【戦前の軍部の独走と同じ状態か？～内部資料暴露～】2015年8月11日 佐々木隼也さん（@junsantomato）による安保法制国会まとめ

佐々木　隼也 @junsantomato

今日の安保法制国会。防衛省の統合幕僚監部が5月時点で、安保法制成立を前提とした「今後の方向性」を検討していたという衝撃の内部文書を、共産党の小池晃議員が暴露。まさに戦前の軍部の独走。中谷大臣、知ってても知らなくても大問題すぎて、答弁不能で散会。その後の山本太郎議員の質問はなしに。

佐々木　隼也 @junsantomato

小池議員が提示した内部文書の「日程表」には、「8月に法案成立。2月に法施行。南スーダンPKOについては年明けの2月から新法制のもとで運用する」と書いてあるという。国会の議論すっ飛ばしで運用計画が練られている。事実であれば、シビリアンコントロールは絶賛崩壊中。

佐々木　隼也 @junsantomato

さらに内部文書には、日米新ガイドラインで新たに設けられる同盟調整メカニズム（ACM）が常設になることが明記。ACM内には運用を調整する「軍軍間」の調整所が設置されるという。これはガイドラインにも法案にも書かれていない。しかもいつから自衛隊は「軍」になったのかと小池議員のツッコミ。

佐々木　隼也 @junsantomato

すでにシビリアンコントロールは崩壊していたということ。軍人が「8月の法案成立」を「前提」に自衛隊の部隊の編成も検討していた。防衛省設置法改正案で制服組（軍人）の権限が強化され、新たに設置されるACMで、自衛隊と米軍が日本の安全保障政策の実質的な舵取りをするようになった。

佐々木　隼也 @junsantomato

軍部のクーデターというよりは、軍部と安倍政権が結託・暴走して、自衛隊を米軍の二軍にしたという感じ。そして日本の集団的自衛権の発動も、後方支援に関わる決定も実質的に米軍が握るということかな。軍部の暴走で戦争に参加した第二次大戦と同じプロセスで、今度は米軍の戦争に参加させられる。