アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、元祖天才バカボン53話A演出コンテ―子供と大人の可愛さ表現を使い分けるスゴ技

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出コンテ53A話 今までの回についてはこちら togetter.com/id/makimogpfb 直前の脚本から再び演出に。 脚本はまた家なき子と同じ組み合わせ、山崎晴哉さん。家なき子リスト見直すと高屋敷氏演出の神回は山崎晴哉さん脚本回が多い。やっぱ相性よし？

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話2 紙ネタ、疑似家族、可愛いおっさん、役立たず？医者、豹変、泥酔、連呼、知略、物や自然もキャラ、人情、ダジャレなどまた特徴特盛。チエ脚本と似たシーン結構あり。いきなり指名手配犯ポスターどアップ・パパが自分の写真と張り替えるイタズラ(特徴:紙)

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話3 パパのイタズラで、可愛いおっさんモブ(特徴)がパパを指名手配犯と間違え拘束、本官を呼ぶ。本官はイタズラに気付き、今売り出し中の指名手配犯はこっち！お巡りさんバカにするなと怒って去る。パパは仕返しにおっさんを拘束し指名手配犯貼り紙と同化させる

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話4 一方その指名手配犯と部下は平凡な顔の人間を見つけ、その人に変装しやり過ごす事を計画、バカボンをターゲットに。バカボンはポリバケツを上から落とす簡単なトラップで捕まる。途中本官に怪しまれるも、本官は荷物が重そうだと手伝う。善行したと本官満足

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話5 太陽意味深アップ後に犯人達のアジトが映る(特徴:お天道様が見てる)。犯人の部下は整形外科医のようで、なぜか木の素材・彫刻道具・ヤスリで、犯人をバカボンそっくりにする。ただ笑顔が本物と違うのが欠点。凶悪なバカボン面でパパ家に乗り込む。

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話6 パパは笑顔が変だと指摘、ヤバイと思った犯人はパパの顎をはずしたり、どついたりしてパパをいじめる。ママの膝で泣くパパ可愛い(特徴)。バカボンは言葉使いも大人っぽいと指摘され、もう寝るとバックレ。はじめちゃんだけ眼光鋭く怪しむ(特徴:豹変覚醒)

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話7 その頃アジトでバカボンが泣き止まないので、凶悪犯の部下は得意の整形で面白い顔を色々作る(特徴:人情)。一方はじめちゃんは習慣だと偽り偽バカボンとパパに酒を飲ませ泥酔させる(特徴:知略)。はじめちゃんは偽物だと主張するがママは確定できず。

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話8 翌朝、偽バカボンは髭が濃いので髭が生えてしまう。また、本物のバカボンは、犯人のふりをし脱出(特徴:知略)し本官に通報。逃げようとしていた犯人は、駆けつけた本官により確保される。パパは少し髭バカボンと暮らしたかったと言うオチ(特徴:疑似家族)

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめa ジョー1脚本疑惑、ど根性ガエル演出や、脚本・コンテ(疑惑)、新ど根性、赤ルパン脚本演出、めぞん一刻・ジョー2・チエ・キートン・カイジ脚本で、泥酔描写がよく出る。今回は偽バカボンと本物バカボンで、おっさんと子供の可愛さ描写を使い分けてる

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめb おっさんモブがパパに貼り紙+板と同化させられたり、バカボンを捕獲する際、犯人達がポリバケツと一心同体になっているのが、同氏ポリシーの物や自然=キャラが出てる。また、同氏演出は笑顔が凄く可愛いが、それをなくすことで偽物と差別化してる

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめc 脚本の山崎晴哉氏とも、家なき子の準備段階のようで、バカボンが「自分で考え」脱出。家なき子のテーマの一つが「誰にも頼らず生きることが一人前」。また、はじめちゃんの閃きと豹変がかっこよく、純真な心だから偽物と気付いたという主張が見える

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめd 前の同氏演出回でも、砂漠の極限状態で想像したものが実際に出てくる能力が発動した時、純真なバカボンだけが正しく飲み物を想像でき、結果皆を助けた。同氏シリ構アカギでも南郷がアカギを見て子供のような澄んだ目と思い、カイジの純真さも解りやすい

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめe 前の同氏演出回もだが、凶悪犯でも金持ちでも可愛くしちゃう。今回も犯人達が可愛く、泥酔後の寝顔が可愛いのは、素では純真ということか。パパは二人で飲み明かしたのもあり、自然と家族になりたかったなあと思う、同氏特徴疑似家族愛が発生している

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめf 前の51Bの同氏脚本との連動も見れる。51Bで本官はパパ達に舐められ警官としての自信を失い田舎に帰ろうとするが、パパを逮捕し警官という職が好きと自覚。今回も警官を舐めたイタズラに怒るが犯人確保で警官としての誇りをまた得る救済が描かれる

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめg 同氏はよく総集編映画や、複数脚本陣の話をまとめた映画(タブチくん)の脚本を手がけ、元祖バカボンwikiによれば、まんが祭りの一編として高屋敷氏演出回を引き伸ばしたものが上映された模様。チエ脚本や過去作シンクロといい、相当な記憶力

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話まとめh 同氏の演出上の技が見えたのが収穫。皆の笑顔を可愛く描けば、邪な笑顔が目立ち、おっさんが子供の可愛い動作を真似てもおっさん動作であり、可愛いおっさんと、子供の可愛い動作が別物であることが解る。絵を管理しない脚本でも同じ事やるのがまた怪

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話画像1 キャラと物が同化していて、物=キャラの主張が見える。そしておっさんの可愛さと子供の可愛さの動作指定の差別化。バカボンに化けたおっさんが、おっさんの可愛い動作で子供の可愛い動作を真似る超絶テク pic.twitter.com/LiJXCOrdks

拡大

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン高屋敷氏演出53A話画像2 チエ脚本と今回がシンクロ。（最下段）ともに父が指名手配になるイタズラ（チエのはマサルの仕業） あと高屋敷泥酔シリーズ。ど根性ガエル、バカボン、ルパン演出・チエ、めぞん一刻、カイジ脚本。可愛い pic.twitter.com/TMTeg4hJdP

拡大

まきもgpfb @makimogpfb

気付いたが、今回の元祖バカボン53A高屋敷氏演出回、バカボンに化けた犯人が泥酔する寝顔、可愛い寝顔の直後におっさんの寝顔に変わる。本当は可愛げがあるのと、犯罪者としての顔か。しかもタヌキっぽい赤面なのも意味深。他の担当作の泥酔が可愛いのも、酒で人間の素が割れるということかも