ドボク鎮守府　コール オブ　現場朝礼　-Risk prediction-

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

「ううっ　ｱｱｱｯ！！」 ボンヤリとしていた…。酷く金属HIROが起きている…気がする…。 なんだ、ここは…？ 手がシャックル（U字形の連結金具）で椅子に縛られている…？ 「起きてください…」 なんだ、この声は？ 「起きてください…司令官」 #ドボク鎮守府

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「起きてください、司令官さん！」 こいつ直接、構内に…！？ 「ここは構内ではありません、…って姉さんが」 どこかで聞いたような声だ…。 #ドボク鎮守府

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構内で縛りプレイとか不安全行動だ！労働局の年末建設一斉監督で報告されちゃうぞ！ 安全衛生法違反でﾀｲ-ﾎだぞ！ 舞風ポリスにオバさんのワッパを掛けられちゃう！そう言うのもあるのか！ 「あの…司令官さん?　私の質問のみに答えてください」 #ドボク鎮守府

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「貴方は誰なのだ？」 体が動かない…。しかも私の足“台船”が無い！腰から上だけだ。 ＜＜インピーダンスさん、流してください＞＞ インピーダンス！？ ウチの発電船の船娘の名だと頭で理解した時に、その衝撃が来た。 人生…じゃなくて船生最大の衝撃が。 #ドボク鎮守府

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「ウガァアアアアア！！？？」 連結ピンに繋げられたワニ口クリップから、出力3万kWの特高電圧が私の股間に流れ込む！ これは痛いぞ！だが悪くない。 初春型駆逐艦の誰かの言葉が脳内を横切る。 でも股間に特別高圧送電って可笑しいよ！フレミングさん！ #ドボク鎮守府

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＜＜Wow！はぐ…じゃなくて尋問艦さん、私の発電機で上司を尋問とかZOKUZOKUしちゃいマス！＞＞ 「おまえ、発電船のインピーダンスだろ！そこで何をしている？」 『不規則発言は禁止されてます！御免なさい！』 再び、股間に3万kWの衝撃が来る。 #ドボク鎮守府

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琉球電力で働いていた発電船インピーダンスはドボクの船娘だ。 なぜ彼女がここに？なぜ私に、ごうも…じゃなくて股間に特別高圧ケーブルを繋げているのだ？ 疑問を口に挟もうなら尋問艦の指示により高圧送電の電撃を食らう。 これは我々の業界でも拷問です。 #ドボク鎮守府

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琉球電力公社　発電船インダクタンス号とインピーダンス号（1970年） 画像は下リンクより 琉球電力公社 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89… #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/nG55kFSEpd

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『いいですか？司令官さん、もう一度言いますね。貴方の名前は？』 尋問艦と呼ばれるその声は、くぐもって聞こえづらいが喋り方に聞き覚えがある…。 「クソッタレ！いや失礼、船だからビルジッ垂れ！お前の名前こそなんだ？」 再び股間に電撃。 『下品な司令官さんは嫌いです！』 #ドボク鎮守府

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『…大丈夫ですか、司令官さん？、行けます？』 「お前の名前は…」 『そんなのは些細な事です、御免なさいっ！司令官さんは何者なのかが問題なんです！』 AHAAAAAAA！！！ 再び高圧送電。 #ドボク鎮守府

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股間に発電船から送られる電撃に意識が朦朧とする中、尋問艦の質問は続く。 『司令官さん…、船娘名【三光起】、起重機名は【呉総ET1】…。船なのかクレーンなのかよく判りませんね…。ええと、お産まれはイギリスのコーワンズ社。』 #ドボク鎮守府

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『司令官さんは、1946年に船魂保存院と呼ばれる作業船団において陛下より密命を受け、船魂引揚工事に従事していました。間違い…ないですか？』 遠い記憶が甦る…。 そう、アタシは…オレは…クレーン使い…。 伊勢も榛名も大淀も…引き揚げて解体した。 昭和21年…。 #ドボク鎮守府

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BIBIBIBIBI！ アッ―――！！！ 私の視線の右奥にいる金網の中にいる発電船娘から、特高圧ケーブルが連結ピンに繋がれ 電撃が来る。彼女は尋問艦の指示が来ると、サンタアーギを食いながら艤装のカムスイッチを入れる。その度に私の股間が超臨界圧になるのだ。 #ドボク鎮守府

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『司令官さん、この悪しき世界は２周年ですね！本当に…有難うございます！羽ぐｒも…あっ、御免なさい！尋問艦も嬉しいです！』 ＜＜尋問艦サァン！Meta発言はやわやわでお願いしまース！＞＞ 『ごめんなさいっ！』 発電船と謎の艦娘の掛け合いに頭がクラクラしてきた。 #ドボク鎮守府

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『あの…司令官さん?どうなんです？』 BIBIRIRIIRIRIRI！！ GYAAAAAAAA！！ 「ああ、そうだ…」 視界の上、すりガラスらしき窓の向こうに人影が見える。彼女が尋問艦らしい… #ドボク鎮守府

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『司令官さんは、この手紙をご存知ですか？』 土に塗れた何十年前の古い紙の束を妖精が三人がかりで私の前にワッセワッセと運んできた。 「これは…？」 #ドボク鎮守府

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『この手紙は我々に…艦娘と人類に向けて書かれた手紙です』 「どういう事だ――――」 彼女がそう言うと、目の前の光景が急に動き出した。 #ドボク鎮守府

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私の前に置かれた何台ものパタパタ時計や、私鉄ターミナル駅で時たま見かける反転フラップ式案内表示機がバシャバシャと音を立てながら、奇妙な数字の羅列を表示し始めた。 「2-4-11」 「102-200-0-60-130」… #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/YkwxfjKunZ

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「2-4-11」「102-200-0-60-130」 何処かで見た数字だ…。シャシャシャと音を立てながらフラップが数字を示す。 「 ロッテ 10 - 1 阪神」「【臨時】　甲子園」 なんでや！阪神電車関係あらへんやろ！ #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/pGWMQElSsp

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尋問艦が再び尋ねる。 「司令官さん、放送基地はどこなんです？教えてください！」 「これは一体何なんだ？私に何を望む？」 「数字ですよ。これの意味するものが判らないのです。」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/QRYsz5WvsI

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「司令官さん…、いえ参考人こと（さんこう)さん。この数字が送られている場所を教えてください」 「数字なんざ知らんよ！アタシは算術大っきらいなんだ！いつもカンと経験で吊り続けてきたからな」 その間にもフラップ板は数字を刻み続ける。 #ドボク鎮守府

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「重巡タカオについては？覚えておられますか？」 ブラウン管モニターがブゥンと起動し、映し出された『TAKAO』 「司令官さんが正直に仰っていただければ身の安全は保証します」 なんか違うTAKAOの気がするが…。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/G0gHmCX2ka

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＜＜ここで景気づけに送電ンン！！＞＞ BIRIIIIII！ AHAAAAAAAAAAA！！ 再び股間に特高圧の電撃。 くそう、発電船娘めぇ…。せっかくイイ碍子を手に入れたのに。プレゼントしてやらねぇ！ #ドボク鎮守府

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ハァハァ…　息が上がる…。 『初めに話をスイッチバックしましょう。2014年12月XX日、司令官さんは埼玉コバトン空港 にいた…。」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/sydpDd3SIs

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「正式名の桶川飛行場と言いたまえ！なにがコバ○ンだ」 『コ○トンって可愛い…ですよね？』 BIRIRI！ アアアアッ！ 発電船インピーダンスがコバトン人形を両手で抱えて、鬼怒の構えをポーズさせている。 尋問艦を怒らすなというメッセージだ。 #ドボク鎮守府