Aの魔法陣ver.4 『学園＋ホラー』 ゲーム１ "左橘右桜学園オブザデッド"

戯言屋 @zaregotoya

友人Ｔ、ＰＣ作成（なおゾンビものとは伝えていない） 名前：百合園準（ゆりぞの・じゅん） 性別：男 学年：小学６年生 設定：小学校の不良共を束ねる熱血番長。常に豪華な和服を着ている。弓道の腕はなかなかのもの。常に一瞬を捉えるという気持ちを持っており、そのせいか写真が趣味である。

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Ｔ「どうせだし、なんかヒロインとかいたほうがいいんじゃね！？」 戯「イイネ！」

戯言屋 @zaregotoya

名前：桐川久那子（きりかわ・くなこ） 性別：女 学年：高校１年生 設定：妖精のように可憐な超絶美少女。弓道部に所属。小学生並に身長が低い。二重人格で、何かあると性格がスイッチされる。

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セッション終了。近所で最近オープンした飯屋に向かうことに。

シュワ @shuwa_craft

@zaregotoya きっと、こんなセッションだった事でしょう・・・ pic.twitter.com/Btc5f5rQg3

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みぽりん＠暁の円卓 @mipo_222

@zaregotoya 　ああ、感想を言ってなかったです。おもしろかったですー。Ｔさんと戯言屋さんていいコンビですねー（にこにこ）

戯言屋 @zaregotoya

友人Ｔ帰宅。もうこんな時間か……

戯言屋 @zaregotoya

セッション前： 戯「今回はＰＣを学園サプリで作ります。というわけでキャラ作ってね」 Ｔ「ふむ……ヒロインとかも欲しいな！」 戯「いいよいいよー！　やっぱり学園生活にはヒロインとか要りますよねー。ＯＫＯＫ。作るよ作るよー！」 まず最初は和やかな雰囲気でＰＣを作成することに。

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戯「Ｔ。なんでもいいんで熟語言ってくれない？」 Ｔ「ん？　左橘右桜？」 戯「なにそれ」 Ｔ「なんかそういうのがあるらしい」 戯「ふーん。じゃあそれでいっか」 こうして舞台は整うことになる。

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Ｍ１：学園の日常を描く：易しい ……左橘右桜学園。海上に浮かぶ人工島で、幼小中高大とエスカレーター式の実験学園都市である。本土とは一本の橋と繋がっており、船も出ている。この左橘右桜学園をデザインしたのは、その知識でさまざまな分野に幅広く貢献しているレディタクティ博士という人物だ。

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Ｍ１－２：左橘右桜学園の初等部、その不良共を束ねる番長の名前を、百合園準（ゆりぞの じゅん）という。常に豪華な和服に身を包んだ小学６年生の少年であり、恐れ知らずのヤスとインテリ不良のサブを従えている、そんな人物である。どうでもいいが、左橘右桜学園は私服ＯＫである。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ１－３：「へへっ、番長ォ。帰りに買い食いしましょうぜぇ！」「小学生の部活とか大して意味ないっすよね」　善良な小学生が震えるようなことを言う手下達を無視して、百合園は道場に向かった。弓道部に所属しているのである。「……なんか番長、最近ノリ悪いよな」「ですね」　見送る手下達。

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Ｍ１－４：今日はどうしても外せない用事があったのだ。弓道部の新入部員歓迎会の資料用に写真撮影があるのだ。実は百合園は写真が趣味であり、その撮影メンバーに入っている。とはいえ、実のところそれはどうでもいい。「こんにちはー。撮影しますー」「あ、はいっ。よろしくお願いしますっ！」

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ１－５：彼女の名は、桐川久那子（きりかわ くなこ）という。高校１年生。この学園でも屈指の、妖精のように美しい美少女であった。百合園は桐川が気になっており、何かと接触の機会を持ちたかったりするのである。なので写真撮影の企画会議の段階から気合いを入れていた（どんな小学生だ）

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ１－６：部員を指導する桐川、という構図で写真を撮る百合園…… 戯「お、さりげに自分用の写真とか撮る？」 Ｔ「いや？　もうだいぶ前に撮ってる感じで。小学６年生がカメラの練習したいからー、と言ったら割とみんな簡単に撮影させてくれそうだろ」 戯「嫌な小学生だｗｗｗ」

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ１－７：しかし、残念ながら特に桐川とお近づきになれるようなイベントもなく写真撮影は終了。勇気が出ないのか、小学生とはいえ番長という立場のせいか、二人の関係は同じ部活の部員という程度であり、そうそうきっかけでもない限り、その距離が縮まることも無さそうであった……　あの日までは。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－１：その日、左橘右桜学園では全校集会が予定されていた。全校集会とは文字通り全ての学校の生徒が集うことを意味している。この人工島の人間の８割が学生であるため、かなりの人数が集まる予定だ。なお、アパート暮らしだったり寮暮らしだったりと選択制で、学生全員が自活してる設定である。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－２：だらだら徒歩で登校中の初等部番長グループ。「こう、なんか刺激になりそうなことって無いっすかね番長ー」　サブは退屈そう。「そうだな。ヤス、何か面白いニュースとか無いのか」「えっと……あれ。おかしいな。スマホの電波が通じない……？」「そうだ！　集会サボるのはどうっすか！？」

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－３：「ふむ……そうだな。途中でフケるか」「ヒューッ！　さすが番長、全校集会をサボるとか、マジぱねぇっす！」「点呼があるだろうから集会中に抜けよう」「面白そうですね」　……というわけで全校集会。巨大な大体育館では、ものすごい人数の学生が集まっている。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－４：やがて全校集会が始まったが、どうにも進行の歯切れが悪い。校長が挨拶したりしているが、なんだか教師陣も浮き足立っているというか、まるで、どういう意図でこの全校集会が行われているのか、誰も把握していないような、そんな微妙な空気が漂っている。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－５：もちろん初等部番長組は知ったことではない。むしろ抜け出すには好都合だ。「（マイクの小声で）……お、おお。やっと準備が出来た？　えーゴホンゴホン。ではこれより、レディタクティ博士からお話があるそうなので、静かにして聞くように」　ざわつく生徒達。レディタクティが来ている？

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－６：レディタクティ博士は、この左橘右桜学園の創設者だが、世界中を飛び回っているらしく学園に姿を現したことはほとんど無い人物である。……実のところ教師側も急な来訪に戸惑っているくらいである。一体何の用なのだろうか？　……大体育館の巨大モニターが点灯する。

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－７：真っ黒な画面にＳＯＵＮＤ ＯＮＬＹの表示。やがてボイスチェンジャーで変えられた声がスピーカーから流れてくるのを、こっそり出口へ移動しつつある初等部番長組が耳にすることとなる。「……やあ。お早う諸君。私がレディタクティだ。朝から済まないが、ちょっと話があってね」

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－８：「私がこの実験学園都市、左橘右桜学園をデザインしたことは知っているかな？　いや、知らなくてもいい。順を追って説明しよう。こう見えて私は説明が好きなんだ。うん。そうだね……　私がこの学園をデザインした目的は実験のためだ。色々と実験したいことがあったんだ」

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２－９：「小難しい話を省略すると、人間は、その周囲の環境によって変化する生き物だと私は考えている。生まれの違い、育ちの違いというやつだ。人間の考え方や生き方は、環境によって形成される。なので、そのために学生による自活と教育を結び付けてみたわけだね」