自分の考察している律令条文が明治の太政官で復活してさらに現行民法まで一部引き継がれている可能性を指摘できそうだけど、古代史卒論のどこにぶち込めばいいのか全然分からんし、できたとしても最後の部分で触れるくらいしかできなさそう。もしくは小ネタとして自分の心の内にしまっておくとか。
2015-07-05 01:39:18学祭研究の価値
わたし、こういうのが真の学問の香りだと思うんだけど、マズいことに分業が進みすぎてこういう複数の分野に跨った研究を認める人があんましいないのってホントもったいないし大学の価値を損ねてると思いますよ >RT
2015-07-05 01:41:43法律と政治って歴史を通してみるとおもしろいよね
@Mentyu 情けないというか、それがまだ機能してるってのは法学的・政治学的に極めておもしろいトピックだと思うのです。考えてみたら人殺しが重罪という法理論はメソポタミアの時代から生きてる論理ですし。余談ながらケンブリッジ大学では中世の頃の校則がまだ生きてるそうですね。
2015-07-05 01:47:31@mitsichoh そういえばモーゼの十戒なんかも殺人や窃盗は禁止していましたね。こうした人類に普遍的なルールがあらゆる法体系の基礎にあるのは理解できますが、もっと細かい土地の占有期間云々みたいな法律がいかにして継承されてきたのか興味深い所です。
2015-07-05 01:50:55@Mentyu 確かに時効が20年とか、どう見ても普遍的とは思えないものが生き残ってるのは面白いですね。明治政府が始まった時は、公地公民制を復活させたようなイメージなので、律令が復活したのもそういうことなんでしょうか。それが社会に受け入れられたという事実も興味深いです
2015-07-05 01:54:37@mitsichoh 公地公民制のような印象もそうですし、太政官制という名前や王政復古といった言葉からある意味律令制への回帰がその根本にあるのではないかと思えてきます。さらに西洋の文化もまざってできた明治時代初頭の法体系が社会でどう捉えられたのかは調べるとおもしろそうですね。
2015-07-05 02:00:15@Mentyu なるほど、律令制への回帰ですか。その担い手が公家ではなく幕藩体制の武家出身者だったことを考えると実に味わい深いです。明治の法体系がどう受け入れられていったか知れば、これから法とか憲法を改正していく中で、どういう法なら機能しうるか、という示唆も得られそうです。
2015-07-05 02:07:57@mitsichoh おっしゃる通りで。専攻ではないので下手なことは言えませんが、法制史の醍醐味ってそういう所なのではないかと思います。
2015-07-05 02:12:20@Mentyu 法律のみならず、テクノロジーの進化がどう社会を変えたかとか、人類はそれを活かせたのか、それとも無駄にしてしまったのか、それはなぜか、というところが面白いですよね。法律も政治のためのテクノロジーの一種ですし。
2015-07-05 02:16:33@mitsichoh そうですね。社会変革の要素をテクノロジーとして捉えるならば、歴史学はまさにテクノロジーと人間社会の関係を論じる学問となりますね。そうしたテクノロジーの変化こそがある意味歴史ですし、逆に停滞している場合はその原因を考察するのも歴史学の仕事ですから。
2015-07-05 02:22:22考古学・歴史学の意義
@Mentyu 歴史のみならず、考古学でもテクノロジーと社会の関わりを論じることは可能なんですよね。三内丸山遺跡の柱の間隔はあの地域の規格化された長さだったという話は知った時、とても驚きました。そういう話大好きです
2015-07-05 02:38:15@mitsichoh その通りなんですよ。縄文尺の話もそうですが、土器の登場によって煮沸が可能になって可食物が増加したなんていうのも有名な話ですよね。むしろモノを対象にしている分、テクノロジーと社会の関係を文献以上に見た目に分かりやすく提示できるのが考古学ではないかと思います。
2015-07-05 02:41:51@Mentyu そうですね。近頃期待されているイノベーションというものも、下手に歴史をまさぐるより考古学に教えを乞うほうが効率的に成し遂げられるのかもしれません。歴史は主に法律・社会制度に関していろいろ教えてくれるのでしょうね。
2015-07-05 02:51:14@mitsichoh 歴史をかじってる者としては適宜研究成果を参考にして現代社会のイノベーションに役立ててもらえれば良いかなと思います。研究成果を社会に還元するのも非常に大切なことですので。ただ歴史は悪用すると危険な道具にもなるのでその点は自分も含めてわきまえて行きたいですね。
2015-07-05 02:59:15テクノロジーのメタ性
@Mentyu 全ての学問が悪用すると超危険なもので、もとより学問自体がテクノロジーであり、そのメタ性に今気づいて「面白いなあ」と思いました。人間や集団がどうやったら「悪用しない」というモラルを保てるのか、というのは大きな課題で、これも歴史が何か教えてくれるといいなあ、と思います
2015-07-05 03:04:56@mitsichoh 確かにメタな話になっていますね(笑)社会のモラル保持は歴史に限らず全ての人文系学問にそのヒントがあるのではないかと思います。数理社会学のような学際的な所にもありそうですね。今夜はとても楽しかったです。ありがとうございました。そろそろ寝ますので失礼します。
2015-07-05 03:11:08@Mentyu 数理社会学、実はとても興味があります。こちらこそ、今晩は非常に楽しかったです。ありがとうございました。遅くまでつきあわせてしまって申し訳ありません。またいずれ。
2015-07-05 03:12:48感想とか
ぶっちゃけ文系の人って真面目に勉強してる人なら学部ですら相当、社会について語る実力があるような感じがしてすごい尊敬のまなざし。 理系とか特に物理は修士出て初めて、物理を語れる資格が生まれるようなイメージ。
2015-07-05 01:51:12もとは自浄作用があった組織も、時が経つと自浄作用を失うケースが後をたたないようだけど、それを「諸行無常、形あるものはみな壊れる」と諦めるのではなくて、自浄作用を自発的に修復する自浄作用はどうやったら作れるのか、考えていきたい。
2015-07-05 03:11:20