「IN・トゥー・カラアゲ」＃１

モッブテラーM48 @droskb

「IN・トゥー・カラアゲ」

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スゴイ級アシスタント略してSAであるクーロン893はスゴク広い教室の中で教授の横にダルマめいた不動さで立っていた。SAの仕事は教授の邪魔をする学生を始末することであり、それ故学生は教授のマッポー的授業に逆らう事が出来ないのである。

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そんなスゴク広い教室に一人の生徒がいた彼の名前はウクエレレである。彼は本来この授業を受ける生徒ではない。即ちバレたらケジメいや、セプクものである。実際彼の横にいたREIは彼の存在がバレタときに起こるであろうマッポーめいた光景を想像し静かに失禁していた。

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無論そんな生徒がいることなどチャメシインシデントあり、ノガワ教授は「この講義を受けない生徒がいたのなら出てこい！指10本のケジメで許してやる」と冷たく言い放った。ウクエレレはノガワ教授のヤクザめいた理不尽な申し出に小さな声で「あいえぇ・・・」と呟いた

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読者の中にウクエレレの知り合いがいるのならばご存知だろうが、彼の趣味はウクレレを弾くことであり、10本もケジメしてしまったらウクレレを弾くことができなくなってしまうのである。

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それから10分、ノガワ教授は名乗り出ない事から堪忍袋が温まっていき「クーロン893＝サン、不法に教室にいるものを始末しろ！」とさっきまでの冷たさとは打って変わった声を張り上げた。クーロン893は静かに「御意」と静かに呟くと一気に跳躍をした。タツジン！

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クーロン893は跳躍の後一人目の不法侵入学生の前に立つ。ゴウランガ！学生はクーロン893のオタクめいた俊敏性と認知力に恐れをなし「アイエー！」と叫びながら激しく失禁するも、ハイクすら詠む暇すら与えられずオタクカラテを喰らい身体中の単位が暴走し爆発四散！

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それからはマッポー的光景が繰り広げられた。「イヤー！」クーロン893が学生を殴る「サヨナラ！」学生が爆発四散！「イヤー!」クーロン893別の学生を殴る「サヨナラ！」学生が爆発四散！「イヤー！」クーロン893が別の学生を殴る「サヨナラ！」学生が爆発四散！

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クーロン893の不法侵入学生への攻撃に無害な学生たちも巻き添えを喰らい「アバー！」「グワー!」爆発四散している中で、REIは失禁しながら亀めいて机の下に潜り込み激しく失禁していた。

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REIはふと先程隣にいたウクエレレがどうなったのだろうかと思い、「ウクエレレ＝サン！」と横を見ると、そこにはウクエレレの姿は見えなかった。ウクエレレはクーロン893が跳躍した時点で移動を開始していたのだ。タツジン！

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しかしクーロン893とて伊達にスゴイ級アシスタントではなく、ウクエレレの逃走に気付き即座に移動を開始した。無論教室にいた不法侵入学生は全員殺し終え、無残になった教室でREIとその他学生は皆失禁していた。

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スゴク広い教室から離れた場所にウクエレレレはいた。そう彼こそはウクレレ＝ジツの使い手であり、今まで教授の授業に不法侵入し逃亡するといった悪魔めいた遊びに興じていたのである。

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「クーロン893＝サンと言ったか、どれ程タツジン級のカラテを持っていても俺をケジメすることなどできないぜ」失禁しながらウクエレレは呟いた。しかし、彼の前に突然人影が！そう、クーロン893である！

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「ドーモ、ウクエレレ＝サン、クーロン893デス」フォローを飛ばした。「ドーモ、クーロン893＝サン、ウクエレレデス」フォロー返した。ウクエレレは相互フォローの構えを即座に解き「何故ここまで追ってこれた!?」と問いながらウクレレ＝ジツの構えを構えた。

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ウクエレレの質問に「貴様から出るカニ汁の匂いを嗅げば一瞬で追いつける」そうウクエレレの好物はカニ汁であり、彼にとってはガソリンのように大事なのである。「何故貴様がカニ汁の存在を!?」そう、ウクエレレの好物がカニ汁であることなど先程隣にいたREIにしか言ってないはずである。

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「貴様の悪名はかねてから有名故に調べておいたのだ」なんという事だ、クーロン893は今日ウクエレレが来ることを見通していたのだ。「なるほど、だが俺とて潜ってきた修羅場が違う！イヤー!」構えをしてないクーロン893目がけてウクレレの弦を巧みに操り襲い掛かる。シツレイ！

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弦はクーロン893に当たっ・・・

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てはいなかった。そう弦が当たる瞬間クーロン893は跳躍しこれを避けたのだ。ゴウランガ！

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「構えなしに跳躍だと!?」クーロン893の腕前の前にウクエレレも驚きを隠せなかった。それもそのはず、今までいかなるSAとて注意を逸らしてからの不意打ちで仕留めていたのだから。「ウクエレレ＝サン、私をそこらのサンシタSAと一緒にしないで欲しい」クーロン893はそう呟いた

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「これで最後だウクエレレ＝サン」クーロン893は空中で攻撃の構えを取った。あれこそは様々な学生を葬った奥義、ラク＝タン！「空中にいるという事は避けられまいクーロン893＝サン貴様こそこれで最期だ！」ウクエレレはウクレレ＝ジツ最終奥義カニセのために弦を広げた！

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ウクレレ＝ジツ最終奥義カニセとは相手をカニ汁に入っているカニめいてバラバラにする奥義である。コワイ！

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クーロン893のラク＝タンとウクエレレのカニセが衝突し・・・

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てない！カニセを放った場所にはクーロン893がいない！ウクエレレは動揺しながら「どこに消えた!?クーロン893＝サン！」ウクエレレはまだ気づいてない、クーロン893が既にウクエレレの後ろにいることに・・・

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読者の中オタク動体視力を持っている人がいたのなら理解できただろう。カニセと当たる瞬間、ラク＝タンのオタクエネルギーを足場に即座に横に飛びカニセを避けたのだ。タツジン！

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・・・・・ ノガワ教授の元に戻ってきたクーロン893の手にはカニ汁まみれのウクレレがあった。