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卑屈だけど戦いでは己を取り戻せる山姥切国広と、明るい野心家だけど戦いの時に刀である己を否定する陸奥守吉行。この闇の主人公と光の主人公コンビが上手いこと絡まったらどんな化学反応が起きるのか見てみたい。
2015-04-08 20:25:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
お互いどこか同調する部分を何となく感じていて、でもそれが何なのかわからず、あえて知ろうともせずにつかず離れずの関係を続けていくんだけど、何かのきっかけで山姥切が陸奥守のことを(こいつ、自分のこと嫌いなんだな……)と察してそれから以前より陸奥守のことが気にかかる。
2015-04-08 20:31:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
陸奥守も陸奥守で、山姥切の表面上自己否定してるのに本当は自分を認めてほしいところとか卑屈なのに好戦的なところとか見て、山姥切が自分とそっくりな部分と正反対な部分を併せ持っていることに気付き、山姥切同様、相手のことが気にかかる。
2015-04-08 20:35:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
山姥切→陸奥守への感情としては、仲間意識からくる親しみを感じているんだけど、何となくそのことを陸奥守に知られてしまうといけないような気がしている。何故か陸奥守が不愉快な思いをする気がする、と感じているので気になってるけど不用意に近づかない。
2015-04-08 20:40:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
その何故の部分を考えようとするけど結局わからなくて、最終的には「俺のような写しに親しみを抱かれたら嫌な気持ちになるに決まっている」と卑屈になって終わる。
2015-04-08 20:41:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
陸奥守→山姥切は、陸奥守にとって山姥切はどちらかというと自分の嫌な面を写されているような気がして、あまり積極的に近づきたくないと思ってる。勿論表には出さないけど。しかしそれ故、山姥切の動向が気になってしまう。
2015-04-08 20:46:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
山姥切が何故か陸奥守に近づきがたい感情を抱いているのは、実は陸奥守が山姥切を苦手としていることを無意識に勘付いているから。自分を嫌ってる人には近寄りがたいってヤツ。
2015-04-08 20:50:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
でも陸奥守の普段の明るい態度見ているとまさかコイツに嫌いな人間がいるなんて、とも思えないので、あくまで気付いているの無意識化まで。山姥切(まさかコイツに限って誰かを嫌うなんてことは……いや、写しの俺なんかが好かれるはずもない……)というのがお決まりの思考パターン。
2015-04-08 20:52:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
当然、陸奥守は表面上は山姥切を他の仲間同様に扱ってて、苦手意識持ってることを悟られないようにするんだけど、常に自分の嫌な部分を写されているように感じてることから、ある時感情的になって山姥切を「写し」呼ばわりしちゃう。
2015-04-08 20:54:37![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
陸奥守は山姥切を本科と比べて、嘲る意図があったわけじゃないのに「写し」呼ばわりしちゃって、自分でびっくりして自己嫌悪に陥る。山姥切も、誰にでも優しい陸奥守にまさかそんなこと思われていただなんて本当は思っていなかった思いたくなかったので、びっくりして一時傷つく。
2015-04-08 21:06:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そんで卑屈メーター振り切って逆に立ち直るのがまんばスペックだと思うけど、まあすぐには立ち直んないよね。暫く卑屈メーター振り切りっぱなし。
2015-04-08 21:07:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ただ、陸奥守より山姥切のが早く立ち直りそう。コミュ障の塊の陸奥守は誰かを傷つけてしまうなんて失態そうそう犯さないだろうから、やっちまった時のショックはでかい。自分の影の部分とも深く関わってるから「めんごぜよ」で済む問題じゃないから猶更。
2015-04-08 21:12:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
逆に山姥切は、悲しきかなこのような境遇は慣れていることでもあるし、国広兄ズなど、卑屈状態の山姥切の扱いを慣れている男士らもいるから、結局出陣時とかになんだかんだで「俺は俺だ……!」とかって会心キメてエクスタシーに入ってスカッとしそう。
2015-04-08 21:15:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
衝突してから山姥切が一方的に陸奥守に怯えるようになって、ますます山姥切を放っておけなくなる陸奥守。近づいたり話しかけたりはできないけど、視界から外せない状態。
2015-04-08 21:24:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
最早氷河期が如し状態な2人を見かねて、誰かが陸奥守に「どんな人間でも苦手な奴の一人二人はいる。無理して仲良くしようとするより、あえて近づかないようにするほうがお互いのためだぞ」と諭す。
2015-04-08 21:26:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
諭されずとも、コミュ力の塊な陸奥守は何も考えなくてもそれ(相性悪い相手とは適度な距離を置くこと)ができてたのがデフォだったんだけど、実際、衝突前の山姥切にはそれができてたんだけど、一度自分の内面を曝け出してしまったから意識しないでいることがもうどうしてもできない。
2015-04-08 21:28:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
だから暫く悶々としてたんだけど、ある時、自分より早く立ち直って敵に会心(ドラマチックに真剣でも良い)キメる山姥切を見て、鱗が落ちる。
2015-04-08 21:34:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
自分の影の部分=自分の弱い部分だと感じて倦厭してた山姥切が、立ち直る姿を見て、こいつは強いんだな、と今更ながら実感する。それで、自分の弱い部分も敵と一緒に断ち切ってくれたように感じて、救われたような爽快感すら感じる。この時初めて陸奥守は山姥切を写しでない山姥切国広として見る。
2015-04-08 21:43:16