俺の中の禁書のイメージ（群像劇的な）　※ＳＳ注意

遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！ @Six315

【俺の中の禁書のイメージ・設定無視part.1】インデックス「今日はナスのレンジ蒸しが食べたいんだよ」上条さん「仕方ねえ、買い物行きますか……不幸だ」　（一方その頃）打ち止め「ミサカはミサカはピーマンの肉詰めが食べたいって提案してみる！」一方通行「ちっ、仕方ねえ」　【続く】

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【群像劇的な禁書のイメージ・part2】（一方その頃）美琴「ヨーグルトとトマトジュース飲みたいわー」（所変わってスーパーにて）上条さん「しまった、今家の電気もガスも水道も止まってたんだ……不幸だ。お、一方通行だ」一方通行「なンですかァ？」上条さん「キッチン貸してくれよ」【続く】

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【群像劇的な禁書のイメージ・part3】一方通行「じゃあオマエ、このパプリカを使ってなンか作ってもらおうか」上条さん（俺の右手じゃパプリカは料理できない……どうする！）　美琴「～♪　～♪」　上条さん「お！　ビリビリ！　いいところに！　」　美琴「えっ！？　な、なによ」【続く】

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【このあたりで唐突に外伝part.1】実は一方通行はこの日、金欠だった。しかし幸いだった。　スキルアウトA「今日、パプリカが家の畑から取れたんだよ」B「いいなー。そういえば俺、実家から鶏肉が送られてきたんだよ」C「俺なんかそこで小麦粉とバター拾ったぜ！」【続く】

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【このあたりで唐突に外伝part.２】一方通行「オマエら、ちょっと話があるンだけどよ……」　スキルアウトABC「うわあああああ！！！」　かくして金欠の一方通行はパプリカと鶏肉と小麦粉とバターを手に入れていたのである【外伝終わり】

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【さらに外伝２】美琴「とりあえず自動販売機にキックしてトマトジュースは確保、と。ヨーグルトはどうしようかしら……」　通りすがりのミサカ「（ヨーグルトmgmg）」　美琴「あ、ちょっとアンタ。そのヨーグルト分けてくれない？」　【まだ続く】

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【外伝２part.2】通りすがりのミサカ「ミサカはじゃんけんでの勝負を所望します」　美琴「いいわ、レベル５の力を見せてあげる」　ミサカ「（ぱー）」　美琴「（ぐー）」　ミサカ「では」　美琴「い、今のは練習よ！」【続く】

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【本編再開part.4】上条さん「ビリビリ！　お前料理できるか！？」　美琴「ええと、その、できないことはない……けど……」上条さん「たのむ、作ってくれ！！！」美琴「ええええええっ！！！」　一方通行「話はまとまったンですかア？」　上条さん「ああ！　大丈夫だ！（ｷﾘｯ」　【続く】

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【外伝２part.3】（数時間後）ミサカ「ミサカはぶっちゃけだるいのでヨーグルトを譲渡します」　美琴「やった！」（小躍り）　ミサカ「では」　（美琴の携帯が鳴る）美琴「何、黒子？」　黒子「パンを作るために買ったバターと小麦粉を落としてしまいましたの！」　美琴「ふーん」【外伝終わり】

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【本編再開part5】上条さん「というわけで一方通行の家に来てみたんだが……」ミサカ「あらお姉様ヨーグルトは美味しかったですか、とミサカは厭味を込めて行ってみます」美琴「どうしてここにアンタが……」【続く】

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【俺の中の群像劇的な禁書　part6】打ち止め「ヨーグルトを取られて餓死しそうだったから、ってミサカはミサカはお姉さまの罪悪感を刺激してみたり！」一方通行「何がどーなってンですかァ？」インデックス「早くご飯が食べたいんだよ」上条さん「カオスだ……不幸だ……」【続く】

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【part7】打ち止め「皆が持ってる材料を合わせてみたらすごい料理ができるかもって、ミサカはミサカは提案してみたり！」上条さん「俺は……ナスと塩、ごま油だな。スーパーで買った」一方通行「パプリカと鶏肉と小麦粉とバターだァ」美琴（あの小麦粉とバターって黒子のじゃ……）【続く】

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【part.8】ミサカ「エリンギとカレー粉を持っています、とミサカはアピールします。お姉さまは？」美琴「私はトマトジュースとヨーグルトよ。さっき拾ったの」ミサカ「そうですか、とミサカは努めて冷静に振る舞います」【まだ続くよ】

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【part.9】打ち止め「あとこの家の冷蔵庫にはブロッコリーと砂糖とお米とチャツネがあるってミサカはミサカは補足してみたり」一方通行「こりゃカオスだな……」美琴「ナスとパプリカとエリンギと鶏肉……とりあえず焼いて食べましょうか……」【続く】

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【part.10】インデックス「今日ぐらいちゃんとしたおかずが食べたいんだよ！」打ち止め「同意だよ、ってミサカはミサカは声を荒げてみたり！」美琴「でもこの材料じゃ仕方ないじゃない！　せいぜいカレー風野菜炒めしか……」一方通行「仕方ねぇンだよ」【続く】

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【part11】上条さん「何を諦めてんだよ！　こいつらずっと待ってたんだろ！　誰もが笑って、誰もが望む最高な昼飯を！　材料は揃ってるんだ！　野菜炒めなんかで満足してるんじゃねえ！　手を伸ばせば届くんだ！　始めようぜ、料理！」一方通行「じゃあ何か作れンのか、この材料で！」【続く】

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【part.12】上条さん「いいぜ、お前がなにも作れないと思ってるなら、まずはその幻想をぶち殺す！」（懐から、『NHK　きょうの料理』2005年6月号を取り出す）　美琴「チキンヨーグルトカレー……！！！」【参考：http://bit.ly/f64tPE】

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【群像劇な禁書part.13】（一時間後）インデックス「おかわりなんだよ！」打ち止め「これなら毎日食べれるってミサカはミサカは絶賛してみる！」ミサカ「グッジョブです、とミサカは貴方の評価を改めます」美琴（何よ……おいしいじゃない……）一方通行（俺もいつかはこんな料理を……）【終】

遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！ @Six315

ナスを買いに行く上条さんの裏では、一方通行がパプリカを強奪し、美琴がヨーグルトをカツアゲてたわけです。それぞれが微妙に繋がりつつ（一方通行の手に入れたバターや小麦粉はもともと黒子のもの）、最終的に１つの地点に集約されたりする。禁書って、そういうイメージ。

遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！ @Six315

現実だったら普通、すれ違う筈の事象。現実なら彼らの行動は噛み合わなかった。上条さんはナスのレンジ蒸しを作り、一方通行はパプリカの鶏肉詰めを作り、美琴はヨーグルトにトマトジュースをぶちこんでた。けれど物語なら、噛み合わない筈の行動を噛み合わせ、チキンヨーグルトカレーに昇華できる。

遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！ @Six315

それが物語の面白さなんじゃないかなと思ったり。