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ゼロの実家へ行く

そうさく
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廃墟 @percent_0501

今井「3つ玄関あって、それぞれ3本だろ。でもそれだと9本で十分だ。……残りの1本は何の鍵だ?」 ゼロ「あっ今残りの1本が地下の鍵だと思ったでしょう!残念!!!!!!これはバルコニーの鍵ですーーーーーー!!!!!!!今井さんおばかーーーーー!!!!!」 今井「殺すぞ……!!!!」

2015-08-02 19:45:41
廃墟 @percent_0501

ゼロ「痛い!痛い!やめて!ああっ!勘弁してください!おゆるしください!なんでもしますからー!あーっ!!!!!」 今井「この野郎ッッッッ……!!!」 ゼロ「ぜえはぁ……や、やめしょ、ね?あとでアイスおごりますから!ね!」

2015-08-02 19:47:05
廃墟 @percent_0501

ゼロ「あっ、閃きました!今井さんのやたらめたらコピーしまくった能力のなかに、鍵を開ける能力があるのではないか!と!」 今井「……開けろってか」 ゼロ「……アイス追加しますから……」 今井「しょうがねえな……」 ゼロ「ありがとうございます!」

2015-08-02 19:48:29
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今井「開いたぞ」 ゼロ「流石です妖怪十徳ナイフさん……!」 今井「十徳ナイフ」 ゼロ「いよいよ扉が開きますよ!開かずの間が!おっぴろげの間に!」 今井「お前テンション変だぞ」 ゼロ「わくわくしてるんですよ~!」

2015-08-02 19:50:31
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ゼロ「…………大きな金庫だけがありますね」 今井「…………らしいっちゃ、らしいな。」 ゼロ「………………あの」 今井「アイス追加だぞ」 ゼロ「わーい!流石妖怪十徳ナイフさん!」

2015-08-02 19:52:23
廃墟 @percent_0501

今井「開けたぞ」 ゼロ「何が入ってるんでしょうね?宝石とか入ってたりして?あっでもお母さんのことだから干し柿かもしれない……期待のハードル低くしましょう」 今井「干し柿だったら笑うな」

2015-08-02 19:54:04
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ゼロ「……手紙……しかも、二通……?」 今井「遺書か何かか?」 ゼロ「いえ、たぶんそれはないです。お母さんの遺書はこたつのテーブルの裏に貼り付けてありました」 今井「そうだったのか」 ゼロ「ええ。難しい言葉がたくさんあって読めませんでしたけど」 今井「小さかったからだな」

2015-08-02 19:56:04
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ゼロ「じゃあ、このお手紙は何でしょう?宛名とか何も書いてませんけど……」 今井「読んでみろよ」 ゼロ「はい(封を開ける)」

2015-08-02 19:56:53
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ゼロ「………………」 今井「………………」 ゼロ「………………」 今井「……内容は?」 ゼロ「………………干し柿の作り方ですッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」 今井「燃やせ」 ゼロ「なぜーーーーー!!!!!?????」

2015-08-02 19:58:00
廃墟 @percent_0501

今井「もう一通は……」 ゼロ「もう一通はもしかしたら干し芋かもしれませんよ!?」 今井「いいから読め!オチは予想ついてる!」 ゼロ「わかりました!いきますよおおおおおお!」 今井「来い干し芋!!!!!!」

2015-08-02 19:59:27
廃墟 @percent_0501

ゼロ「…………!!!」 今井「なんだ?干し芋か?それとも干し柿第二章か?」 ゼロ「……音読、しますね」 今井「しろ」 ゼロ「カザキくんへ」

2015-08-02 20:00:32
廃墟 @percent_0501

今井「……なに?」 ゼロ「カザキくんへ。私の名前は、扇坂セツナと言います。たぶん、知らないでしょうね。だから、戸惑うかもしれませんが……いつもあなたのそばにいた、水色のシャツの人です。と、言えばわかるでしょうね?」 今井「……!」

2015-08-02 20:01:59
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ゼロ「私は過ちを犯しました。あなたもその被害者のひとり。ごめんなさい。上の命令には逆らえなかった……これは、言い訳だけどね。結局は私が悪かったのだから。謝っても許してくれないでしょう。」 今井「……」

2015-08-02 20:05:23
廃墟 @percent_0501

ゼロ「でも、せめて、この命が消え果ててしまう前に、書き記しておきます。あなたにこれから起こるであろうことや、残しておいたものとか、あとは……頼みごととか。」 今井「……」

2015-08-02 20:07:00
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ゼロ「…………この先は、お金のこととかいろいろ書いてあるみたいですね」 今井「……」 ゼロ「……今井さん……あなたは……」 今井「人違いじゃないのか」 ゼロ「…………そう、なんでしょうか……?」

2015-08-02 20:08:33
廃墟 @percent_0501

ゼロ「……頼みごと……のところ………読んでもいいですか」 今井「……好きにしろよ」 ゼロ「……読んだあと燃やしてくれってことと、干し柿ちゃんと食べなさいよって書いてます」 今井「今までの雰囲気ぶち壊しじゃねえかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

2015-08-02 20:12:11
廃墟 @percent_0501

今井「あーーーもう!!!!確かに昔からやたら干し柿食わせるやつだったけどさ!!!!!!」 ゼロ「や、やっぱり私のお母さんと知り合いじゃないですか!」 今井「……あっ……!」 ゼロ「ボロが出ましたね……干し柿で……」

2015-08-02 20:13:15
廃墟 @percent_0501

今井「…………金持ちなのも納得だな。研究員だったから……」 ゼロ「えっ、お母さん、研究員だったんですか!?」 今井「そのくらい推理しろバカ!」 ゼロ「しがないコンビニ店員って教わってましたけど!?」 今井「コンビニ店員で豪邸建てられるか!!!!」

2015-08-02 20:14:40
廃墟 @percent_0501

ゼロ「……そ、それにしても、その……あの……あ、頭がちょっと混乱してます……研究員?お母さんが研究員……?」 今井「……あいつは俺の世話係だったんだ」 ゼロ「今井さんの……世話を……?」

2015-08-02 20:16:17
廃墟 @percent_0501

ゼロ「私の知らないところで、今井さんとお母さんが繋がってたなんて……意外……あっ」 今井「どうかしたか」 ゼロ「………………」

2015-08-02 20:18:18
廃墟 @percent_0501

「ママ~、ゼロも、おねえちゃんとか、いもうととか、ほしい!」「あら、どうして?」「ともだちね、みんな、きょうだいがいるんだよ」「そうねぇ。あなた、一人っ子だものねえ」

2015-08-02 20:19:31
廃墟 @percent_0501

「……そうね。もしかしたら、お兄ちゃんなら、できるかもしれないわよ?」「おにいちゃん……」「……嫌?」「……おとこのこ、からかうから、きらい。」「大丈夫よ。お兄ちゃんは、大人しいからね」

2015-08-02 20:20:35
廃墟 @percent_0501

「しずか?しずかなの?」「そうよ」「しずかなら、すき!おままごとしてあそぶ!」「あらあら気が早いわね~。まだ来るとは限らないのよ?」「そっかー……」「……まぁ、ママも頑張ってみるわ。」

2015-08-02 20:21:50
廃墟 @percent_0501

ゼロ「…………いや、何でもないです」 今井「……何でもなくない回想だったぞ」 ゼロ「覗いたんですかッッッッッッ!!!!!」 今井「あいつ俺を引き取ろうとしてたし」 ゼロ「ヘアアアアアアアア!?」

2015-08-02 20:23:01
廃墟 @percent_0501

今井「結局なしになったけどな」 ゼロ「なぜ?」 今井「でかいプロジェクトがある、とかなんとか……細かいことはよく覚えてない」 ゼロ「…………」 今井「…………」 ゼロ「…………」

2015-08-02 20:24:01