- eighter_rieko83
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禁止 3 1 真夜中、大好きな匂いと気配で目が覚めた。 「あ、ごめん…起こしてもぉた?」 彼がちょうどベッドに入ってくるところだった。 『章大…おかえり…♡』 「ただいまぁ♡」 隣に横たわり私を抱きしめてくれる優しい腕。 『しょぉたぁ~?』 「ん~?なぁ~ん?」
2015-05-06 00:41:072 彼の胸から少し離れて顔を見る。 『章大のおかげで風邪良くなったよ♪』 「あは、良かったぁ♪ほんなら…チュッ♡」 『ふふ…///』 「今日寒いしさっ、もっと暖まりたい思ててん♡」 『えっ?寒い?』 「寒ない?」 『むしろ…暑いくらいじゃない?』 「えぇっ?!」
2015-05-06 00:41:223 『ちょ…まさか風邪…、』 彼のオデコにオデコを合わせて、手で首にも触れた。 『ちょっと…熱い気がする…。』 「えぇ?嘘やん!身体なんともないもん!」 『…ホントぉ?私…うつしたんじゃ…、』 「絶対うつらんて言うたやん!ひいてへんて!!」 『…うーん…、』
2015-05-06 00:41:364 「ホンマやってぇ…もぉ、今日もあかんとか言われたら、俺死んでまうて~。」 『も~そんな大袈裟なぁ…、』 「やってそぉやねんもん…〇〇はぁ?…シたないん…?」 返事を聞かずに優しく唇が塞がれる。 何度も何度も…短くて優しいキスが…彼の思惑通りの気持ちにさせる。
2015-05-06 00:41:545 「…どぉなん?」 『…ずるい…。』 「ちゃんと言うてぇや?シたいん?シたないん?」 『…シたい…///』 「ふ…最初から言うてぇや?俺だけなんか思たやん…。」 妖しく笑った彼の手が背中から頭の後ろに移って、押さえられてさっきとは違う荒々しいキス。 『ん…んっ、』
2015-05-06 00:42:126 苦しいのに、身体は“もっと”って、求める。 キスしたままで器用に脱がされて、あっという間に下着だけに。 その上から身体中を撫でる手。 すぐに直接触れて欲しくなって、私も彼の肌に触れた。 腹筋をなぞると、背中をベッドに押し付けられて、さらに深くなるキス。
2015-05-06 00:42:277 もっと苦しくなって声が漏れると、その隙間に舌が入り込んでくる。 応えようと舌を伸ばしたら…、「痛っ!」って声。 『え…?』 驚いて目を開くと、目の前の彼もなんだか驚いてるような顔。 『…どうしたの…?』 「…俺…もしかして…、」 『あっ!まさか…、』
2015-05-06 00:42:428 彼がそっと唇をめくると…『口内炎!』…があった。 「えぇぇ…やっぱりあるぅ?」 『ある!!』 「はぁぁぁぁ、」 『痛い?よね、大丈夫?』 「…痛い…けど、大丈夫やで…?」 また男の顔に戻った彼が再び唇を重ねる。 『…ん…、』 「もぉ…止められへんて…、」 『ん…、』
2015-05-06 00:43:079 「おまえもやろ…?」 『んっ…、』 「…なぁ?」 『う…ん…、』 下着まで脱がされて、彼も同じ姿に。 首筋を通って、両手で揉まれていた胸に唇が這う。 先端を口に含んで舌でも刺激される。 また思わず声が出てしまい、彼に視線を送ると、そのままの刺激を続けながら、視線が絡まる。
2015-05-06 00:43:2410 その刺激にも視線にも、身体の奥がキュッとなって、彼の指がそこに触れた時はもう、恥ずかしいくらいの状況に。 思わずキュッと目を瞑ると、低い声で彼が言う。 「俺の方見とれって。」 見ると、彼の唇は胸を離れてどんどん下にさがってく。
2015-05-06 00:44:1411 そのまま見てると、彼は少しニヤッと笑って、押し開いた脚の間に吸い付いて、また器用に刺激を送る。 あまりの快感に逃げようとするけど、彼の腕がそれを許さない。 「逃げんなって…気持ちえぇくせに…。」 少し乱暴な言葉にさえ興奮を覚える。 久しぶりだからかな…?
2015-05-06 00:44:2412 すぐに限界がきて、彼の名前を呼んだ。 『章大ぁ…、』 「なに?」 『…あっ…もぉ、ヤメ…、』 「なんで?気持ちえぇんやろ?」 『やっ…そ…ぅだけど…、』 「じゃ…えぇやんか。」 『ちが…っ、もぉ…、』 「ん?」 『欲し…ぃ…。』 「何がぁ?」 わかってるくせに…。
2015-05-06 00:44:4213 『…ん…あ…っ、』 「ほら、ちゃんと言わなわからんで?」 ニヤニヤしながら私を見る章大。 でも、どうしても恥ずかしくて…。 泣きそうになる私を見兼ねてか、彼が顔をあげた。 ゆっくりと顔が近付いて来て、チュッと唇が触れる。 「言われへんの?」 『…ん…、』
2015-05-06 00:44:5714 「じゃ、どうするん…?」 そう言ってぬるぬると指を動かす彼。 ビクッと反応してから、おずおずと腕を伸ばしてそれに触れた。 熱くなる顔を感じながら、彼の目を見つめる。 「…コレ…?コレが欲しいん?」 『…う、ん…。』 「もぉ…しゃあないなぁ…。」
2015-05-06 00:45:1215 またニヤッとして、ゆっくりと少しだけ…。 浅く繋がって動かない彼がもどかしくて、彼に背中に回した手に力を込めた。 ねだるように見上げる。 「ふはっ!もぉ~エロいわぁ…♡」 そしていきなり激しく揺らされた………。
2015-05-06 00:45:2716 ――――朝、彼のくしゃみで目が覚める。 彼の腕の中でオデコや首に触れてみると、なんだかやっぱり熱い…。 裸のまま眠ってる彼に隙間がないように布団を引っ張ると、彼がゆっくり目を開けた。 「…おはよぉ…♡」 『おはよ。寒くない?』 『んーだいじょぉぶぅ♡おまえあったかい♡』
2015-05-06 00:45:3517 『…んーもぉ…章大、やっぱり熱あるよ…風邪ひいてる…。』 「えぇ?…そぉかなぁ…?」 『私…この前うつしちゃったんだね…。』 「ちゃうよぉ。」 『そうだって。』 「そうやとしても…えぇよ、〇〇からもらうんやったら♡」 『もぉ…、』 「それに俺元気やし!」
2015-05-06 00:45:5018 『ホントにぃ?』 「ほんまほんま♡…試してみるぅ?」 私の身体をゆっくりと撫でる手。 『た め さ な いっ!』 近付いてくる顔を制する。 「んー…ほんなら、おはよーのチュウ…♡…うつすからあかん…?」 『もー…。じゃあ…、』 きのうの意地悪のお返しに…。
2015-05-06 00:46:0719 「ぃたぁ…っ!」 ふわふわの笑顔だったのに、眉間に皺を寄せた。 「口内炎…今わざと当てたやろぉ…。」 『んふふー…違うよぉ。』 「わかったてぇ…もぉ…うつさへんからぁ…。」 『ふふ…違うってば…風邪は私に返して………♡』
2015-05-06 00:46:38