- rusiha_kouma
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狙撃銃の中でもちょっと違う立ち位置のマークスマンライフルのお話をしよう pic.twitter.com/277H9DI1EZ
2015-05-26 09:35:41そもそもマークスマンライフルって? このライフルを扱うのは米軍における「Designated marksman」、選抜射手が扱うもの。彼らは狙撃兵と違って一般歩兵に随伴して脅威を排除するのが仕事だ。交戦距離もおよそ500~600m程度とも言われる。
2015-05-26 09:38:12またソビエトの言う狙撃兵においては西側諸国の狙撃兵とは若干内容が異なっており、SVDに代表されるように「初期のうちからマークスマンを育成していた」と言われている。そんな彼らが使う銃は一体どんなものなのか
2015-05-26 09:39:26代表的なマークスマンライフルを挙げよう。SVDやM21、M14 DMR、G28、SPR Mk12等々...。 これらのうち、Mk12以外は全て7.62mm(又は7.62mmR)を使用する。なんで7.62mmじゃないとだめなの? 一般歩兵と同じ弾じゃダメ?
2015-05-26 09:41:50米軍において5.56mm弾を使用するマークスマン向けのライフルは実を言うと3種類ほど存在する。先述のMk12やSAM-R、SDM-Rだ。 一般小銃の射程というのは例えばM16だとおおよそ500mとされることもあり、マークスマン達の交戦距離にぴったり。
2015-05-26 09:47:51それなら一般歩兵のM16で対応させりゃあいいじゃないか。皆狙撃手だろ? しかしそうは行かない。マークスマンは使用する銃に一般歩兵達より高い倍率のスコープ、例えばACOG等を装備している。全員が装備すれば良いかもしれないが、お金が許してくれない。
2015-05-26 09:50:24何よりマークスマン達は専用の訓練過程に合格したプロの射手なのだ。一般歩兵よりも金の掛かった小銃射手、とも言える。 pic.twitter.com/qAmubZLoh0
2015-05-26 09:51:325.56mmのMk12やSAM-R、SDM-Rは一応他の歩兵と同じ弾なので兵站面ではそれなりに融通が利く。だったら軍の最も重要な兵站をラクにするために7.62mmの銃なんて使わなくていいだろ!
2015-05-26 09:53:08ここで近年M14が倉庫から引っ張りだされてきた理由を思い出そう。 確かに一般歩兵よりもちょっと長い程度の距離でしか交戦しないのがマークスマンだが、しかしそれは一般歩兵と同じ弾では相当にバレルを延長するなりしなければ威力に問題が出てくる。
2015-05-26 09:54:37これはおそらく初期のほうから判明していたのだろう。マークスマンライフル、あるいはそれに近い運用を求められた銃は多くが7.62mmクラスの弾を使用してきた。 マークスマン達は無闇矢鱈に敵を射殺する事よりも、歩兵部隊達の脅威となる目標の優先排除が求められている。確かに威力が必要だ
2015-05-26 09:56:54【メリケン】 M14(DMR、EBR、EMR、クレイジーホース) 画像はクレイジーホース SR-25(M110) SDM-R pic.twitter.com/uXPsrzarZn
2015-05-26 10:00:50【オーストリア】 AUG HBAR-T イギリスのL86のように軽機関銃を狙撃銃代わりにしている。最近は似たような事がちょくちょくあるようで。 pic.twitter.com/f2N2TAj40L
2015-05-26 10:02:20【フランス】 FA-MAS G2にスコープを付けたもの ほぼそのまま。バレル長は24.4 in。 pic.twitter.com/bu7gkNjcKU
2015-05-26 10:04:29【ドイツ】 G3A3ZF-DMR G28 どっちもかっこいいんじゃあ^~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ pic.twitter.com/lvYS3doHep
2015-05-26 10:09:51【ブリカス】 L86 LSW L129A1 L86のほうはオーストリアみたく軽機関銃でありながら狙撃銃としても使用される。 pic.twitter.com/Z8zD7AyINW
2015-05-26 10:11:28まだまだ世界には色々あるやで。 このように殆どのマークスマンライフルは新規開発ではなく既存の銃を改良したものになっている。
2015-05-26 10:13:34