ネ申・伊勢崎賢治 @isezakikenji 教授の「武力行使と一体化」#集団的自衛権 #国際政治

伊勢崎賢治 @isezakikenji

①武力行使と一体化：自衛隊に限らず一国の部隊は他国の軍法の制約下になく、撤退等の判断時の他国の軍規上の命令下にない、という意味において、一体化「しない」。

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②武力行使と一体化：しかし、軍事作戦上の過失時に現地法からの訴追免除の特権のために、多国籍軍の司令部が一括して現地政府と締結、管理する地位協定／軍事業務協定を担保するため、自衛隊に限らず各国の部隊は、司令部の軍事作戦の運用上の指揮下にあり、一体化「する」。

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③武力行使と一体化：加えて、多国籍軍の一部の部隊が敵対交戦主体と交戦した時に、戦時国際法／国際人道法における交戦主体となるのは、その一部の部隊だけか、自衛隊を含む多国籍軍全体か、で、同法は後者をとる。その意味で、一体化「する」。

伊勢崎賢治 @isezakikenji

④武力行使と一体化：よって、国連PKOや非国連総括型活動において自衛隊は、他国の軍令下におかれないが、保護特権の受託を担保するため統合司令部の作戦運用上の指揮下におかれ、戦時国際法／国際人道法の”連帯”交戦主体に見なされる。総論として、自衛隊は、武力行使と一体化「する」。