第二部　前奏曲

h39 @h39kk

パンジー「これが…本当に……なら、私がすることは、決まっている」

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青「ん～今日もいい天気だな。今日も平和に過ごせそうだ……黒の期限がよければな」 黒「何かいった？」 青「うわっ？！いつからいたんだよ」 黒「ついさっきよ」 青「そ、そうかそうか」 黒「で、何してるわけ？」 青「散歩だよ」 黒「へぇ～じゃあ私も付き合うわ」 青「どうぞ」

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青「…ん？」 黒「どうしたの？」 青「大変だ」 黒「ちょ、ちょっと！！って、人が海に向かって！！」 青「おい！！（腕をつかむ）」 ？「…っ？！」 青「バカな真似はよせ」 ？「え？いや、あの」 青「なにがあったか知らないけど、はやまったらダメだ」 ？「えっと…あの」

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青「ほら、こっちに」 ？「あ、あの…」 黒「平気？」 青「死ぬなんてダメだよ」 ？「いや…えっと…」 青「俺はブルームーン…みんなからは青って呼ばれてる」 黒「私はブラックスターよ。黒って呼ばれるわね」 青「何か辛いことがあったとしても、簡単に死んじゃダメだよ」 ？「あの…」

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深海「深海少女っていいます…えっと、死のうとしたんじゃなくて…その…」 青「それじゃいったいなにを？」 深海「説明しても信じてもらえないだろうし、信じてついてきてくれます？」 黒「……わかったわ」 深海「それじゃ、海に向かって歩いてください」 青「……わかった」

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青「み、水の中なのに息が出来る」 黒「どうなってるの？」 深海「さっきも海の中に行こうとしただけなんです」 青「な、なんだ…そうだったのか」 黒「不思議なこともあるものね～」 青「ごめん…はやとちりしちゃって」 深海「気にしないでください」

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深海「それじゃ、私はこれで」 青「あ、ばいばい」 黒「じゃあね」 青「……」 黒「行くわよ」 青「……」 黒「聞いてるの？」 青「あ、うん…なに？」 黒「……あんた、急にボーっとしてどうしたの？まさかあの子に恋でもした」 青「…そんなんじゃないよ」 黒「ほぉ～」

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サマメモ「マインくんはやく～」 マイン「はいはい」 サマメモ「置いていっちゃうよ～」 マイン「そんなに急がなくたって海は逃げないよ」 サマメモ「むぅ」 マイン「そんな顔しない」 サマメモ「はいは～い」 マイン「まったく…あれ？」 パンキッシュ「お、サマメモちゃんにマインじゃん」

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サマメモ「パンキッシュ君こんにちは～」 パンキッシュ「今日もサマメモちゃんはかわいいね～このあと俺と遊ばない？」 サマメモ「これからマイン君と海いくからダメ～」 パンキッシュ「それは残念」 マイン「お前って本当に女性を口説くのやめないよな」 サマメモ「ナンパってやつでしょ？」

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パンキッシュ「見境ないみたいにいうけど、人の女には手を出さないからな俺は」 マイン「まぁたしかに」 パンキッシュ「ところでマインよ～はやくしないと俺がサマメモちゃんもらっちゃうぜ？」 マイン「…うるさいな」 パンキッシュ「否定しないのか～……じゃあね～サマメモちゃん」

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キツネ「今日も大福がおいしいな～」 トリッカー「君はいつもそればかりだな」 キツネ「長生きしてるけどこれだけはやめられないわ」 トリッカー「俺にはわからないな～」 キツネ「あなたは基本夢を食べるからね～。味とかないの？」 トリッカー「あるよ。食べ物みたいにね」

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キツネ「じゃあ私の夢はどんな味だろうか？」 トリッカー「俺に眠らされたら目覚めないの知ってて言うか」 キツネ「それは私の意思ででしょ？すぐにトリッカーが起こしてくれればいいのよ」 トリッカー「おいしかったらそのままにするよ？」 キツネ「うわひど～い」

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蘇芳「いってきます」 藍鉄「…本当にいくのか」 蘇芳「外の街を見てみたいの」 藍鉄「そうか…何かあったら連絡しろよな…すぐに飛んでいくから」 蘇芳「うん…ありがと」 藍鉄「じゃあ…いってらっしゃい」 蘇芳「いってきます」

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桜花「今日も平和ですね」 扇舞「だな」 胡蝶「平和なのがいいよ」 蒼雪「鍛錬は怠るなよな」 紅椿「相変わらず厳しいわね」 楓香「お茶をいれましｔ……（ｽｯﾃｰﾝ）」 桜花「きゃ！！あつっ！！」 楓香「ご、ごめんなさい！！」 扇舞「着替えてこいよ」 桜花「そうします」

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桜花「ふぅ」 扇舞「着替え終わったか？」 桜花「ちょ…覗かないでくださいよ？！」 扇舞「…別に裸なんて見慣れて……」 桜花「そういう問題ではありません！！」 扇舞「はいはいわかりましたよ」 桜花「まったく…扇舞さんにも困ったものです」