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TRPGシステムのレイアウトについて

思ったより反応があったので、調子にのってまとめてみる。 ……このごろ、systemに触れられてねえな
ゲーム 論考 世代論 レイアウト オモロ TRPG
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system解読者 @system_decoder
色々思うところはあるんだが、下らぬ論考するよりセッション準備に時間をかけるほうがよいという幸福な状況を喜ぶべきであろう。と自制はしているものの、語りたい欲求が抑えられないタイプの人間であるオレは語りたくなって、つまり語ればいいんだ(眼が死ぬ)
system解読者 @system_decoder
この界隈には、「○○社の作ったTRPGシステムだけ読めない人」と揶揄される人がいる。○○社の作ったTRPGシステムをけなすために難癖をつけている、と周りの連中は思っている。あるいは(自主規制)と思われている。で、あえて視点を変えて、レイアウトのくせについて考えている。
system解読者 @system_decoder
どこかで誰かが精密に分類していると思うし、先行研究を調べないのは怠惰の極みだが、これはツイートだ!! とりあえず手元にソードワールド(旧版)、サタスペリミックスプラス、ダブルクロス2版、永い後日談のネクロニカを揃えてみた。で比べてみよう。レイアウトが変化してるのがわかる。
system解読者 @system_decoder
ソードワールド旧版(完全版)を読むと、図鑑のレイアウトに従っていることがわかる。分類別索引、項目単位の説明、見開き単位ではない構成。ある範囲の疑問に思ったことを調べる、という形式での図鑑だ。
system解読者 @system_decoder
たいしてサタスペリミックスプラスは、サブカル系雑誌の延長線上を狙っていることは明らかだ。雑多な表や欄外の小ネタ、螺旋人先生のイラストとイカレタルール解説が混ざり合うさま。すべて狙ってやっていて、このくどさを愛好する連中だけが楽しむ何かになっている
system解読者 @system_decoder
それからダブルクロス2版、そう2版だ。大判、巻頭イラスト集、簡単な世界設定、詳細なデータ解説、システム解説、それからシナリオ…… この形式、順序を少し変えれば…… コンシューマRPGの攻略本そのものなんだ!! そう、いわゆるFEAR式レイアウトの正体は攻略本なんだ
system解読者 @system_decoder
そしてネクロニカ。ネクロニカも要素だけ見ると攻略本だし、実際同じ系譜だ。けれど、少し違和感がある。何が違うか。ゲームシステムそのものが軽いこともあって、システム解説の部分が薄くなり、データ部分の解説も後ろにイラストを入れられるようになっている。これは…… ファンブックの方に近い
system解読者 @system_decoder
そう、やはり、年代ごとに変化がある。というより、デザイナー各社は明確にターゲットを絞り、そのターゲットに向けたレイアウトでシステムをデザインしている。SNEは図鑑を読み込むタイプの人たちを、河嶋以下略はアングラ雑誌を読み込むタイプを、FEARは攻略本を、インコグはファンブックを…
system解読者 @system_decoder
このターゲットから外れたTRPGゲーマーが冒頭の「○○社のTRPGシステムだけが読めない人」になる。図鑑を読み込んでいるがゲームの攻略本など触れたことがない人、アングラ雑誌の愛読者だがファンブックは敬遠する人。それらが他のレイアウトのシステムを読んで理解できなくなる。当然なんだ。
system解読者 @system_decoder
なので、TRPGデザイナーワナビは自分がどの客層に向けてデザインしているかを考えてレイアウトを決めてみると、プロっぽく見えて満悦に浸れる。1ページTRPGの多くはボードゲームの説明書と同じ形式だ。まじかるランドRPGはゲームブックだった。ボックスタイプはSLGの説明書。さて君は?
system解読者 @system_decoder
……そして、あるTRPGシステムが退潮傾向におちいってしまう理由も、レイアウトによる客層の絞りに一因がある。”今どきの若い子”はコンシューマRPGの攻略本なんて見たことも触ったこともない。コアゲーマーのタマゴがファンブックに手を出すくらい。だからネクロニカはファンブック形式になる
system解読者 @system_decoder
逆に、クトゥルフの呼び声が復活したのは、身近な何かに特化したレイアウトではないからだ。魔導書としか言いようがないもん、これ。皆が平等に読みづらいからこそ、読み解いた一人を中心にコミュニティができて、メンバーの更なる増加の為に奔走する。まさに魔導書だこれ……
system解読者 @system_decoder
ここまで書いて、サイコロフィクションシリーズの恐ろしさに気付ける。あれは、あえて分類するならゲームブック形式に近い。ただし、パラグラフは全てPLとGMの心の中にある。PLとGMの心の中にあるパラグラフを、サイコロフィクションの表を使って呼び起こしている。すげえ
system解読者 @system_decoder
では今後のTRPG業界のレイアウトがどうなっていくか、素人が予言してみよう。”今どきの若い子” TRPGをやりそうな連中が何を読んで何に親しんでいるか? ……まず思い浮かぶのはソーシャルゲームだ。ソーシャルゲームのレイアウトでTRPGシステムをデザインすると読みやすいと思われると
system解読者 @system_decoder
ソーシャルゲームのレイアウトって? 知らん、オレの管轄外だ。あとはプロが工夫するだろう(投げっぱなし) そんで、末端ユーザーのオレはその工夫に唸って、新しいレイアウトになじむ努力をして、老害さを噛みしめるんだ。そんな未来を待っている。以上。
system解読者 @system_decoder
注記:今回のツイートでオレが使った「図鑑」「攻略本」「ファンブック」なる要素は、オレ自身の主観による恣意的な分類だ。かなり大雑把なくくりだし、重なる部分も多い。読み手はそれぞれ、オレのこの分類名から要素を抽出して考えてくれ。言葉尻に惑わされないよう。
system解読者 @system_decoder
追記:んでもって、売れなかったシステムの売れない理由もある程度説明できるんだよな…… 旧版ブルーローズは図鑑を通り越して辞書だし(まあ、辞書形式で成功している深淵を造り上げた朱雀田だからこその芸当なんだけど) ゼノスケープは、アレなパンフレットそのものだし……(遠い眼)
鶚/みさご @osprey74
それに気付いてしまったあなたは、ここではないどこか、今ではないいつかからあなたを見つめる大きな存在を感じ、そして無意識につぶやきます。「…あぁ、私は理解してしまった…」 SANチェックどうぞ。 twitter.com/system_decoder…

コメント

超絶怒涛大魔王リケリケ @Rike_rike 2015年10月7日
あー…なるほど。読み込みにくいシステムの原因にルールブックのレイアウトの仕方というのもあるのか そしてクトゥルフは平等に読みにくいルールブックであると…
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