サッカージャーナリスト小澤一郎さんが見たカナダ女子W杯準決勝 なでしこジャパン×イングランド

やはり現地で見てる専門家は視点が違う。サブ組の練習風景とか。
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小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

なでしこジャパンがアップを開始してから10分以上経過してもようやくイングランドのフィールドの選手が出てきました。今日のエドモントンは風があって日が陰ると涼しいですが、陽射しが出るとやはり暑い。ボールを持つ展開が予想される日本にとっては太陽が照りつけてくれた方がいいかも。

2015-07-02 07:18:45
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

初めて見るチームの場合、サブ組のアップメニューと内容からチームとしてのオーガナイズの度合いを測るのですが、イングランドはとても質が低い。今やったポゼッションTRはボールを持った選手が足下でこねているだけで周りが棒立ち。毎試合、メンバーやシステムを変えている理由も少し見えました。

2015-07-02 07:37:31
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

オウンゴールとはいえ、得点はオーストラリア戦後に大儀見が「次への可能性としてはかなり大きなものを残せた」と言った右(川澄)からのアーリークロスの形でした。ow.ly/P43Qd

2015-07-02 10:00:59
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

決して綺麗に崩したゴールではなかったですが、92分にあのスプリントでCBのギャップを付き、オフサイドにならないスピードに調整してクロスのポイントに素早く入ったからこそ生まれたゴールであり、ゴールへのプロセスへのこだわりがもたらした決勝弾でした。

2015-07-02 10:04:57
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

大儀見は決勝弾のシーンについて、「ナホ(川澄)からクロスが上がる瞬間にちらっと相手DFを見たら『マジかよ』みたいな顔をしていて…(笑)。その瞬間、何かもう来るなと感じて」と明かしてくれました。駆け引きの際、間接視野で相手CBの位置のみならず心の中まで見えているということですね。

2015-07-02 11:19:55
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

PKを得た飛び出しについて有吉は「相手SBが結構ナホ(川澄)に対して食いつくシーンが多かったので」と序盤からしっかり相手の出方を分析した上で、「左にボールが入った時に完全に相手がボールウォッチャーになって、夢穂がいい形で前を向けると思ったので(飛び出した)」と説明してくれました。

2015-07-02 12:21:47
小澤一郎(Ichiro Ozawa) @ichiroozawa

逆に相手左SBが有吉の飛び出しや高いポジショニングを嫌がってスペースを埋めたら、「ナホ(川澄)がフリーになるし、優季やシノさん(大野)が(中盤で)フリーで受けられるスペースができると思って果敢に狙っていきました」と序盤からの相手との駆け引きについて説明してくれました。

2015-07-02 12:24:51