ユートは鶏肉が好き。

ああ、なんて美味しそう。 もう我慢できそうにない。
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東改 @azumarata

@azumarata ユートに食べられる(物理)隼とかいうから… pic.twitter.com/83tqB0ZDiI

2015-07-04 02:05:49
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東改 @azumarata

@ituki36 さっぱりタンパクで美味しいね…♡

2015-07-04 02:10:42
東改 @azumarata

@ituki36 軟骨かな。肩にうっすらついた薄い肉、柔らかな胸肉、程よく弾力のある腿肉。それから手羽先。どこを見ても美味しそうで、どこから手をつけようか迷ってしまう。先ずは味見と腕にかぶりついてみる。口内に広がる濃厚な血の味。ああ、暴れないで、手元が汚れてしまう。

2015-07-04 02:25:17
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata 痛覚麻痺させてから食べるのもよいよい

2015-07-04 02:27:51
東改 @azumarata

@ituki36 「隼、うるさいぞ」軽く張り手をすれば静かになるのだが、また少しすれば騒ぎ出す。少しではあるが味が濁るため本当は好かないのだけれど。手を伸ばして麻酔の注入されている注射器を机の上から探し出す。声をかけないまま首元に差し込めば、ビクリと震えて隼は大人しくなった。

2015-07-04 02:32:56
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata お肉固くなる前に食べちゃおうね

2015-07-04 02:35:23
東改 @azumarata

@ituki36 …服が邪魔だな。隼の着ているコートは確かに彼に似合っているのだが、とても食べられたものではない。まるで味がしないし、そもそも金属部は食べられない。震える隼からコートを剥ぎ取ろうとすると目を見開いて抵抗してきた。弱ったな、これでは脱がせるのは難しい。

2015-07-04 02:39:37
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata ちゅーして動き鈍ってる間にナイフで切っちゃおうか

2015-07-04 02:41:08
東改 @azumarata

@ituki36 隼に優しく口付けてやる。ことを性急に運ぼうとしても仕方がないので入念に口内を嬲る。次第に隼の身体も弛緩する。その間に手早くナイフを手繰り寄せ、コートの胸元から一気に刃を入れる。気をつけていたつもりだが少し隼にも傷をつけてしまった。気がついていないらしい。順調だ。

2015-07-04 02:50:46
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata 血も綺麗に舐めて残さず食べようね

2015-07-04 02:52:04
東改 @azumarata

@ituki36 コートを脱がせて傷口まで顔を寄せると、隼が正気を取り戻したのか慌てて手を伸ばしてきた。全く、食事を終えるまで大人しく待っていてはくれないのだろうか。やれやれ、とふとコートに目をやる。いいことを思いついた。伸ばされた彼の腕を逆に絡め取りコートの端切れで纏め上げる。

2015-07-04 02:59:03
東改 @azumarata

@ituki36 これ以上手間を増やさないで欲しい。足首もソファの足にそれぞれ結びつけておいた。これで存分に食事が叶う。期待に思わず笑みが漏れた。隼はなにやら、まさに絶望といった表情をしてこちらを見上げている。奴も腹が減ったのだろうか。しかし、待てができない鳥を飼った覚えはない。

2015-07-04 03:04:54
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata どうしてそんな顔をするんだろうね ユートのことが嫌いなのかな?でもそんなはずないもんね 親友だもんね

2015-07-04 03:11:13
東改 @azumarata

@ituki36 隼の機嫌が悪いのはいつものことだ。俺は詮索を諦めて食事をようやく再開させた。傷口から溢れる血液を零さないよう全て綺麗に舐めとる。少し意地汚いかもしれないが無駄になる方がよっぽど嫌なのだ。まずは柔らかくボリュームのある胸肉にありつくことにする。いい加減腹が限界だ。

2015-07-04 03:14:19
東改 @azumarata

@ituki36 中身は柔らかいであろう比較的薄めの胸に再び唇を寄せる。歯を立ててゆっくりと圧をかける。思い切り噛み切れば真っ赤に血を滴らせた肉の内側が覗く。ああ、なんておいしそうなこと!思わず喉がなり、迷わず吸い付いた。暖かなそれに思わず涎が溢れ、隼の体液と混ざり口内を満たす。

2015-07-04 03:30:44
ハイヨルシタイ @ituki36

@azumarata でも君は気づいているのだろうか 彼を食べきってしまったもう彼と話をすることも会うことも触れることもできないことに

2015-07-04 09:07:11
東改 @azumarata

@ituki36 ああ、隼、俺は今生きてきて最も幸福な時を得ている。ずっとずっと待ち望んでいた。君を食べることを。…なぜ、俺は我慢をしてきたのだろうか?グジュグジュと筋繊維が千切れて血の滴る胸部。そこに俺は顔を埋めていた。面を上げれば隼がどこか諦観した顔で涙を流している。…なぜ?

2015-07-04 11:04:00
東改 @azumarata

@ituki36 「隼、どうしてそんな顔をしているんだ?こんなに美味いのに」声をかけてもこちらを見ることはない。また一筋涙が落ちるのみだ。透明な調味料。舌で舐めとると少ししょっぱい。しまった。美しい顔に血がついた。俺が困った顔をしていると、ようやく隼の目がゆるゆるとこちらを見る。

2015-07-04 11:12:40
東改 @azumarata

@ituki36 俺を見ているのか、ユート。とか細い声が俺を呼ぶ。ああ。見ている。早く俺は君を食べつくしてしまいたいのに、なぜそんな顔をするのか。隼は物憂げに笑んで俺の血に汚れた頰に手を伸ばす。そして「ユート、好きだった。もう二度と会えなくても、好きだ。きっと俺を忘れないでくれ」

2015-07-04 11:21:46