こづつみPONさんによるアート(芸術)アニメとエンターテインメント(商業)アニメの考察。
アート(芸術)とエンターテインメント(商業) ということを考える。 現在日本では大学ではアートアニメーションを学び 専門学校では商業アニメを学んでいることが多い。
2010-12-30 02:36:36大学では個人作家などでデジスタ、その他コンテスト などでなにがしかの賞をとって卒業後の進路の一つとしている。 大学では5年後10年後のことを考えているから。
2010-12-30 02:36:56専門学校では技術的なスキルを身につけ、 アニメーターとなって動画⇒原画⇒作画監督or演出と 下積みを含めてスキルを上げていく。 即戦力を求められるから。
2010-12-30 02:37:34しかしどちらもあまりに両極端に偏っている。 大学ではもっと演技の基本や、アニメーション技術を 基本から学ぶ必要がある。 たとえば海外のアニメーションでは どんなに変わったアニメーションでも 歩きなどはちゃんと動かしている。
2010-12-30 02:38:14日本のアニメ作家さんの動きは 歩きがうまい人がなかなかいない。 個人作家さんがアニメーションの基本技術が身についていない まま自分の世界観といってごまかしている部分も透けてくる。 もちろん商業アニメの方はいろいろな人が関わるためにもっと ひどいことも多い。
2010-12-30 02:38:56専門学校では時間的に難しいがストーリーやコンテなど の描き方などを学ぶ必要がある。 理想なのはピクサ―のように短編で 作家となって賞をとった人が中編⇒長編監督と エンターテインメントに移行できることが 自然な流れだと思っている。
2010-12-30 02:39:29個人の範囲で充分いいという人もいていいと思うが、 たくさんの人が関わりみんなが食っていける幸せな状況 ということはやはりエンターテインメントを目指さないと 今の学生が卒業してみんなが食っていけないという状況を 変えられないと思っている。
2010-12-30 02:40:40一人の才能で周りのなん十人何百人の人たちを 食わせていく。それがビジネスだと思う。 だからマンガはビジネスになる。 アニメは一部のカリスマ監督だけだ。
2010-12-30 02:41:15だから短編で素晴らしい作家の人は ぜひゆくゆくは長編監督を目指してほしい。 それは自分も育っていくし、次から次と 人を育てていくことになるのだから・・・。 長編を目指せないここの部分が いまの日本の危機感なのだ。
2010-12-30 02:41:44「リタとナントカ」は長編ではないが、 そんなきっかけを考えたから若手の個人作家に 声をかけてエンターテインメントへの第一歩としたかった。 みんなで創っていく喜びを感じてほしかったから。 でも相当拘束してしまい苦しかったことも多かった。
2010-12-30 02:42:13ただしセンスがあり才能豊かな作家さんには この限りではない。 個人的にはできるだけたくさんの人が食っていける 場を作っていきたいからエンターテインメントを 目指すんだ、ボクの場合は。
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