壊れた童謡長谷部くん(完結済み)

かたなのスズトの省エネモード @10dance_suzuto

@10dance_suzuto 「……長谷部くんは、優しいねえ」「あのね、らけど、ふあ、みつただが、みつただ、が、あっ」「うん」「いっしょに、しあわせなのがね、いちばんしああせ、れ、ひ、あああん、やあ、とぶ、とぶ……っ！！」「あ、は、うん、そうだね」「やー、あたま、しろく、な」

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@10dance_suzuto 「ありがとね、長谷部くん、ありがとう、ね」「あーあー、あー、ひゃあ、あー…………！！」「……っ、ふ、は」「あー……あー……あー…………」「……僕も、そうだった筈、なんだけどなあ」「あー……」

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@10dance_suzuto 「なにが、最初の、間違いだったんだろうねえ……長谷部、くん」　世界は愛と幸福と些細なすれ違いからくるハッピーエンドで出来ている

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童謡成分がなくなってしまって真顔になっている。これじゃ壊れてない。これじゃただの用事太閤だぞ…！？(ひどすぎる一発変換なのでこのまま晒しておきたいと思います)

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壊れるというのはね、幼児退行と違って、自由で、なんというか、先々の展望など無く破滅的でなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……。

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余談：ひぎぃした時、S字結腸に入ってます

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「はー、あはは、あー、すごい、みつただ、これ、すごい」「うん、もういい、もういいから、ごめん、太郎太刀くん、長谷部くん抑えて」「あー、はー、はー」「長谷部……いけません、もう戦闘は終わっています」「あー、たろ。たろの、においー、しゅきーぃ……」「帰ろう、思ったより不味かった」

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@10dance_suzuto 「主には、何て」「戦闘自体は意外に問題無かったけれど、高揚状態が酷すぎるから、暫く実践投入は難しいかな、と」「そうか……やっぱり俺達の部隊じゃなくて正解だったのかもな」「そうだね。打刀じゃ、あの状態の長谷部くんを止めるのは、難しいと思う」

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@10dance_suzuto 「……何も出来ないのは、歯痒いな」「そうだね、君は特に、最初からずっと一緒だったものね」「それでも、望みは捨てたくないと決めたのなら、俺はそれに従うまでだ。決定には、それだけの理由がある」「山姥切くん……ありがとう。僕達を信じてくれて」

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@10dance_suzuto 「ねぇ、長谷部くん」「みつただ、やー！しゅつじんするう！」「……短刀の子達を見習って、さ。ちゃんと部隊長の指示に従えなくちゃ、ダメなんだよ」「したがってるもん！」「じゃあ、どうしてあの時、ずっと敵を切り刻んでたの？」「してないもん！」「長谷部くん」

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@10dance_suzuto 「ずるいー！」「でもね決まりごとは、皆の命を守るためにあるんだから」「ちがう！！」「や、違わな」「みつただだって、おなじのくせに！」「……それ、どういうこと」「みつただなんか、きらい！！」「あっ…………はぁ」

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@10dance_suzuto 「だーれかさんがー、だーれかさんがー……ひっ、ぐす……みーつけたー……う、ふぅ、っ……ちーさいあーきー……う、うう、みつ、ただぁ……」「長谷部くん」「っ……」「こんなとこ居たんだ。……怒ってなんかいないよ、ね、出てきて」「ちーさい、あーきー……」

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@10dance_suzuto 「長谷部くん……」「め、めーかくしー、おーにさんー、て、てーのなるー……ほうへ……ひぅ、う、えぅ……」「ねぇ、長谷部くん」「おまえなんか、おなじくせに」「えっ？」「お、お、おれの、こと、おれ、のこと、てきとおなじめ、で、みるっ、くせに」

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@10dance_suzuto 「……本当に、そんな目、してたの？僕は」「う、ぐ、ひっく、う、うぅ……」「ねえ、長谷部くん、答えて。僕は、どんな目を、して」「う、うああああん、あっ、ふあ、あ」「長谷部くん！！」「ずるい、あいつらばっかり、ずるいよぅ、ずるいよぅ」「ねぇってば！」

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@10dance_suzuto 「おれの、みつただなのにい、ずるいよぉ」「…………人のこと、鬼って、言っておきながら、それか」「ふえええ、うぇ、う、あああああん」「ずっと我慢してきたのに、せめて、戦場に立てるように、尽力してきたのに、それか。それが、君の答えなのか」

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@10dance_suzuto 「うえ、ふえ、えっ、え、ひぐ、う、う、ん？んんー……ッ！？」「……君が、悪いんだよ、長谷部くん。大事にしようって、思って、きたの、に」「ん、やあ、いき、できないの、や、ぁ……ッ！いや、なんで、およふく、ぬがせ」「抵抗、しないで、ねぇ」

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@10dance_suzuto 「いやあ！みつただ、こわいよお、いやああ！」「優しくしたいんだ……ね？いい子にしようか、長谷部くん。……大丈夫、きっと君も気に入るよ」　世界は愛と幸福と最終的にはハッピーエンドで出来ている

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小さい秋(通称、壊れた長谷部くんになってからの初めてご馳走様でした)編終わり。多分、この数日前とかに、こっそり短刀仲間から小さい秋を教えてもらって「目隠し鬼さん手のなる方へ」が目隠しって光忠みたいだな！とか思ってたと思われる。

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ちなみに僕が好きな童謡は朧月夜と赤とんぼです。朧月夜は再構築された長谷部くんに歌って欲しい。

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壊れた童謡長谷部くんはフリー素材ですと言い残してフロリダ

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(というか、ちゃんと書こうって思ってるものは殆ど呟かない方針なので、基本的に何でもフリー素材です)

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あ、忘れてた 小さい秋編余談：致したのは布団部屋です。座布団とかお布団をしまってある旅館にあるようなあれ。

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壊れた童謡長谷部くんの歌のイメージはあれです、今もあるかどうかわかんないんですけど横浜中華街の小さな路地の一本の音程の狂ったハッピーバースデーを何重にも奏でるパンダの歩行玩具の置いてある、狂喜に満ちたあの路地。あの路地がイメージです。

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あ、でもこれだけは呟きたい。一番最初の壊れる前の長谷部くんが蝶々の歌を知って、蝶がまるで刀(自分)のようだと思った根拠に「けれど飛ぶという事を知っていた蝶は、浮遊する自身の軽さに耐えられなかった。」という空の境界の一節を引用したい。是非、引用させていただきたい。