10周年のSPコンテンツ!
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石の周りを提灯で囲む。地域の人たちが輪を作って盆踊りをする。音楽が流れ出すとみんな無言で踊りはじめる。その手つき顔つきが妙に色っぽくて、この人たちはいま、ここにいない人たちと共にいるのだなあと思った。土地が、あちらとこちらを結ぶ時間。 pic.twitter.com/TgZTccClkT
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岩手日報 @iwatenippo
「五本松」の巨石、埋め立て 陸前高田・23日感謝の会 iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnew…
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【あした】五本松ありがとう会。5月23日17-19時、五本松前にて。かさ上げ工事で見えなくなってしまう前に、もう一度みんなで集まりませんか?季節外れの盆踊りとお喋りで五本松を彩りましょう!iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnew… pic.twitter.com/kYfzPQJWq0
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「波のした、土のうえ」から「あたらしい地面」へ。 pic.twitter.com/1odEudf0yS
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あたらしい地面はいつまであたらしいままなのだろう?いつまであたらしくいられるのだろう?あたらしい地面があたらしくなくなったとき、何かを忘れてしまった、失ってしまったと感じるのかもしれない。いや、それすらにも気づけないのかもしれない。
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何日、何カ月、何年、何十年、、あたらしい地面といつかの地面。時間が経ってその境界が見えなくなったとき、そこにあるものは、まさしくここにあったものの続きであるだろうか?
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復興ってなんだろう?という問いに答えるとき、個々の時間と大きな時間の話が出てきた。それはまちまちであるのではないかと。それすらも超えた絶対的な長い時間というものが、どこかにあるのかもしれないなあというような予感が、私にはあったりもする。
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朝からバスをみっつ乗り継いで、やっと陸前高田に着きます。車中ほとんど寝てたんだけど、途中で見た花泉の風景がきれいすぎて強烈で、夢か幻かと思ったなあ。夕日に晒された岩手の風景は本当に芯から輝いていることがある。だから私はここにいたいって、そんな風に思う。
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内陸はあんなに晴れていたのに、陸前高田はやませでまっしろ。肌寒い夕暮れ。 pic.twitter.com/qVtU9tbaLj
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土曜日、地域のシンボルだった大きな石のお別れ会。津波で流された部落の中心にあったその石が、ついに復興工事で土に埋まる。津波の後は地域住民が土地の弔いのためにと、周りに沢山の花を植えていた。花は半年前に全て抜かれ、復興工事を待っていた。 pic.twitter.com/eOjsvQFgHT
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石の周りを提灯で囲む。地域の人たちが輪を作って盆踊りをする。音楽が流れ出すとみんな無言で踊りはじめる。その手つき顔つきが妙に色っぽくて、この人たちはいま、ここにいない人たちと共にいるのだなあと思った。土地が、あちらとこちらを結ぶ時間。 pic.twitter.com/TgZTccClkT
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おばちゃんたちが作ってきてくれたご飯を囲みながら昔の写真を見る。1枚の集合写真を何十分もかけてみんなで見る。ああうちのお父さんだ、あれは私よ、さあこれは誰でしょう、あの人名前なんていうんだっけ、懐かしい懐かしい、涙出る、やだあ私も。 pic.twitter.com/u3YJMDtkte
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風に吹かれながら小さな灯篭に火を点ける。おじさんどうしてもこれをやりたかったんだよ。みんなが協力するけどなかなか点かない。点けるなって言うのかよ、お前らのためにやりたいんだよお。やっと火を点けると、おじちゃんはほっとした顔つきになる。 pic.twitter.com/DV3ZbB7nUP
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会はずっと笑い声であふれていた。部落の長老が出てくれば長い話にみんなで付き合って、名物司会が笑いに変える。おばちゃん達の手料理を子供達が配膳したら、おいしいねえとお喋りが始まる。思い出話に泣きながら、お互いの肩を抱きあってそっと笑う。 pic.twitter.com/8KLTmpoURL
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みんなに役割りがある。おしゃべりも心配性もせっかちものんびりも何も考えないのもうるさいのもお調子者も、みんな分かり合っているから、それぞれの違いをたのしみあえる。長くずっと一緒にいたからね、みんなのことよおくわかってっからす、本当に安心して暮らせるのよね。
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みんなで寄せ書きもした。心の支えでした、ありがとう、ずっとずっと忘れません。 pic.twitter.com/4EcZzZ80lK
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この盆踊りが出来たのは、おばちゃん達がこの場所で花畑をつくっていたからだと思う。その花畑が出来たのは、この土地に深い愛着がある人達が、ここにいた人達への想いを形にしようとしたからだと思う。深い愛着があるのは、ずっとずっとここに暮らした人達の綿々たる営みの軌跡だと思う。
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この場所は土に埋まってしまうけれど、この部落のことを、せめて、本にまとめたいと思っています。会の終わりに若い代表がそう言うと、おばちゃんおじちゃん達が拍手をする。ありがとう、がんばってね、がんばろうね。 pic.twitter.com/VODc9dZhzK
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おじちゃんに昔のアルバムを見せてもらう。お祭り、同級会、登校班、野球チーム、夫婦バレー、商工会、青年会、婦人会、、家族写真ではない、地域の写真がたくさん入っている。ここに写ってる人たちはまず、みいんな仲間なのさ。母ちゃんともここで出会ってなあ。だからこの町が好きなんだよ、俺は。
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生まれた時から地域の繋がりの中にいる。俺は父ちゃんの息子として生まれてさ、◯◯さん家の△△ちゃんて呼ばれてね。今度は俺の息子が△△さん家の□□ちゃんて呼ばれるようになる。みんなが誰かの誰かっていう世界なのさ、楽しくてあったかくて面倒でね。俺なんかはその外で生きたことがないのさ。
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町が流されて、みんなが散り散りになった。なんのためって死んでしまった人のために、町のつづきをつくるんだよ。いなくなった人たちが守りたかった町なのさ、その無念を晴らすために復興するんだよ。俺はその思いだけでやってるんだけんとね、なかなか伝わらない気がしてもどかしいのさ。
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いまの風景見てっと、何か大事なこと間違えてしまったような気がしてね、すんごく不安になるのさ。いまさら気づいても遅いかもしれないって。ならせめて、目の前でやってる工事を信じてみるしかないのかなって、そう思ったりするのさ。 pic.twitter.com/2HVDxwbvz7
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知れば知るほどやんたくなる。いまの工事見てっと不安でね、何も知らない方がマシだって思うこともあるよ。でもさ、俺にはいなくなったやつらの顔が見えるからさ、そうも言ってらんねえのさ。本当は大人だってみんなつらいのさ。でもね、若いやつらの前で弱気な顔は見せらんねえよなあ。

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