階段を登って見せ、鮮やかに「起」から「承」への場面転換。これは素晴らしかったなぁ。(続
2015-04-17 00:59:0812)ところで、この生着替えですけど、異性愛者の30代男性から言わせますと、エロいっス(笑) (すいませんスイマセン)(続
2015-04-17 01:00:3613)「承」以降で表面化するすれ違いについては、可南枝以外のことは、まぁ、よくあるだろうからさておくとして、このお話のひとつの鍵は先生だよなぁ、と思う。(続
2015-04-17 01:05:1414)卒業してから何年も当時の生徒と付き合いがあること自体がまず凄いし、それぞれについて踏み込みすぎない距離のとり方も絶妙だ。立場的にたぶん聡子の家庭環境だって知っていたでしょう。可南枝じゃないけど、23歳くらいでアレはスーパーでしょ…。(続
2015-04-17 01:08:4615)高校を卒業した生徒たちも、それぞれの成長過程で「距離」について気付くわけなんだけど(一例は「ひろみさん」と呼ばせる問題ね)、そこで壊れずに踏みとどまれていたのは、高校時代に育んだものに加えて、先生の存在も大きいのかな、と。(続
2015-04-17 01:22:0616)壊れないでいたことは、最終的に聡子の死で集約していく段階で、集約できる距離を保てていたこととイコールだしね。(続
2015-04-17 01:24:0517)最後、可南枝が救われた印象が強い終わり方で、お話としてはそこが見えていれば(これが見えないお客さんはいないだろうけど…)問題ないんだけど、実は聡子も救われていたのだと思う。(続
2015-04-17 01:26:1918)可南枝という存在を得たことが聡子の救いになっていたのは勿論なんだけど、付随して、信頼できる友としてボランティア部の仲間も、聡子は得ていた。(続
2015-04-17 01:30:0519)いよいよとなれば自ら渡していたであろう可南枝へのメッセージを、偶然に一緒になったとはいえ優希に託していたこと。聡子の話を聞いた優希が聡子にかけた言葉。これがその証左。(続
2015-04-17 01:32:1620)可南枝を軸に話が進んで、あの終わり方で…となれば、「可南枝が聡子を想う話」としてしまうのが通りがいいとは思うんだけど、自分がそうしたくないのはこういう部分に因る。(続
2015-04-17 01:36:0721)「あの9人の間には、今回の舞台では描かれなかったけれどもあの9人の間だけで完結する話が、まだまだたくさんあるんだろうな」「いろいろあっても最後は今回の舞台のようにいい距離に収まるんだろうな」と思わせてくれる9人のお話。(続
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