ライトノベルのシーンを面白く書く技術～文章をするする読ませるために～

GA文庫公式 @GA_bunko

どうすればよくなるのか、が言語化しづらいので、あまり言及しないんですが、シーンを面白く書く技術、というのは大事です。バトル、日常、とっておきのネタ、どんな場合でもそれが面白く書けていなければ小説としては成立しません　＞　続く

GA文庫公式 @GA_bunko

（誤字っていたので再アップ）文章として読みやすい、誤字脱字誤用がない、というのも大切ですが、小説に関して言うと、“面白く書く”技術はそれより重要です。なぜなら、読みやすさや誤字脱字は編集のチェックで修正できますが、面白く書く、というのはそれができません　＞　続く

GA文庫公式 @GA_bunko

選考でも最後決め手となるのは、“日本語として正確に書かれているか”ではなく、“面白いかどうか”、です。構成やアイディアがどんなに優れていても、この“面白く書ける文章力”がなければアカンのです　＞　続く

GA文庫公式 @GA_bunko

ただ、その“面白く書く技術”というのは、正直伝えるのがすごく難儀です。普段は実際の原稿を前にして本人とやりとりしてなんとかしているんですが、これを汎用性のあるマニュアルにできればいいのになぁ、といつも思ってます （・ワ・）（Ｋ村） #GA文庫

五代ゆう @Yu_Godai

面白く書く技術というか頭の中で読み書きして気分のいいリズムというか流れをつかむことは確かに重要かも これまたふわっとした言い方で申し訳ないですが＞RT

五代ゆう @Yu_Godai

まんがとか映像とかでもそうですけど、読みやすくかつ演出的に盛り上げる描き方というのは小説でも確かにあって、それができてる人とできてない人では同じ話を書いても印象がまったく違うできになります。特にこれといって事件は起こらないのに文章の味でするする気持ちよく読めるとかね。

五代ゆう @Yu_Godai

「食事をする」という一シーンでも、ただ「Aは○○を食べながら明日の話し合いをした」ですませるのと、「食事は木の実をもいできてすませた。冬も近い森ではほとんどの実は鳥や獣に食べつくされたあとだったが、それでもしなびた李や野生の林檎がいくつか見つかった。皆黙々と背を丸めて食べた。」

五代ゆう @Yu_Godai

（続）熟れすぎて崩れた李は発酵してかすかに酒の匂いがした。ひりつく舌をAは泉の水を含んで冷やした。『明日の計画だが』炎にかがみ込む仲間たちにむかってAは口を開いた。」

五代ゆう @Yu_Godai

とこのように、出来事以外のさまざまなディテールを追加していくことで、ある程度物語がすでに構築されていることがわかります。この場面ですでに・Aたちは森の中を歩いている・季節は晩秋である・

五代ゆう @Yu_Godai

（雰囲気的に）どうやら状況はあまりよくないらしい・Aは指導者か、それに近い立場にいる というようなことがわかります。文章にして書かなくても、読者にかなりの情報を、それと思わせずするりと飲み込ませて読んでもらうことができるわけですね。

五代ゆう @Yu_Godai

いま私が書いたのは即興なのでAがどんな立場にいてどういう状況なのかは知りませんが、それでも描写をつみあげていけば見えてくるものはあります。なかなか物語ができない、キャラがつかめない、という人は、そのキャラの何気ない日常シーンを五感をフル活動させて（ここ重要）

五代ゆう @Yu_Godai

想像して、それを積み重ねていくのもひとつの手だと思います。自分が森なり戦場なり、そのときキャラがいる立場に実際立ったらどんな風に感じてどう行動するかを考えるのも、ひとつの手じゃないでしょうか。

西住エリカ @eternalsisters

@Yu_Godai 今、それについての最適なトレーニングは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の面白さを余さず小説化する、だと思う。まあ、映画を見た人なら、「やれるものならやってみな！」と思うけど、出来たら間違いなく才能あるし、出来るようになったらその感覚を忘れちゃいけない。

五代ゆう @Yu_Godai

RTしたのはいま旬の『マッドマックス』ですが、映像でしかできない盛り上げ方はあるし、逆に小説でしかできない盛り上げ方、マンガやアニメでしかできない盛り上げ方、というのがあると思います。

五代ゆう @Yu_Godai

とはいえマッドマックスに限らず、自分が面白いと思った映画やマンガを文字として自家製ノベライズしてみる、というのはいい方法のひとつですね。ラピュタやカリ城などは定番ですし

五代ゆう @Yu_Godai

私自身、むかし『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』という映画のノベライズが気に食わなかったので勝手に自分で書いたことがあります（＾＾；「誰も書かないなら自分で書けばいいじゃなーい！」があいことば。