沖田総司バースデー2015

僕のバースデーの様子をまとめてみたよ。すっごく嬉しいプレゼントを貰ったから、よかったら覗いてみてね。
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キャバ嬢ソウちんbot/維新3あ42 @kyabasouchin

ギシッとベッドが揺れる感覚で目が覚めた。 「…んぅ?」 『起こしたか?すまない』 「いえ…おかえりなさい、土方さん」 僕の横に潜り込んできた土方さんにぎゅうっと抱きつく。

2015-07-07 10:00:54
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ふとキラリと光るものが目に入った。 「…?あれ?」 『誕生日プレゼントだ。おめでとう、総司。生まれてきてくれて有難う』 「え…あの…これ…」

2015-07-07 10:05:32
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『総司と出会ってから毎日が鮮やかになった。守りたいものが出来たこと、自分を想ってくれる人が出来たこと、感謝してもし足りないくらいだ。これじゃあ誕生日プレゼントじゃないかもしれないが…これからもずっと、俺と一緒にいてくれないか?』

2015-07-07 10:10:25
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「…ぅ…え…ひじ…土方さぁ…」 『愛しているよ、総司』 サファイヤとアメジストが並んだリングがキラリと光っていた…僕の左の薬指で。

2015-07-07 10:15:32
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「僕でいいんです?」 『総司がいいんだ』 「子供産めないですよ?」 『子供に総司を取られるくらいならいらないな』 「土方さんが思ってる程、僕綺麗じゃないですよ?」 『過去の話か?それなら俺も人のこと言えないからなぁ』

2015-07-07 10:20:26
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「…浮気したら土方さん殺して僕も死にますからね」 『浮気するつもりはないし、総司が浮気したら同じことするからな?』 「…土方さん」 『ん?』 「大好きです…ずっと一緒にいさせてください」 『有難う…有難う』 幸せすぎるスタートを切った、僕の22回目の誕生日。

2015-07-07 10:25:28
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「土方さん、今日近藤さんと来るんですよね?」 『ああ、近藤さんと落ち合ってから向かうよ』 「楽しみに待ってますね♪」 大事な人達が揃って僕のバースデーを祝いに来てくれる…こんな幸せなことってないよね?

2015-07-07 16:00:31
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「じゃあ僕同伴なんで行きますね」 『いってらっしゃい、気をつけるんだぞ』 「はぁーい」 いってきますのキスをして二人の家を出た。

2015-07-07 16:05:19
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待ち合わせの交差点に着いてしばらくすると、いつも通り真っ黒の車に乗った井伊様が現れた。 「遅いですよー」 『貴様程暇ではないのでな』 「うわー失礼ー」 『時間を取ってやったのだから光栄に思うのだな』 「有り難いと思ってますよ?」

2015-07-07 16:30:21
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井伊様の車でお店の近くまで移動。この車に乗るのも今日で最後かぁ…。 『…沖田』 「はい?」 もう少しで着くって時に井伊様が少し大きな包みを差し出してきた。 『今日はこれを着ろ』

2015-07-07 16:40:15
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「誕生日プレゼントってことですか?」 『…最後のバースデーくらい華やかにしておけ』 「はい、有難うございます」 着ろってことはきっとドレスなんだろうな。どんなのかな?楽しみだなぁ♪

2015-07-07 16:45:17
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お店に着いて更衣室で井伊様に貰った包みを開く。 「…わっ!白のロングドレスだ!わぁ綺麗!」 フフ、着丈もバッチリ。さすが井伊様♪

2015-07-07 16:55:16
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『お待たせしました、総司さんです』 「井伊様お待たせしました。どうです?似合ってます?」 『我が選んだのだ、似合わぬわけなかろう』 「フフフ、ですよね」

2015-07-07 17:05:15
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「こうして井伊様と一緒に飲むのも最後になるのかぁ…」 『ホステスでもない奴は面倒だから連れ歩いたりなどせんな』 「井伊様がその辺さっぱりしてるのは分かってますけどね。…それでもちょっと寂しいかな」 『寂しい?口が上手くなったものだ』 「失礼だなぁ!」

2015-07-07 17:15:14
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『緩んだ顔した奴に興味はない』 「緩ん…え?僕太った?」 『そういう意味ではない、馬鹿め。幸せボケしよって』 「あ、そういうこと」 井伊様がずっと伏せていた視線をこちらにキッと向けた。 思わず背筋がピッとなる、有無を言わせない強い瞳。

2015-07-07 17:20:17
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『辞める以上、安易に戻ってくることは許さぬ』 昔ならこの瞳に怯えてたりもしたけど、今は真っ直ぐ見られる。 「…はい、承知してます」 『フ…ならよい』 井伊様は小さく笑うとウィスキーを口に運んだ。井伊様、有難う。

2015-07-07 17:25:14
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「そういえば井伊様、一つ聞いてもいいです?」 『なんだ』 「ケータイに入ってた美少年って…誰?」 『…貴様には関係ない』 「えーなんで?教えてくださいよー」 内緒にされると余計に気になるじゃん!

2015-07-07 17:35:14
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『……』 「そんな渋い顔しなくてもいいじゃないですか。…もしかして、本命?」 『馬鹿者!慶喜様はそのような…』 「慶喜様って言うんだ?…あー、僕より可愛いって言ってた」

2015-07-07 17:40:16
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『ぐ…』 「どんな人?」 『…将来総理大臣になるお方だ。それだけ覚えていればよい』 「え…なんか凄い人だった…」 『貴様とは比べ物にならないくらいな』

2015-07-07 17:45:14
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『失礼します。総司さん、お願いします』 「はぁーい」 『よい、まだ残っていろ。そろそろ帰る』 「あ、はい。チェックで」 『畏まりました』

2015-07-07 17:55:15
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井伊様をお見送りしにエレベーターホールへ。 「井伊様、今まで有難うございました。井伊様に指名してもらえて僕は幸せでしたよ」 『フン、本当は面倒な客だと思っていたのであろう?時折顔に出ていたぞ』

2015-07-07 18:05:48
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「う…そりゃあたまには面倒だなって思ったこともありましたけど、トータルで考えたら悪くなかったですよ?」 『偉そうに…』 井伊様はニヤリと笑うと僕を抱き寄せた。 「わっ!ちょっ…井伊様!?」 『一度でも抱いておくべきだったな』 「井伊様っ…」

2015-07-07 18:10:21
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『フ…冗談だ』 井伊様は僕の頬に軽くキスをしてエレベーターに乗っていった。 「…やっぱ、面倒でした…っ」 目の奥がツンとしたから僕は大きく深呼吸してお店の中に戻った。

2015-07-07 18:15:19
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『総司さん、大丈夫ですか?行けます?』 「ん、大丈夫。行けるよ」 『では行きましょう。近藤さんと土方さんです。相席でと言われたんですがいいんですか?』 「大丈夫だよ。早く行こう」 『分かりました』

2015-07-07 18:20:19
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『お待たせしました、総司さんです』 「土方さん、近藤さん、お待たせ」 『おお総司!今日は一段と綺麗じゃないか』 『それは新しいドレスか?』 「だってバースデーですからね。土方さん、似合います?」 『ああ、綺麗だよ』 「フフ、有難うございます」

2015-07-07 18:30:19
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