ピロピロピロピロ…「ウワーッ!」少年は飛び起きた。「なんだこの奇怪な笛の音色は。」ピロピロピロピロ…。すると祖父が家へ入ってきて言った。「今日は大切な日だから来なさい。」「わかったぜじいちゃん。」 1
2015-07-10 21:09:01家から出ると村はなんだか騒がしい。「オイ、今日はアレらしいぜ。」「なにっ、アレだって?」「アレか!遂にこの日が。」村人達が何か喋っていたが、少年には何のことかわからなかった。「ほれ、ここじゃ。」 2
2015-07-10 21:13:21「はっここは!長老の家!」その通り、ここはこの村の長老が住んでいるのだ。「ささ、入るのじゃ。」中に入ると、偉い人が集まっていた。「よく来た、座りなさい。」長老の声。「はっはい!座ります!」「そう緊張することはないぞ、少年。」 3
2015-07-10 21:16:48「少年、君は勇者に選ばれたのだ。」長老は少年を指差した。「悪しき魔王を討ち滅ぼし、この世界を救う勇者…それが君だ!」ピロピロピロピロ…。隣に立っている老人が笛を吹いた。「僕が勇者?どういうことですか?」 4
2015-07-10 21:21:49「つまり、そういうことじゃよ。」長老の鋭い眼光が少年を射抜いた。「わっ、わかりました!魔王を倒してきます!」お爺ちゃんが嬉しそうに頷く。「しかし少年、君だけの力では魔王を倒す事は出来ぬ。」 5
2015-07-10 21:25:54「なっ話が違うじゃないですか!」少年は抗議した。「まぁまぁ、落ち着くのだ…魔王を倒す為には『言霊力(コトダマリョク)』が必要となろう…。」言霊力とは一体…?すると長老がこちらを向いた。「コレを見ているキミ、一度@nek_o0305へと何かの単語をリプライしてくれないかの」 6
2015-07-10 21:31:24すると少年の目の前に、『ネコ』の文字が浮かんだ。「なっ、なんだこれは!」「これが言霊…外なる世界からの干渉力…とでも言おうかの。」ネコの文字は、瞬く間に猫へとその形を変えた。「ニャーオ。」「君は感受性が極めて高い、必ずやこの力を使いこなせるだろう。」 7
2015-07-10 21:35:01『にゃーん!』また文字。「これが…言霊力!」長老が頷く。「そうじゃ、この力を正しく使い、この世界に平穏を!」「はい!わかりました!」そして彼はこちらを向いた。「彼の運命は、君達が変えると言っても過言ではないだろう。どうか、頼んだぞ。」 8
2015-07-10 21:37:41「では、行ってきます!」「長く辛い戦いになるだろう…しかし挫けるでないぞ!」『ガンバレ!』外なる世界からも応援が!「わしのたった一人の孫…頑張ってくるのじゃ!」「ありがとうじいちゃん!」 9
2015-07-10 21:41:51説明しよう!コトダマ◇クエストとはこれまでのお題を貰ってやる即興テキストとはまた違った何かだ!リアルタイムで言霊を送って貰い、みんなでテキストカラテする新感覚!始めての試みなのでみんなもガンガン送って欲しい!
2015-07-10 21:46:46しかしその作品の構成上、無理な物は無理だったりする(例:アニメのキャラクター名)ので採用されなくても落ち込まない事だ!いっぱい投げたら実際当たる!あと言霊が届かなかったらそこで中断とかする可能性もある。
2015-07-10 21:48:43村を出た少年は、緑が眩しい森を歩きながら、ふと疑問に思った。自らの名前の事だ。先程から『少年』としか表記されていないではないか。彼は外世界の声に耳を傾けた。 10
2015-07-10 21:55:02『君の名はニクキュウだ!』大樹の幹から、超自然の文字が飛び出してきた。「ニクキュウ…そうだ!そんな名前だった気もするよ!」少年は頷き、森を歩いた。辺りの緑はだんだんと深くなり、どこかおどろおどろしい雰囲気を醸し出した。 11
2015-07-10 22:01:16『センリ……』地面に言霊が浮かび上がる。「センリ…そう、そんな感じで…思い出した!僕はセンリ!あだ名はニクキュウ!」少年は叫び、我に返った。「まぁ、今はそんなことは良いや。森を抜けなきゃ。』 12
2015-07-10 22:03:42言霊ってのは、万物に作用するミラクルパワーだからな!いつでも送ってくれ!話の行く末が変わったり、アクシデントを起こしたり、もしくは防いだりと、いろいろ出来るんだ。可能性ってやつだ。
2015-07-10 22:05:12少年の名前はセンリになったらしいな!良い名前だ!ニクキュウってのはあだ名だな、コレも後々の展開に深く関わってくる…かどうかは君達しだいだ。
2015-07-10 22:08:11