- Entry2Hurt
- 1724
- 0
- 0
- 0
意識の低い就活生だった花宮bot
@Entry2Hurt
「大学んときは近所に住んどったし、花宮の行動範囲も時間割も分かっとったから、たまに脅かしたるくらい訳なかったけど、就職したら忙しゅうて花宮がどーしてるかなんてサッパリわからんし…」 今吉は力なく笑った。 「さっきもサッと助けるつもりやったんやけど…カッコ悪いとこ見せてばっかやな」
2015-05-25 16:45:07
意識の低い就活生だった花宮bot
@Entry2Hurt
「…ふはっ、必死すぎだろ」 だが、それでも── 「普通の人間は、そこでGPS付けようなんて思いませんし、あのオッサン相手に涼しい顔でハッタリをカマせたりはしませんよ。発想が人間離れしてるっつーか…」 底を見せても底知れない男だ。 今吉翔一。
2015-05-25 16:50:06
意識の低い就活生だった花宮bot
@Entry2Hurt
「ジューブン妖怪じみてるぜ」 車椅子から身を乗り出し、手を伸ばした。珍しく目を見開く今吉の頬に触れる。あと、もう少し。 「…なんて、」
2015-05-25 16:55:05
意識の低い就活生だった花宮bot
@Entry2Hurt
「許すワケねぇだろバカーー!!」 腕が完治してて良かったわ。油断している奴の眼鏡のつるを素早く掴み、大きく振りかぶる。キラリーン。柵を飛び出した眼鏡は傾きかけた日を反射し最後の輝きを見せた後、大きな弧を描いて屋上から落ちていった。 「ワシのメガネーーーー!!!!」
2015-05-25 17:00:11_