- orikadoyuki
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@orikadoyuki 「“我が苦悩(モー・フライン)”ッ!!」次の瞬間、蔦が引き入れて来たのは、巨斧。人を容易く両断できるであろう大きさの斧が勢いよく室内に飛び込み、ハーレーに向かっていったのだ。 @diceda4 2D6
2015-06-02 23:56:11@Chromie_ 「おいおい嘘だろ…!?」窓枠も壁も家具も。立ちふさがる一切合切を力任せに切断しながら、巨大な斧が迫ってくる。ハーレーは慌てて斧の軌道から飛び退いたが、幅広の刃から逃げ切ることができず、左脚を引っ掛けられてしまった。「……ッくう」激痛にたまらず声が洩れた。→
2015-06-03 00:03:28@Chromie_ 「こいつは……不味いな」左脚の傷はいい。アンデッドの邪紋を発動させれば再生できる。それより問題なのは、目の前の少女の得体の知れない力だ。武器にも防具にもなるあの茨。あれは普通のモノではない。邪紋とも聖印ともつかない妙な気配がある。→ (HP82→敗北)
2015-06-03 00:18:11@Chromie_ (一旦退くか)ハーレーは指をくわえて指笛を鳴らした。呼応するように屋外で獣の咆哮が上がり、間を置かず、巨大な獣が室内に駆けつけた。ハーレーの相棒である双頭の犬、オルトロスである。ハーレーを守るように、少女との間に立ちふさがる。「悪いな、そろそろ門限なんだ」
2015-06-03 00:24:28@orikadoyuki 「……」帰らせまいとキリアンが足元に転がった斧を再び持ち上げようとした瞬間、全身が硬直した。取り落とされ、ごとんと重厚な音を立てて床に穴を穿つ斧。 茨の蔓が逆巻く。これ以上の戦闘は危険と判断したのか、茨はキリアンを半ば強引に包み込んだ。→
2015-06-03 00:34:04@orikadoyuki 暫く、ギチギチといやな音を響かせ蠢いていた茨の動きが止まる。 茨の隙間から血を染み出させながら内部で治癒を受けるキリアンは、まるで虫の蛹ような外観となった。 戦いの終わりは唐突に訪れたのだった。(キリアン側RP終了)
2015-06-03 00:37:39@Chromie_ オルトロスの背に乗って屋敷を離れながら、ハーレーは「くそっ」と毒づいた。 「あのお嬢ちゃん、何者だったんだ…?」聖印とも邪紋ともつかない奇妙な力。あれの正体がわからないうちは、迂闊な戦闘は危険だ。一対一で敵の手の内がわからないのは危険すぎる。→
2015-06-03 00:46:25@Chromie_ 「しかし、あんな子供までパンドラとはな。やりにくいったらない……」幼い子どもに銃を向けなければならないことを苦々しく思いながら、ハーレーは町へ戻るのだった。(ハーレー側RP終了→模擬戦終了)
2015-06-03 00:49:40