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さて、バブルガムクライシスから代わりましてヤットデタマンの視聴感想について少し書いてみる。ただ、出勤途中に書くので時間の都合で途切れ途切れになるかもしれない。時間がないのがいけないのだ(責任転嫁)
2015-07-01 19:55:08![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
それはそうと、たてかべさんの追悼でみようと考えていたがまさかうえだ監督まで逝去されてしまうとは……である。イッパツ、イタダキ、きらめきマンは視聴していた訳だがヤットデタマンはシリーズ中で最も記憶にないので楽しみではある
2015-07-01 19:57:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
とりあえず、タイムボカンシリーズ的に見てみるとヒーローが1人になった点やシリアスな巨大ロボットが登場するようになった点などの新機軸が昭和後期のタイムボカンシリーズに影響を及ぼした流れだなぁとは感じるが……
2015-07-01 19:58:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
主人公像について。ヤットデタマンの主人公ワタルは普段はヒロインのコヨミの尻に敷かれるやや頼りない少年として描かれている。ここら辺はやはり破裏拳ポリマーのオマージュという点もあるのだが、タイムボカンシリーズとしては珍しい主人公像 pic.twitter.com/s8gQZqSz8c
2015-07-01 20:00:24![](https://pbs.twimg.com/media/CI0uVF1UEAAkO8B.jpg:medium)
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タイムボカンシリーズのヒーロー像については全体的に総じて頼りになる、快活な男性というものが多かったのだが。特にヤットデタマンの場合男女コンビものでも、オタスケマンまでとは大分イメージが異なるものかとも
2015-07-01 20:03:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
とはいいつつ、昭和後期だとやや冴えないワタル、大人として完璧な豪さん、やんちゃ坊主かつちゃっかりした空作といった感じでヒーロー像の描き方は様々といったものになるのだが。
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とはいえ、ヤットデタマンのワタル像についてはきらめきマンのパフ(ただこちらは2号なのだが)、新ヤッターマンのガンちゃんなどに通じたものという気がしなくもない。きらめきマンのヒーロー像について笹川監督は女性の力が強くなってきたことを述べられていたが、ワタルとコヨミはその先駆けか。
2015-07-01 20:06:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
余談ながらポリマーのオマージュもあってかワタル役はガベさん。ヤットデタマンとしてヒーローらしい演技はともかく、このころはクールなキャラクターが鉄板となられていただけに気の良い二枚目半役は珍しいかもしれない
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また声質の変化もあるのか、二枚目半っぽい演技でも結構大人びている印象が強い。常に青年として演じられているイッパツマンは例外として、少年っぽい外見ながらやや年をとったような雰囲気はご愛嬌か。
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ちなみにヤットデタマンの変身シーンについては、なんか後の話で変身プロセスが細かーく書かれるそうだが、一種の変身バンクとしてみると極めてあっさり変身するようになっている。
2015-07-01 20:12:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここら辺はヤッターマンからオタスケマンまで、ヤッターと、衣替えと、ヘンシングとして変身バンクがあったのとは異なる。
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ここら辺はイッパツマンやイタダキマンでも継承された流れではある。イタダキマンについては二段変身が毎回の見せ場になっているがそれはヒーローとしての変身バンクよりも戦闘シーンの山場として演出されたものと見た方が良いかと
2015-07-01 20:14:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここら辺は変身するヒーローが特色として薄れた時代というのもあるかもしれないが、ヤットデタマンはコヨミが、イッパツマンはランが、イタダキマンは二束三文トリオから正体がわからない謎の人とみなされている(イッパツマン以外は視聴者にわかるようになってはいるが)
2015-07-01 20:16:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そういう仲間からしたら正体は誰だろうという雰囲気を見せるために昭和後期の1人で戦うボカンシリーズのヒーローの変身要素は意図的に抑えられているのかもしれないとか。
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そしてメカニックについて。今作から巨大ロボットとして大巨神が登場するようになる。タカトクからの要請で生まれたそうで昭和後期のボカンシリーズの特色ともいえる事柄 pic.twitter.com/aBU4XGEAHX
2015-07-01 20:18:04![](https://pbs.twimg.com/media/CI0yXpgUcAA_NkO.jpg:medium)
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この大巨神はメカニックとして見ると最もシリアスな色が強い存在になっているかもしれない。逆転王、三冠王は変形前が親しみのあるザウルスやマンモスなどといった形態があるが大巨神は戦艦的な機体から変形するギミックであり、コメディ要素は外見からすると薄い。
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一方で大巨神は罪を憎んで人を憎まず、仏の顔も三度までのキャッチコピーが有名だが意志を持つロボットとして描かれている。
2015-07-01 20:20:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ミレンジョ一味へのお仕置きを彼が担う訳だが、このユーモラスなキャラクター性のあるメカニックは昭和タイムボカンシリーズだと意外にも最後となるのかもしれない。
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一応は三冠王が意志を持つ設定ではあるがあくまでヒーローロボットとしてのキャラクター性にとどまっており、ユーモラスな面はない。
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この件については、無印、オタスケマンがヒーロー達の乗り物として描かれ、ヤッター、ゼンダマンでのキャラクター性のあるメカとして描かれていた二つの流れを整理するという意味があったのかもしれない。
2015-07-01 20:30:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
その結果タカトクからの要請とも重なるが、ヒーローの乗るマシンとしてのヒロイック性、罪を憎んで人を憎まずなキャラクター性が統合されたものかとも。三冠王はキャラクター性を若干減らしつつ兵器としての一面も与えたのである意味大巨神の発展型とも言えなくはないのかもしれない
2015-07-01 20:31:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
また、大巨神は大天馬と合体してケンタウロス型の大馬神となる。1話から早くも登場していたことに驚くがOPで大天馬の名前を連呼していたので当たり前だったのかもしれない
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この大巨神と大天馬のスーパードッキングについては、もしかしたらパワーアップ合体の走りになるのだろうか。マグネモシリーズのパーツ換装との境界線が曖昧だが、こっちは窮地に陥って合体する点を考慮するとパワーアップものに近いかもしれない。
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また、パワーアップ合体のロボットが既に玩具として発売されていたという点も特筆すべきことになるのだろうか。ロボットアニメ的にパワーアップ合体の走りと言われるゴーバリアンやスラングルはパワーアップメカは玩具として発売されていない。その後のレザリオンでようやく商品化した
2015-07-01 20:40:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
この辺り三冠王の件もそうだがタイムボカンシリーズのロボット描写は地味に先見性があると言うべきか。
2015-07-01 20:40:48