ある男女の恋の駆け引き

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「うん。なるべく早く治すよ。心配させてばっかだと、サナリを泣かせてしまいそうだしね」 そう笑って、髪に一つキスをおとす

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「泣くのは、私では無いでしょう？ 」 くすり、いつもの調子を見て笑いこぼし。 「近くの人を、ねぇ。はやいとこ安心させてあげなさいなぁ。」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「ふふ、そうだね。……サナリも家族になったらいいのに。そしたらみんなまとめて涙の心配ができる」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……近くにとかぁ、側にとかぁ、家族とかぁ。最近よく聞くのぅ。それは、貴方の望みぃ？」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 自分の望みと聞かれて、きょとんと目を瞬かせる。 「…望み……なのかなあ」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……っふふ。さあ？ それは貴方にしかわからないものねぇ」 不形成だったようで安堵した。 「ただ、望まれたなら、叶える手伝いは難しそうねと思ったのよぉ」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「無理強いはしない。サナリのことは好きだけど、僕のわがままでその顔を歪ませたくはないよ」 困ったような笑みを浮かべ、くしゃりとサナリの髪を乱す。

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……よく笑うのねぇ、今日も。そんな笑い方、やっぱりおなか、辛いのではないのぉ？」 心配そうな顔で自分の髪を乱した手を取る。 「早く、お帰りなさいなぁ。癒し手さまがお戻りなら、すぐに手当てして頂いてねぇ。元気になったら、また遊びに来ればいいわぁ」 →

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……好きとか、可愛いとか。あまり口にしすぎは考えものよぉ。勘違いさせてしまったら、後が大変なのだからぁ」 肩を竦めてその手を一撫で。 「また、ねぇ。ミラージュ」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「今日1日は楽しかったみたいだね。いい顔をしてる」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「ふふ、ふふぅ。だいたいいつも楽しいのだけどねぇ。いいわよねぇ、おいしいものぉ。お手軽に幸せになれるものぉ」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「おいしいものはいいなあ。ゼクムートのご飯も美味しいけど、本当に美味しいものは、随分と食べていない気がする」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「っふふ、良い舌を持ってるのかしらぁ。本当に美味しいものって、どんなぁ？」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「……君が、僕の理性を崩せたら、その時にわかるよ。そんなことはないといいけどね」 くすりと笑い、髪を一房とり、口付ける

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……よくわからないけどぉ。随分、難儀なようねぇ。美味しいってわかっていてもそこまで得難いなんてぇ」 いつも通りの仕草を、慣れた風に目で追いつつ。

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「人からしたら悪食にも程がある代物だからねえ。なかなか口にできないし、人と楽しむこともできないし。…まあ、僕自身、そんなに必要ってわけでもないからいいんだけど」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「……誰かと分かち合えないのはぁ、寂しいわねぇ。必須ではなくとも好むのならぁ、好きに得られたら。きっと素敵なのに、ねぇ」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「……そういうものでもないさ。好物は好物だけど…僕はそれを喰らう僕を、忌避している。一舐めで理性を飛ばしてしまうほどに餓えていても、僕は理性を飛ばした僕は嫌いだ」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 少し口を閉じて、ゆっくり頬に手を伸ばしますね。 「イヤなこと、言わせてしまったのねぇ。思い起こさせたのねぇ。ごめんなさい、ねぇ。 　ねえ、普段の貴方自身はぁ？ ちゃんと、好きぃ？」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「…サナリは優しいねぇ」 少し戸惑う様子を見せながらも頬に触れた手にそっと目を細める 「嫌いじゃない、といったところかな。好きかと言われたら、悩むよ。生きることはなるべく考えているけれど、それは今までを無にしないためだから、自分のためじゃないし」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「やさ……？ っふふ、深く考えていないだけよぉ」 首を傾け、ゆるゆると撫でる。拒否されたらすぐ引くつもりで。 「嫌いじゃないなら上々ぅ。……よかったぁ、好きと言えずとも、嫌いじゃないならぁ。そういう人間臭いとこ見れるとほっとするわぁ」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「普段は人間らしくないかな？まあ、そんなに怒らない、ウミウシのような奴だと自分では思っているけれどね。流されるまま、ふわふわとさ」

とろろ @yamaim0tororo

@mirear_uz 「読みづらい人ではあるわねぇ。だからねぇ、少しでも考えを聞けるのは嬉しい。大海に抗うのは難しいものぉ、流されるのも一興じゃなぁい」

テイル・エンド/歪パラ @mirear_uz

@yamaim0tororo 「……サナリが嬉しいって言うと、なんだか僕も嬉しくなるなあ。サナリの笑顔が好きだよ」 頰に触れていた手をとって指先にキスをする。 「どこに流されるか、楽しみでもあるからねえ。…一緒に流れる？ふらーって」