【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋

葛葵中将 @katsuragi_rivea

【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 葛葵「彼女達は…艦娘の中で特別に強い精神力を持っているんです 任務のためとあらば数日間誰とも通信をとらず孤独な海の中で待ち続けることもある。 そして、仲間の死に際の顔を最も目にする子たちです」 船内の床に灰が落ちる。

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 先程艦娘達が出撃していったはずのハッチ後部にかかる海面に泡がボコボコと音を立て浮上してくる。 蹠球「…(なんだ？)」 葛葵「…彼女達はやがて…己の精神保持のために"とあること"を身につけた。」 蹠球「とあること？」

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 葛葵「独自のコミュニケーション方法です …罠にかかったのは深海の奴らだということを思い知らせてやろうか、な？」 葛葵は手にしていた煙草を海面に投げる …がそれは海面に届く前に飛沫上げ、海の中から伸びる手がキャッチし海を汚すことはなかった

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 葛葵の煙草をキャッチした主は明らかな不機嫌そうな顔をしていた。 綺麗に焼けた小麦色の肌に…見たところ水着だろうかその上に橙色をした襟のセーラー服を上着だけ着ている。 腰の付近にある艤装は潜水艦のそれだが先から飛行機格納筒が伸びている

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 蹠球「…(潜水空母…？あまり見ない顔だな…)」 滴る海水を特に気にする様子もなく少女はズンズンと葛葵に詰め寄って行く。 葛葵「…あれ？怒ってる？」 ？「…当たり前ですよ！」 怒号が後部発進口にこだました。

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 蹠球にはその正体はわからなかったが…風の噂に聞いたことがある。 存在を表向きには隠され、秘密兵器などと称される艦娘達がいる。そんな噂だ もっとも…そんな秘密兵器とされる存在でも大和型のように"有名"な者もいるわけだが…

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 彼女もおそらくはその一人なのだろう。 葛葵はどういう経緯で彼女を連れてきた(これた)のかはよくわからない 鹿屋の長官とやけに親しげだったりと彼なりのパイプでもあるのだろうか 深く追及するだけ無駄だという結論に達する。

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 ？「もう！煙草はちゃんと携帯灰皿に捨てて下さい！」 葛葵「ははは(*‘ω‘ *)ごめんごめん。」 ？「呼んだからには…任務ですね？」 葛葵と少し親しげなやり取りを交わした後、少女は表情を変え…葛葵に問いかけた。 彼はニッコリと笑う

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 葛葵「あぁ…仕事だぞ？"戦略的秘密兵器"。華麗な作戦、始めちゃうよ？w」 ？「あー！私のセリフ！」 「戦略的秘密兵器」そう呼ばれた少女とともに葛葵はラッタルを登り、司令部室へと向かう。 蹠球「…やれやれ」

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【冬E4篇:碧花絢爛】後→了篇　繋 無理矢理編成に組み込んだ龍鳳、深淵の声を解読、秘匿された存在の艦娘…"彼"は一体、何を考えているのか… 蹠球「…どう俺達を驚かせてくれるのか…ちょっと楽しみになってきたな…」 ラッタルを登る背中を見て蹠球がクスリと笑った。 続く！