最期の理由として「エイリアンクラフト(宇宙船)には窓がない!」と本編で語られているが、それでどうにかなるものだろうか。その後本部隊全滅のショックを受けてモレーリとミラーが超能力を暴走させて自滅。スペースサンダーボルトの帰還で終わり pic.twitter.com/BagxUZO6wN
2015-06-14 22:19:28といったところ。まさかのファイアーストームの視聴感想を書いたが、なんと言うべきか斜め上にぶっ飛びすぎていて変な汗をたらしながら見ていたかもしれない。
2015-06-14 22:20:28いや、個人的にはネタ要素も結構含まれているが妙に好きな作品かもしれないファイアーストーム。ネタ要素を抜くとストーリー3、キャラ4、メカ3、作画演出など3でとりあえず65点ぐらいにしようと思うが、ネタ要素を足すとかなり高得点になるかもしれない。
2015-06-14 22:21:30そんなファイアーストームだが、「まともな大人が出てきて大人が活躍する」という事を結構真面目に扱った作品である。正直ファイアーストームには特別チートじみた人物も登場しておらず、かといって特別なトラブルメーカーも登場せず、主人公側の大人の確執が一切描かれなかった。
2015-06-14 22:23:34かなり理想的な環境を持つ組織の中で、さまざまの分野のプロフェッショナルの大人たちが責任を持って任務に当たるという主人公周辺のドラマを書ききった点ではかなり異例だと思う。
2015-06-14 22:26:57いわば軽い冗談はあるにしても、特定のキャラクターが足を引っ張るような事態やそこからの成長劇、味方同士の内なる葛藤や敵味方同士の相互理解といった感情、精神面に基づいたキャラクタードラマがほぼ排除されて2クールが続いていたというのもある意味凄い事かと。
2015-06-14 22:28:10そんなまともな大人達がプロフェッショナルとして淡々と巨悪に対して立ち向かうストイックかつ真面目な雰囲気がファイアーストームにあったのだが・・・・・・それと同時に突っ込みどころ満載の展開を同等と大人達が真面目に応対して進んでいく事がある意味この作品の肝だったのかもしれない。
2015-06-14 22:30:45いや、これはおそらく狙ったとかではないと思うが、モレーリ様とミラーコンビが繰り広げる世界侵略を建前としてのもはや一種の夫婦漫才に近い作戦のやり取り、強敵に対して原子爆弾を作って投下しよう!や宇宙船には窓がない!!とかいうトンデモシチュエーションが多かった。
2015-06-14 22:32:22ここら辺、60年代や70年代の作品ならばまだおおらかな時代としてみる事も出来なくはないが、問題は00年代の時点でそこまでおおらかというか突っ込みどころ満載というか侵略作戦の攻防を2クール描き続けた事が一種の狂気を生み出していたような気が。
2015-06-14 22:33:31いわばまともな大人達が淡々と任務をこなしていく全体の流れから、真面目で硬派な雰囲気をだしていたが、その任務の荒唐無稽なノリをブルドーザーで迷うことなくなき道を作り出していく展開から、真面目だがトチ狂った雰囲気もあった。
2015-06-14 22:35:49いわば真面目さに基づいたシリアス、カオスの相反する雰囲気が交互に押し寄せて脳を揺さぶってくるような作品だった。
2015-06-14 22:37:03無論突込みがなく話が進んでいるところはカブトボーグの世界とさほど変わらないものだと思う。カブトボーグのように無茶苦茶そうで実はまともだったというオチや、起破りの次回予告やマンソンはないのだが、大人たち全員が淡々とその狂気を処理していく姿勢はカブトボーグを上回っているかもしれない
2015-06-14 22:38:29いや、これで上回ってもどうだというのは色々と難しいのだが、ある意味カブトボーグに匹敵するカオスアニメに出会えたような気がするかもしれない。そういう意味で視聴したのは正解だったというか色々とありだったかもしれない。
2015-06-14 22:39:36サンダーバードのジェリー・アンダーソン氏を始め、大貫・ドラグナー・健一、寺田・モスピーダ・憲史、大森・エルガイム・英敏、富田・マクロス・祐弘、白土・宇宙戦艦ヤマト・武などなど日英の昭和SFものを支えた栗栄たーが結集したというある意味豪華な作品だったが・・・・・・。
2015-06-14 22:43:12その答えが往年の匂いを放つ硬質なSFアクションものだった裏腹で、突っ込み不在の強烈なカオスアニメという側面を持ってしまったと考えると色々不思議な話である。ただ時代に合わせたアップデートは出来ていなかったようなところはあったと思う。
2015-06-14 22:44:26とネタ気味な話になってしまっているのだが、一応まともな良いところというのもそれなり。FS9側の面々について主役の5人が全員プロフェッショナルであり、トラブルメーカーが不在、チームワークは抜群というチームを維持していたところは新鮮な印象だった。
2015-06-14 22:46:44また特別5人の中でキャラ描写に偏りはなく、地味ながらそれぞれに焦点を当てた小ネタやイベントを盛り込んでいた。また彼らのほかマッキャリスター司令、チャック技師、トルネード、サンダーボルトを操るバックアップチームなども全員プロフェッショナルとして扱っていたところは意外。
2015-06-14 22:48:11特に一見オペレーターチームに落ち着きそうなサブ女性4人が全員パイロットとして縁の下の力持ちの役目を果たしていたというのは意外だった。
2015-06-14 22:49:06ここら辺特別濃いキャラクター付けもなく、外見の絵柄もそうだがサービス的な描写もない。一見地味すぎるキャラクターながら、パイロットとして役割や特技、ミッションの中で焦点を当てたイベントを用意するなどと、地味な描写の中で積極的にキャラクターを見せるということは出来ていたなぁと。
2015-06-14 22:50:50だから個人的にファイアーストームのキャラ付けはモレーリさんとミラーの天然漫才とは別の意味で結構好き。こういう言葉をあまり使いたくないのだがキャラクターを見せる事に関してかなり硬派な方向で成功していた作品だと思う。
2015-06-14 22:51:41またメカニック関係では、第1話の時点でのサンダーボルトのドッグファイトが壮烈であり、それゆえに第2話以降は必ずしもそういうメカ戦メインではない話も多い。また2D作画によるアクション関係は3Dメカ描写と違ってクオリティはやや落ちてしまう為ちょいと空回りするかもしれない
2015-06-14 22:53:32ただ、ミッションに応じて前述どおりキャラクターを活かしたイベントは積極的であり、ほぼ毎回のチャック先生によるゲストメカの描写もある意味楽しみの一つかもしれない。またペドロス編や第18話以降はドッグファイトも結構増えており特別OP詐欺という印象でもない。
2015-06-14 22:55:01最も2D作画がやはり3D作画に追いついていなかったというのはあるのだが。CG作画が00年代でも最新鋭のクオリティに対して昭和のアニメっぽい2D作がの組み合わせもまたこの作品の独特な空気を生んでいるのかもしれないが。
2015-06-14 22:55:55といったところ。ピンチヒッターとして勢いで借りたファイアーストームだったが何とも不思議な魅力の作品だった。お勧めできるというのは難しいが、「何処か抜けた上品で硬質な作品」という表現が良く似合いそうではある。シリアスとネタを行き来する怪作としてある意味はまる人ははまるかもしれない
2015-06-14 22:57:59といったところ。ラブポーション!と内海賢二氏のノリで叫びつつファイアーストームの視聴感想は終わり。その後はカブトボーグを再開して行こうかと思いますが、韋駄天翔辺りでもレンタルが見つかったら借りようという方針で
2015-06-14 22:59:11