【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】

島薗進 @Shimazono

１【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】togetter.com/li/823755　牧野氏の著作とともに歴史に残る科学書「今回の事故で何よりも不足していたのは、原発事故の深刻さを正直に想定し、住民の安全な避難・除染を実行するための備えだった…」

島薗進 @Shimazono

２【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】togetter.com/li/823755　「被ばく対策が不十分なまま原発は稼働され続け、その当然の結果として住民の安全派切り捨てられました。」中通りの避難所でも十分な測定や除染は行えなかった。

島薗進 @Shimazono

３【福島原発事故…放射線被曝…の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】togetter.com/li/823755　「そして子どもを含む被災住民は、追加被ばくを強いられることになります」「さらに驚くべきことに、住民の初期被ばくを目の当たりにした福島県や政府、および一部の科学者らは」

島薗進 @Shimazono

４【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】「初期被ばくを目の当たりにした福島県や政府、および一部の科学者らは、避難や被ばく防護を強化するのではなく、身体除染や安定ヨウ素剤服用に関する基準値のほうを（危険な方向に）10倍近くに引き上げてしまいました」

島薗進 @Shimazono

５【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】「これにより被ばく被害は隠され、実害は心の問題にすり替えられます」「こういった目の前の事実を過小評価したことにより」、3月15日以降の東京を含む広範な地域で初期被ばくを防ぐことにも失敗しました。」

島薗進 @Shimazono

６【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】「本来であれば、なによりもまず、福島とその近隣県の住民を対象とした検診と医療費助成の拡充に全力を尽くすべきです。また今からでも福島やその近隣県から避難を希望する人々に対しては、経済的・就業的な支援を」

島薗進 @Shimazono

７【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】「今からでも福島やその近隣県から避難を希望する人々に対しては、経済的・就業的な支援を行うとともに、収束作業中に深刻なトラブルが生じた場合を想定し、安全に避難を行うための方策と拠点を早急に整備するべきです。」

島薗進 @Shimazono

８【福島原発事故による放射線…―『見捨てられた初期被曝』】 togetter.com/li/823755　「そして、万全の準備が整わない限り、原発の再稼働は絶対に許可しないという強制力をもった規制基準を設けることが、真に「福島の事故の教訓を活かす」ということになるはずです」

島薗進 @Shimazono

９【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】 togetter.com/li/823755　慎重な手順を踏んだ科学的な重要情報がたくさん詰まっているが、またすぐれた社会的・倫理的洞察と暖かい心情も底流にある。悲しみを宿した科学的知性の力。

島薗進 @Shimazono

１０【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】科学的な知性が福島原発災害の被曝被害にどう向き合ったか？この本を読めば、これまでの政府側の対策をいかに誤ったものか明白。帰還政策、避難者支援打ち切り政策などは直ちに改めるべきだということが分かる。

島薗進 @Shimazono

１１【福島原発事故による放射線被曝問題の重要著作―『見捨てられた初期被曝』】togetter.com/li/823755　著者は原子核物理学者で、自ら放射線の影響かもしれない、がんの治療を続けながら、この書物のもととなる論文を書き続けて来た。子どもの苦難を見過ごせなかった科学者。

島薗進 @Shimazono

１２【福島原発事故…放射線被曝…『見捨てられた初期被曝』】 togetter.com/li/823755　３．１１で核利用だけでなく日本の社会システムの虚飾が露わに。それに立ち向かう科学的知性もある。放射線健康影響をめぐる無惨な「科学」を超えて行くための歴史的な意義をもつ著作。