【GUNNER】- GUNNER V.S. KARATE Blizzard -

Ricardo Berenguer @entry_yahhoo

「イヤーッ！」「イヤーッ！」そんな彼らの前に、2隻の戦艦ル級が躍り掛かる！「イヤーッ！」「イヤーッ！」「イヤーッ！」戦士達は危なげなく避ける！「面倒ナコトヲ」「侮レン敵」「「イヤーッ！」」ル級達はカラテシャウトと共に、赤いソウル・エンハンスメント光を纏う！エリート個体だ！ 98

AKITO @MASKEDGUNNER

「来たか…ボスだな……！」仮面ガンナーは漣と共に敵に突っ込む！「狩るぞ…お楽しみはこれからだ…！」「徹底的にやっちまうのね！」「撃ちまくれ…！！！」仮面ガンナーと漣はル級の一体に向かって集中砲火！「どう出る…ル級…！」 99

Ricardo Berenguer @entry_yahhoo

「イヤーッ！」ル級は盾めいた16インチ三連装砲で砲撃を軽々防ぐ。「イヤーッ！」もう一隻のル級が構えた盾を踏み台にして跳躍！Y軸上のアドバンテージを取り、同時砲撃！「イヤーッ！」「イヤーッ！」KABOOM！KABOOM！KABOOM！仮面ガンナーと漣は散開する！吹雪は跳躍！ 100

AKITO @MASKEDGUNNER

「まあそうなりますよね！ご主人様！」「自信満々で言ってんじゃねぇ……！ｗ」冗談のような口調だが、内心はル級に対してイラついていた仮面ガンナーは、何か策がないかと考える。「正面からは難しいよな……」 101

Ricardo Berenguer @entry_yahhoo

ふと、仮面ガンナーは跳躍する吹雪を見、先程の戦闘を思い出した。「漣！」「ほい！」「もう一度サザナミⅡだ！」「了解しました！」漣は実体化を解き、サナザミマルチブラスターへと戻る。そしてフソウフォートレスと合体、サザナミⅡを分離飛行させた！「さぁ、ハチの巣にしてやる…！」 102

AKITO @MASKEDGUNNER

「漣…お前はル級にひたすら撃ちまくれ…俺がいいというまでずっとだ…」「はいっ！」「サザナミⅡに…ハグロエアクラフトランチャーを装備…サザナミⅢ…！」「いっくよー！！」サザナミⅢは力の限りル級に砲撃を浴びせる！そして仮面ガンナーは、その砲撃を避けつつル級の真上へ跳躍！ 103

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艦載機を纏い、仮面ガンナーは真下のル級めがけ照準を合わせる！狙い通りル級はサザナミⅢの砲撃に手間取りこちらまで気を配れない！「これで…どうだ…！」艦載機とマヤエアクラフトランチャーによる同時攻撃が、雨のようにル級めがけ降り注ぐ！BLAM！BLAM！BLAM！BLAM！ 104

AKITO @MASKEDGUNNER

「ガァァァァッッ！！」集中砲火を受け、艤装はほぼ全て破壊され、戦闘が続行できなくなるル級！仮面ガンナーは海上へ降り、ル級の正面へと肉薄！「アァ…ヤメ…オネガイ……」それを聞いた仮面ガンナーはランチャーをル級の頭に突きつける。「死ね…」次の瞬間、ル級の頭を撃ち抜いた！ 105

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同じ時、空中に跳躍したル級は下から迫る吹雪を見やる。（ココハ捌キ、着地後ノ砲撃デ仕留メル）ル級はそう思考した。だが、それは侮りであった！「イヤーッ！」不意に、吹雪が体勢を変え、独楽めいて回りだす！その左目の虹彩を窄め、緑色に輝かせて！吹雪はここでケリをつけるつもりだ！ 106

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「おっ…いいねぇ…援護するぜ…！」「まぁ…ご主人様のためなら…仕方ないか…。」仮面ガンナーと漣は残るもう1隻のル級に向かって集中砲火！「まあ防がれるよな…！だがそれでいい…！」防御に必死で、反撃できないル級！そして！ 107

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「イヤーッ！」「イヤーッ！」遂に吹雪とル級が接触！ル級は前面に構えた盾めいた16インチ三連装砲で防ごうとした。ル級には、無力に弾かれて落ちる吹雪が見えるはずだった。だが！見よ！盾が焼き切られていく！緑の炎光を纏ったチョップ回転によって！暗黒カラテの暗殺奥義タツマキケンで！ 108

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「イイイイヤアーッ！」回る！焼き切る！回る！焼き切る！緑色のカラテ・ブリザードと化した吹雪のタツマキケンが、盾を焼き滅ぼす！「ソンナ！マサカ！」ル級は悲鳴を上げる！「ソレハ、ソウル・エンハンスメント…」「イヤーッ！」「アバーッ！」チョップの嵐が遂に腹部を捉え、両断した！ 109

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「すっげぇ…あれが嬢ちゃんのカラテ…ってやつか……」「ご主人様？」「なんだ…？」「何見とれてるのよ！私よりあの化け物の方が…？」「いやいやそういう次元じゃねぇだろ…強い奴は楽しい…それだけだ……」そして次の瞬間！「サヨナラ！」タツマキケンを受けたル級が爆発四散した！ 110

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「サヨナラ！」同時に、仮面ガンナーが射殺したル級も爆発四散した。気が付けば、残敵は蜘蛛の子を散らすように居なくなっていた。吹雪は海面上に着地した。そして両手を合わせ、呟く。「ナムアミダブツ」それは、ある種の祈りめいていた。 111

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「なんかのまじないか…？よし…俺も…」仮面ガンナーも両手を合わせ呟く。「ナムアミダブツ…」一方、漣は先ほどのことが不満だったのか、なにやら独り言を言い続けていた。「お前はいつまでもブツブツ言ってんじゃねぇ……」 112

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「援護、ありがとうございました」吹雪は丁寧に一礼した。「いや、大したことじゃねぇさ…」仮面ガンナーは右手を差し出した。「共闘したなら、こうだろ…」「ええ！」吹雪はその意図を察し、己の右腕を差し出し、ガッチリと握手を交わした。「さぁ、帰りましょうか！鹿屋へ！」 113

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「じゃこれのほうが早いな…！」ジェットエンジンを起動する仮面ガンナー。「漣…お前は戻れ…」その瞬間、漣はカードに戻りライザーに格納された！「あの…まさか…」吹雪の質問に、仮面ガンナーが答える。「喜べ…また空の旅だ…」「いやぁぁぁ！！…」仮面ガンナーと吹雪は再び基地へ飛ぶ！ 114

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――― 115

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鹿屋基地の埠頭にて、リカルドと吹雪は仮面ガンナーと対面していた。「もう行くのか？」リカルドが問う。「ああ…」仮面ガンナーは答えた。「まだまだこの世界の事は調べきれていない…」「何かトラブルあったら頼ってくれ。聖良の坊主よりは役に立つ筈だ」「違いない…」二人は笑った。 116

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「まあ…あいつのとこにも遊びに行くｋ…ん…？」ライザーがなにやら音を発している。敵の反応を示す通知音だ。「この微妙な反応…さては『できそこない』だな…？」「さっき言ってたやつか？」「ああ…今度捕獲して…調べてみるのもいいかな…？」 117

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「フソウフォートレス…！」仮面ガンナーはフソウフォートレスを点火し、飛び立たんとする。『あ、そうだ！そこの化け物駆逐艦！』突然、漣がライザーから飛び出し、吹雪を指差した。「何ですか？」「アンタには負けないから！」「……カラテで？」「そうじゃない！もっと別の！」 118

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「別…の？」吹雪は考えたが、思い当たる節はなかった。「漣…何をしている…」仮面ガンナーが声をかける。「漣だってご主人様に…うー…ばかばかばかっ！！！」そう言うと、漣はライザーの中に閉じこもってしまった。「……世話の焼ける秘書だ…………」仮面ガンナーはため息をつく。 119

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「では、またな…！」「おう！またな！」「また会いましょうね！」別れの言葉と共に、仮面ガンナーは飛び去った。リカルドと吹雪は仮面ガンナーの姿が見えなくなるまで、手を振り続けた。仮面ガンナーは、沈みかけた夕陽を見た。日は昇り、沈んでいく。だが、彼の旅は続くのだ！ 120

AKITO @MASKEDGUNNER

「さーて…どう戦うかなー…」接近する敵艦隊を補足し、仮面ガンナーが呟く。「漣…手分けして潰すぞ…いいな…？」『しょうかないなぁー♪ほんと漣がいないとダメなんだからっ♪』「はいはい…そういうことでいいよ…」仮面ガンナーは漣を召喚する！「行くぞ…漣…！」「はいっ！ご主人様！」 121

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「-ガンナー・バーサス・カラテブリザード-」終わり 次回に続く…かどうかは欲望次第………