デジテリオ城制圧　まとめ　その3(EX前半戦)

グランクレストサイファ。カード作成アカウント @dx_th2

願望の丘は今もデセオの要所を一望できる。何か大きな変化、例えば“スフィダンテ”が騒ぎを起こせば、すぐにわかるだろう。 「……」 こんな時でも元気に丘で遊ぶ子供たちを見ながらメイジスは一人、腰を下ろしバケットからサンドイッチを取り出し、食べる。 「……はむはむ」 じっと、見下ろす。

グランクレストサイファ。カード作成アカウント @dx_th2

スフィダンテと二人、ピクニックで来たことがある。この場所に座り、自分が作ったサンドイッチを食べた。 あの時より料理の腕は多少上がったが… 「二人で食べたほうが…おいしい」 彼は、きっと帰ってくる。帰る場所が、このデセオだから。 「“スフィダンテ”の…好きには…させない」

グランクレストサイファ。カード作成アカウント @dx_th2

霧が出た宵闇の街を、ひとり歩く。 昨日の同じ時刻、スフィダンテがこの辺りを歩いていたらしい。 「帰って…来たの？」 無事戻ってきてうれしい反面、何故自分をはじめ皆の前に姿を現さないのか。それとも本当に無事なのか？ 「早く…会いたい」 彼を求め、街を彷徨う。 #デジテリオEX

グランクレストサイファ。カード作成アカウント @dx_th2

霧が濃くなった宵闇の街を歩く。パンドラ魔法師の返り血を浴びた姿で。スフィダンテらしき後姿を霧の中で見かけ、声を掛けようとした瞬間邪魔されたのだ。 「しくじった…」 魔法師の言葉を最後まで聞くことなく過剰な殺戮を行ったが、見失った。 「ダンテ…」 彼の名を、呟く。 #デジテリオEX

【Another War】 @D_CC_gctsafter_

親愛なる国王の友人各位 最近、デセオ中心街の様子がおかしいのです。 デセオ城が消滅しました。 国王スフィダンテも日中になると姿を消します。更には、少し変わったご様子でした。 ひいては、調査においてあなたがたの助力を賜りたいのです。 よろしくお願いいたします。 デセオ観光局局長代理

デセオ集計アカウント @Deseosyuukei

【今日のデセオ】 大陸歴２０１５年６月６日 天気：霧 (レイド情報：@D_CC_gctsafter_　)

【Another War】 @D_CC_gctsafter_

………… 「なんだか昨日よりも霧が濃いな……」 「とうとう晴れなかったか。嫌な霧だな……」 「やべー俺負けちまった！」 「晴れる方に懸けたからです。あなたもつくづく運が無い」 「くそーなけなしの10000デセオゴールドが……」 ………… #デジテリオEX

【Another War】 @D_CC_gctsafter_

………… 「城下町住民全員の砦への避難、完了致しました！」 「報告ご苦労」 「とは言え、国王陛下はまたお姿をお消しになられてしまった……これでは陛下にご報告しようがないではありませんか」 ………… 霧は濃い。かろうじて道の存在が分かる程度だ。 ………… #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 王城が消えたデセオの街。とりあえず情報収集にでも行くか。不安に怯える市民達を落ち着かせようと恐竜部隊を指揮しながら忙しく走り回るアンブロジウスとは一旦別行動をとることにして、ヨアヒムは一人探索を始める。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 消えた城には何人か知り合いもいたはずだ。建国祭の武闘会で戦った数名、それにデセオ建国前からの友人エスト。ヨアヒムはとりあえずデセオ郊外にあるスライム牧場へ向かった。運が良ければ牧場主であるエストをそこで見つけられるかもしれない。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL だが案の定、エストは見つからない。やはり消失に巻き込まれたのだろうか。そういや王城には武闘会で自分を負かしたあの王騎士もいたはずだが彼はどうしているだろう。前に見かけたときは頭がすっかり砂糖漬けだったが。そんなことを考えながら再び王都を目指す。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 捜索もかねて街道は通らず、あえて魔境と思しき鬱蒼とした森の中を突っ切る。ついでに今日の夕飯も調達して行こう。と、ややもしないうちに近くの茂みががさごそと派手な音を立てた。野生動物の気配ではない。何だろう、と覗き込むより早く何かが飛びかかってきた #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 顔や手足を、ねばねばと冷たくそれでいてしつこくない喉越しぷるぷるしそうな独特の触感が包み込む。「げっスライム」肉食か最悪毒持ちか、良くても服だけ溶かされる。慌てて引き剥がそうとするが中々しぶとい奴で、千切っても燃やしても必死に纏わりついてくる。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 「お前もしかしてエストんとこのか」スライムはぷるぷると頷いた（ように見えた）。どうやら肉も服も溶かす気は無さそうだ。抱き上げてやると大人しく腕の中に収まる。そういや前にお使いに出せるくらいまで躾に成功したのが何匹かいると彼女が言っていたような。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 「そっか迷子か。牧場まで送ってやろうか？」ヨアヒムの言葉に、だがスライムはぷるぷると首を横に振った（ように見えた）。「お前まさか…エストを探しに行こうと」スライムが力強く頷く（以下略）。「そうか…じゃあ俺も手伝ってやるよ、エストは友達だしな！」 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL こうしてヨアヒムの同行者にエストのスライム（服は溶かさない）が加わった。一人と一匹はこれからデセオの王都に戻り、取り急ぎアンブロジウスと合流するだろう。お土産には大きな猪を狩りました。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 「よぉスライム、お前なんか特技でも持ってるか？毒があるとか、そらを飛べるとか」 スライムはしばらく考え込むような間をおいて、やがてぷるぷると変形し始めた。その形はまるでトカゲ、いや小さなドラゴン、あるいはサラマンダー…。 #デジテリオEX

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 「スラ夫！お前スラ夫じゃねーか！」 かつてエストが実験としてヨアヒムの血を分け与えたスライムとの、これが感動の再会であった。 「よしスラ夫、俺とお前は兄弟みてぇなもんだ。力を合わせてエストを探しに行くぜー！」 スラ夫はぷるぷると頷いた。 #デジテリオEX

裏てーやん/カルロス(デセオ魔法) @ura_tee_yang

[幕間] 『それがヌシのスタイルか』 剣道三倍段という言葉がある。素手で剣と渡り合うには剣同士の三倍相当の実力を要する、と言う意味だ。 「まーな。チャンバラより素手ゴロの方が性に合う」 シモンの右肩からは失った腕の代わりにあやめが変化した義腕が付いていた。 #デジテリオEX

裏てーやん/カルロス(デセオ魔法) @ura_tee_yang

. デセオ軍で勘の良い連中と支援院で鍛えた奴ら。兵は極めて少ない。然し、シモンにはスフィダンテより託された意思を果たす義務がある。 「お前らの王からの委任状(《盟主の一筆》)だ。俺はコレに基づきお前らを率いて現状を打破する。 いいか、勝って良い酒飲むぞ」ニヤリ。 #デジテリオEX

裏てーやん/カルロス(デセオ魔法) @ura_tee_yang

. 『まるで君主じゃ喃』あやめの面白がる感情が伝わる。『ついでに旗も掲げるか？桜の御紋の』 「止めてくれ、柄じゃない」シモンの深呼吸。「色々と不利なんだ。方便だって吐く」門の前に立つ。 「じゃ、そろそろ往くか。 ミクリヤ支援院…推して参る！」 鬨が上がった。 #デジテリオEX