cocoon

感想まとめ
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橋本倫史 @hstm1982

『cocoon』のこと。これはもう、戦争を描いているわけではないのではないかと感じる。描けていないというのとは違う(というよりも、戦争を描くことは不可能だというところから出発しているように思う)。「いまはいつだ」と言ったメッセージは、2年前の『cocoon』にもあったけれど(続

2015-06-29 12:36:16
橋本倫史 @hstm1982

前回はもう少し、戦時と今とを重ねるニュアンスがあったように思う。「偶然戦争だったから」彼女たちは悲惨な状況に追い込まれている。たしかに、それは偶然その時代に生まれた人たちに降りかかったことで、それが今の私たちであってもおかしくはない。でも、今回の「いまはいつだ」という言葉は、(続

2015-06-29 12:36:24
橋本倫史 @hstm1982

そこに留まっていない。学校のシーンからガマのシーンの流れを観ていると、そのことを強く思う。少し話は逸れるけれど、2年前、冒頭に置かれた学校のシーンは、まだ戦争が激しさを増す前の、楽しかった日々として描かれていた。ガマで看護活動を行うとき、岬へと走るとき、彼女たちは学校での(続

2015-06-29 12:36:30
橋本倫史 @hstm1982

日々を思い浮かべていた。これを乗り切れば、走り切れば、かつてあった日々に戻れるはずだ――そうして彼女たちは走っていた。でも、今年の『cocoon』を観ていると、そこのニュアンスが違っている。まず、学校とガマとが、どこか重なって見えてくる。ガマを出て走る彼女たちも、過去に(続

2015-06-29 12:36:38
橋本倫史 @hstm1982

向かってではなく、未来を目指して今を走っている。そこで流れる歌詞が、その印象を加速させる。もう一つ、今年文庫化された原作の帯も思い浮かぶ。「繭(空想)がわたしを死(現実)から守ってくれる」。彼女たちは、未来を空想しながら現実を駆け抜ける。その姿は、彼らが「着想を得た」という(続

2015-06-29 12:36:45
橋本倫史 @hstm1982

言い方をするひめゆり学徒隊を描いているというだけでも、2015年に舞台上を駆け抜ける彼女たちというだけでもなく、もっと普遍的な存在であるように見えてくる。そのことに背中を押されるような気持ちになる。

2015-06-29 12:36:57
ICHIKO AOBA @ichikoaoba

cocoon、3日目が終わった。生きている実感が日に日に濃く、残っていく。目も眩むほど、輝いている。みんな、みんな。

2015-06-30 06:10:16
Mito Rookie @mito_rookie

東京芸術劇場シアターイーストにて、マームとジプシー『cocoon』。洞窟に幽閉されたような緊張感。プール、掃除、宿題、バレーボール、縄跳び。くるくる変わるフォーメーション。軽やかに走る少女たち。死ぬことも生き延びることも、ただ日常だった。なぜ、「誰も死にたくなんかなかった」のに。

2015-07-02 16:41:27
hunter_hunterJ @hunter_hunterJ

マームとジプシー『cocoon』で飴屋法水が朗読しているのは、宮沢賢治「生徒諸君に寄せる」why.kenji.ne.jp/shiryo/sonota/…

2015-07-05 23:06:59
hunter_hunterJ @hunter_hunterJ

マームとジプシー『cocoon』2回目。2日目に観た時より言葉が研ぎ澄まされた印象。今回は客席の上の方で観たからか、1度目よりも前半の幾何学的な動きの美しさに目を惹かれる。この学校のシーン=規則的なスクエアの動きがあるからこそ、ガマを出てからのランダムな疾走感が活きてくる。

2015-07-07 21:48:15
保坂エマ @dolphinbluesky7

マームとジプシーの「cocoon」観てきました。2013年に観てからすっかりとりこになってしまい時間があえば観にいく集団。わたしは女の子たちが遊んでる姿をみるのが好きなのかもなーきらきら輝いてるんだよねー。そんな彼女たちが生死をかけて駆けずり回る姿がせつなくて胸がくるしくなる。

2015-07-08 00:56:28
最果タヒ(Tahi Saihate) @tt_ss

マームとジプシー「cocoon」、観たのです。もうとにかく青柳いづみさんが…すごかった…。登場する彼女たちはとても懐かしいかんじがして、それはきっと私も女子だったからなんだけど、本当ならゆっくりと忘却されていく会話たちが、死の断絶によって、一瞬で消え、痕跡、になってしまうこと。

2015-07-08 17:07:31
最果タヒ(Tahi Saihate) @tt_ss

そして青柳いづみさん…青柳さん…!命とは「声」のことかもしれないと、思わされた演技でした。

2015-07-08 17:13:34
むむ @mmter____

感想書いてる方々の表現が素敵で気になってるcocoonなんだけど、今日は中止だったのね(..)振り替えとかあるなら当日券厳しいかなあ。きらきら輝く女の子たちの地獄、生死、熱量。気になるなあ

2015-07-09 00:39:31
SUZUKI(nekooto) @HRAK_GM

→人物が駆け回るシーンでは先生役のころすけさんが生徒に紛れて見分けがつかなくなっていたのはキャスティングも含め意図的だったのでは?と思ったほどの彼女たちの匿名性と人数の増加(した感じ)によって、私にはひとつの死がむしろ深められていたと感じた。→

2015-07-09 01:39:04
SUZUKI(nekooto) @HRAK_GM

→それは観る者が記名性のある人物の、物語を超えてくる特化した人物の死よりも、忘れられた無数の、匿名的な死の空洞に能動的な意識を向けようとするからだと思う。私たちはもはや彼女たちが本当の匿名の人物ではなく、匿名ゆえに私たち自身であることを痛切に感じ取ってしまう。→

2015-07-09 01:48:12
SUZUKI(nekooto) @HRAK_GM

→観ていてぐっと強く胸のあたりを押されるような死の感触の深さは、飴屋さんが演じた個々の死のシーンによるところも大きかったとは思うけれど。抽象的な表現でありながら逃れようもなく人間が即物的に感じる、寂しさと優しさが入り混じった死の感覚。→続く

2015-07-09 01:59:01
🌕くたもの🌏 @bluebluebluespr

少女たちの憧れとか、青春とか 恋とか 異質なものを受け入れられない感じ 惹かれてしまう感じ

2015-07-09 21:56:09
川北 唯 @tekutekuruuu

ここにいる、ここ、はどこなんだろう。過去はこうゆう未来を想像していたんだろうか。汗を流す、汗がこんなに効果的に現れていた作品は今までに見た事がない。青柳いづみはやっぱり凄かった。観れて良かった。

2015-07-10 17:18:33
🎩🍫🏭👻⛄️ @tgif_t_g_i_f

cocoon観てきた。泣いたー!20回30回と繰り返され駆け続ける場面で役者が目に見えて極限状態へと追い込まれていく様子が、悪化していく戦況下での演技なのかリアルなのかわからなくなった今夜。いまが一体いつなのか、ここがどこなのか。全員、特にサン役の青柳いづみさんに心からの拍手を。

2015-07-10 22:48:13
ICHIKO AOBA @ichikoaoba

なんども生きては死んで 生きぬく ということに、懸命にすべてをそそぐ、その循環のなかで呼吸していく、そうして走っていられる

2015-07-11 02:43:39
むむ @mmter____

マームとジプシーのcocoon観てきました。この思いを言葉にできそうにない。サンの声が頭から離れなくて、心を鷲掴みにされて苦しくて涙が止まらなくて、揺さ振られて、美しくて、こんなにも現実から離れて向こうの世界に吸い込まれてしまったのは初めてだったなあ。戻ってこれない

2015-07-11 22:01:21
むむ @mmter____

当日券並んで体のあちこち痛いけど、本当に行ってよかった。新感線みたいな盛りだくさんで疲れた〜!っていうのとはまた違って、疲労感なんて言葉じゃ表現できないんだけど、なんだろう…ずーん…どーん…とりあえずおうち帰って夜ごはん食べながらふたがしら

2015-07-11 22:13:05
むむ @mmter____

<cocoon>枠が美しい。ものすごい構成でとっても好き。あの劇場も良いし、ただの板の上であれだけ数少ない物で枠組みを作れるのが本当に素敵だった。忘れたくない!休演になったのよく分かった、誰かひとりがいなかったら成立しない舞台なんだなって

2015-07-12 00:50:52
むむ @mmter____

<cocoon>時系列乱れて同じシーンが繰り返されるのがたまらなく良かった。日常に侵食していく。学校のシーンは無邪気でかわいくて幼くて、それがくるしい。

2015-07-12 00:54:31
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