パンドラ戦：v.s.キリアン

シキ @orikadoyuki

【パ／内政／調査点５】ハーレー@中立は別勢力の使者と接触し、各地で暗躍している謎の闇魔法師の情報を交換した。ＨＰ－３、ＳＰ＋３。支援を得られれば調査点＋３。支援した者はＨＰ－３、調査点＋４。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #GC2_POD

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki (パンドラですが支援致します！あと模擬戦についても気になってまして…) 「闇魔法師について色々探ってる人って、おじさんの事？」 ふらりと目前に現れた少女(？)がそう質問する 「ボク、色々知ってるんだ〜…」 輝きの失せた瞳を細めて笑った

シキ @orikadoyuki

@Chromie_　街角で情報収集するハーレーに声をかけてきたのは、まだ幼い少女だった。「ほほお、いろいろ知ってるか。なら、闇魔法師が隠れていそうなとこを知ってるか？」なかなか情報が得られず疲れていたハーレーは、まともな返答は期待せず、からかうつもりで少女に尋ねた。

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「うん…？疑ってるな～こっちだってとっておきがあるんだから…」キリアンは何かを懐から取り出し、指で示した。 「あ、そだ……自分一人で行きたい？それとも、ボクと一緒に行く？」その小さい紙切れは、どうやら地図のようだった。

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ 「なんだ、いたずらにしちゃあ随分と用意がいいな」憎まれ口を叩きながら、ハーレーは地図を受け取った。「この×印が闇魔法師の隠れ家か？……嘘じゃないって証拠についてきてもらいたいところだが、じきに日が暮れる。夜遊びさせるわけにもいかねえし、ひとりで行くとするよ」

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「へへ～ん…伊達に詩人兼情報屋として世界を巡ってるわけじゃないんだよ！」胸を張って居丈高にそう言う 「お代は明日で良いよ。暫くはこの町うろついてるから」 「じゃ、その両目にしーっかり焼き付けて来なさいね～♪」 そう言い残して踵を返し、人混みに消えていった

Chrow Kuroishi @Chromie_

ハーレーに情報を与え、人混みに紛れたキリアン。路地裏に入り、建物の裏に回り、完全に人気のない場所にたどり着いたところで、いったん深呼吸をした。 「第一段階成功…っと。」いつもの不敵な笑み。あの男は今夜、間違いなく屋敷――今夜の踊りの会場――に現れるだろう。→ #祭壇探し

Chrow Kuroishi @Chromie_

キリアンのドレスの右袖の中で、何かがギチギチと音を立て、蠢いている。 「ふふ……我慢できないよね…ボクたちも、そろそろ準備をしようか。……今夜の、ダンスパーティの準備を…」 何かを布越しに撫でたキリアンは思い切り垂直跳び。颯爽と駆けてゆく。 #祭壇探し

シキ @orikadoyuki

その晩、ハーレー・ストーンは霧深い森の中を歩いていた。「あー…、暗くてよく見えねえが、この辺りだよな……」右手の松明で、左手に持った紙片を照らす。紙片は手描きの地図だ。森の奥深くに、大きな✖印が記されている。 #祭壇探し

シキ @orikadoyuki

町で小さな少女から渡された《闇魔法師の隠れ家の地図》だ。子供の悪戯とは思うのだが、やけに綺麗に描かれたその地図には、なんとなく信ぴょう性があるように思え、こうして確認に出向いたという次第である。 「いたずらならそれでいいが、もしかしたら、ってこともあるからな……」 #祭壇探し

シキ @orikadoyuki

やがて茂みを抜けると、ハーレーの眼前に、今にも崩壊しそうなボロ屋敷が姿を現した。いかにもアジト然とした建物だが、さて、本当に闇魔法師がいるかどうか…。 周囲の様子を注意深く伺いながら、ハーレーは割れた窓から屋敷の中に侵入した。 #祭壇探し

Chrow Kuroishi @Chromie_

時は進んで夜更け。屋敷の中は完全な闇。本当だったら月明かりが差し込んでくるはずの大きな窓を背に、キリアンは待つ。今夜の踊りの相手を。暗殺すべき対象を。(導入RP終わり) #祭壇探し

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ 屋敷の中も、外と変わらずオンボロだった。綺麗な屋敷で歓迎されたかったわけではないが、床板を軋ませずに歩くのは面倒でいけない。（とはいえ、音を立てて闇魔法師に見つかっちまうのは御免だからな…）忍び足で廊下を進むハーレーは、やがて、妙な扉を見つけた。→#祭壇探し

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ （この扉の前だけ、埃が残っていない。……誰かが開けたってことだ）扉の向こうに耳を澄ませる。なにも聞こえない。……けれど、力を感じる。殺気だ。（そういうことなら…相手になってやる） ハーレーは二丁拳銃を構え、扉越しに引き金を引いた。 @diceda4 2D6

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「ッ!?しまっ……ぎぅ…！」 右腕を何かが掠めていった。裂けた布地から溢れる鋼鉄の茨の蔦。キリアンの隠し武器。 「何よあれ……見たことない…」相手は魔法師か？いや、情報では邪紋使いだったはず。あれが投影武器というものか、と驚く。→

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 思考に若干の混乱。だが、今はやるしかない。 「場所は…丸分かりなんだからッ…！」右手をドアの方に振る。幾本もの茨の蔦がするすると伸び、ドアの向こうにいるはずの敵に殺到した。(HP:97) @diceda4 2D6

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ ドア越しの反撃は、ハーレーの想定していない武器によるものだった。咄嗟の回避が間に合わず、ドアを突き破って飛び出してきた茨の蔦に、脇腹をざくりと抉られる。ノコギリで削られたようなイビツな傷跡から、熱い血がこぼれた。「くそっ、どじったな……」(HP92）→

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ だが、敵はまだ得物を引いていない。今ならがら空きの懐に飛び込めるはずだ。ハーレーは牽制の弾丸をばら撒きながら部屋に飛び込み、ようやく、相対する敵の姿をその目で確認した。→ @diceda4 2D6

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ 「なっ…」驚きに両目を見開く。部屋の中にいたのは、この場所を教えてくれた少女だった。パンドラの協力者であることまでは予想していたが、まさか少女自身と戦う羽目になるとは…。「くそっ、死んでも恨むなよ…！」二丁の拳銃から放たれた弾丸が少女の両足を狙う。（7ダメ）

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「ふふ……おじさんってば、変な武器持ってるんだね…」冷え淀んだ眼と、湧き立つ異様な雰囲気。街であった様子とはまるで別人だった。数発の銃弾をその身に受けながらも、不敵な笑みは変わらず。 「ボクの上司さんからの命でね。あなたと“踊って来い”って…」→

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「うふっ…ボクは恨まないし、第一死なないよ！…っと」宙返りで回避を試みる。が、一発が左腕に命中した。 着地の瞬間、かがめた脚をバネにし思い切り前方へ跳び、懐に入り込む。茨で雁字搦めになった右手で殴り掛かった(HP:90) @diceda4 2D3

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ 少女の拳を、交差させた拳銃で受け止める。茨の棘がギャリギャリと銃身を削り、グリップを握る指を傷つけた。「ずいぶんと凶悪な茨だな…。おれの美しい茨を見習えってんだ」ハーレーは両腕を覆う邪紋を励起させた。茨模様の邪紋が赤く輝く。 （HP89）

シキ @orikadoyuki

@Chromie_ 指先にまで刻まれた緻密な邪紋が、拳銃の鉄の肌へと侵食する。手にした得物に邪紋を刻む。ハーレーの十八番だ。「今度の弾丸はちょっとおもしろいぜ」二丁拳銃が立て続けに吐き出した弾丸は、火花のように好き勝手な軌道を描き、四方八方から少女に襲いかかった。 （７ダメ）

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「な、何…！？」軌道の変異を察知した茨はすぐさま防御態勢に移行、キリアンの全身を包み込んだ。が、一手遅い。茨の隙間を縫って弾丸が彼の体にめり込む。駆け巡る激痛。 「――ッ！！」顔があるはずの位置からくぐもった悲鳴が漏れた。(HP:83)→

Chrow Kuroishi @Chromie_

@orikadoyuki 「…る、さない……」一部がぱっくりと裂け、中からキリアンが顔を出す。激しい怒りの顔。 「“来たれ(ﾀｰ･ｱｰ)”…！」ハーレーめがけて飛ぶ二本の茨の蔦。が、それは脇をすり抜け、窓を突き破って出ていった。一度弛み、すぐに張り詰める→