#代償の雨を

kaguya. @ravpoko

この雨音がすべて許してくれる。洗い流されるその感覚は不可思議な"死"に近い。雨はわたしを殺してくれる。だから明日になれば また頑張れる。前を向くことからはじめよう。(傷つけて傷ついた私を殺して) #代償の雨を

駕籠 @xxkagoxx

#代償の雨を 後の、青空まで。 pic.twitter.com/kch3tEQbQV

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雪うさぎ @ntm_log

君の瞳から溢れ堕ちる雫を、掬おうと差し伸べられた僕の掌を、空が、嘲笑って掻き消して征く。 思い出に頼り過ぎた僕等には、何もかもが幻想の願いだと言うように。気付くまでに時間を掛け過ぎた僕等には、何もかもが手遅れなのだと言うように。 僕等の自我は心ごと零れ落ちる。雨が、 #代償の雨を

強風さん＠ＤＷＴ @denwindigentag

雨。その反響が、その熱が、痛みを奪い去ると昔から聞く。 かなしみを籠めて雫は、素肌を伝い、熱を求めて癒しを与う。 その一呼吸に魔が差して 少年をひとり雨の器に還したところで 雨やみまで誰も見つけは、 "うめあいましょう、さびしさの理由なんてすべて" (海は母、雨は) #代償の雨を

せいや @petitchante

湖に絵筆を浸して掃いたような水色に、今夜の月は綺麗でしょうねと向かいの貴方に声を投げる。ぐっと身体を捻って窓に顔を向けた貴方は、星空も綺麗でしょうねと返した。再び合わせた目の奥は泉のように揺らぎもしない。 #代償の雨を ひとすじの滴を【晴天】に望むのは無謀だと笑われるだろうか。

せいや @petitchante

明かりを消した室内、私の存在を隠すように両手で口を塞ぎ続ける。急くように煮詰まった熱が一瞬を境に冷えていく様をどこよりも近く感じていた。どんなに詰られようと過失だなんて認めはしない。たとえ偶然が引き金でも、これは確かにこいなのだから。 この罪が【掻き消される】まで #代償の雨を

椎名ゆん @Papilio_Alice

ひゅう、と風穴の空いたような音が喉から漏れた いやだ、いやだいやだ嫌だ 思考はぐるぐると巡り巡っては大きな鉤爪でぐちゃぐちゃに蹂躙され汚れ掻き消されてゆく 顔が、声が、触れた君の柔らかさがどんどん、わからない暗い寒いねぇ嫌 冷たい筈の雨は何時しか僕を暖かく包んだ #代償の雨を

sodaame【#140字小説】 @sodaame140

彼女は傘をへし折って 折れた傘を二人の糸にする 雨は降り続いているが 音は何も語らない 相合傘は雨の中を 潜るように進んでいく 刹那、車灯、クラクション 跳ねた水飛沫は踊る この雨はいつもさよならと 一緒だとしても 好きだってずっと思ってるから #代償の雨を

諦 @RAIN_CAGE

ゆるやかに穢れ、濁っていく音。耳を塞ぐ、その手は切り落とした。 棺はからっぽで、いっぱいで。 憎しみを絶やさないよう、世界は代償を求め続ける。 幸福の糧になるのだと宣う。 わかった、わかった。もういいよ。 さよならだ。 #代償の雨を pic.twitter.com/cu1j6gLM86

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