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◆◆◆◆電大スレイヤー◆◆◆◆ (これまでのあらすじ)留年により内定を殺されたハセガワケンジは謎の8年生ソウルに憑依され電大スレイヤーとなった。彼の目的は単位を出さなかった教授たちへの復讐と怠慢の事務部を一人残らず抹殺することだ。
2015-04-28 00:38:244年間で124単位取れなかった大学生は留年という形でケジメされる。これは大学クランにおいてはチャメシ・インシデントである。この男、ハセガワケンジも例外ではない。彼は120単位というわずかに4単位足りずして大学=サンにケジメされてしまったのだ。
2015-04-28 00:48:09留年生は所属しているドウキクランの大半がいなくなってしまうため事実上ムラハチされる。留年生は行き先がなければボッチクランの仲間入りを果たすのだ。ボッチクランの生存率はとても低く地雷教授=サンを踏んでも誰も助けてくれずそのまま息絶えるのだ
2015-04-28 00:51:43センセイなんとかなりませんか?ナリマセン。ごく当たり前のことであるが成績開示が行われてからの単位取得はネギトロをオーガニックマグロに戻すくらい実際難しい。泣いてもドゲザしてもどうにもならないのだ。
2015-04-28 00:56:05このようにハセガワケンジはいくつか策を講じたが4単位は帰ってこなかった。そして恐ろしいことに所属していたサークル=クランからも追い出されオンシャ=サンからも出されていた内定も取り消されてしまった。オンシャ=サンとは大学生がサラリマンになるために訪れる試練である。
2015-04-28 00:59:56電機大学においてオンシャ=サンの試練を乗り越え内定をもらったものは8割がSEと呼ばれるサラリマンへと変化を遂げる。SEとはタイピング肉体労働で超過勤務を強いられるITの大工=サンである。SEの自殺率は問題になるくらい実際高い
2015-04-28 01:09:40ハセガワ=サン。もう一年頑張りましょう。事務クランのブッチーが半笑いを浮かべ肩を叩いた。電大において事務クランは敵視されるくらい実際無能。だが事務クランの力は自治会サン以上であるため多くの学生はイライラを押さえてアッハイというしかないのだ。
2015-04-28 01:14:24こうしてハセガワケンジは事実上ムラハチされ途方に暮れていた。彼の癒しは神姫ドロイドと呼ばれるオニンギョ=サンである。オニンギョ=サンとはオタクめいた人々からウェイウェイと呼ばれる人語を話すシコザルまでが癒しを求めて愛用する玩具である。
2015-04-28 01:17:47そんな彼がキオロシ・シティ行きのバスへ乗るために走った際にすっころんでしまったところからこの物語は始まるのだ。キオロシ・シティへ向かうバスの運転手はトロッピーと呼ばれる南国めいた風貌の気性の荒い男たちによって運営されており実際事故が多い
2015-04-28 01:21:02アッ、運転手=サン。待ってください。閉まりかけたドアにハセガワは大声で叫ぶがトロッピーは無慈悲にドアを閉めバスを動かす。ブルンブルン、バスとは思えないような音が響き渡りキオロシ・シティを目指して弾丸めいた走行を始め彼をおいて発進したのだ。
2015-04-28 01:25:24