PODアフター 模擬戦 vsシアン

POD中のあるとき。パンドラのアジトで。
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たいやきねこhinoe @hinoe_uma

#GC模擬戦 ハーレーさんvsシアンで模擬戦を行ないます。少々、TLをお借り致します。 → @orikadoyuki

2015-08-10 22:11:32
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki その日シアンが訪れたのは、陰鬱に佇む廃墟。ここに、パンドラの手の者が潜んでいるという情報を得たのだ。名うての戦士を何人も屠った射手であるという。 「大層な手練だという話ですが」 足音を殺し、警戒しつつ歩を進める。

2015-08-10 22:11:43
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma ハーレーは暗い森に紛れた廃墟に身を潜めていた。戦場で数多の君主を暗殺してきたパンドラの射手が、ここを隠れ家にしているという噂を聞いたのだ。 「今は無人…てことは、いずれ戻ってくる」 廃墟の一室に身を潜め、件の射手の気配を探る。

2015-08-10 22:18:35
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 斥候の隊の長である。隠密行動には自信があった。木々の枝葉に紛れながら廃墟の塀をするりと乗り越え、足音はおろか衣擦れの音一つ立てぬまま着地する。 「ほう」 人が踏み入った僅かな痕跡。崩れた壁の隙間から、闇に融けるように屋内へと身体を滑り込ませた。

2015-08-10 22:25:03
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 静寂の中に差し込まれた違和感に気づいたのは、一匹の獣だった。主と離れて館内を散策していた双頭の犬は、階段の上で足を止め、スンスンと空気を嗅いだ。 階段の下―――玄関ホールへと、何者かの臭いが近づいてくる。 それは主の臭いではなかった。

2015-08-10 22:32:31
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 罠を調べ、戸を開ける。部屋には埃を被った調度が置かれているのみ。一階には人の気配は無かった。となれば上か。半開きになっている扉から、向こうの様子を窺う。どうやら玄関ホールであるらしい。恐らく、この先に階段もあろう。警戒は怠らない。一歩、一歩と足を進めた。

2015-08-10 22:45:33
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 主を呼ぶか、己自身で接敵するか。しばしの黙考の末、双頭の犬はわざと足音を立てて、一歩、階段を降りた。 ぐ・るる。 これみよがしに喉を鳴らして、己の存在を主張する。

2015-08-10 22:52:20
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 扉に張り付きホール内を覗こうとした瞬間に耳に入る獣の声。使い魔か?魔法師が居るとは聞いていないが。 (考えるのは後だ) 扉の影から躍り出て、弓を構えると同時に矢を番える。 先制判定 @diceda4 2D6

2015-08-10 23:02:17
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 体内の炎袋に火種をつくり、飛び出し様の一撃の準備を整える。 敵か否か。それを判断するのは自分の仕事ではない。 ぐる・る。 ホールに飛び込む影を見つけるや、獣は階段を蹴って宙へ跳んだ。 先制判定 @diceda4 2D6

2015-08-10 23:06:05
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 光源といえば隙間から差し込む僅かな陽光のみ。それでも、獣の双眸は侵入者の姿をはっきりと捉えていた。 隠密に適した装備。得物は弓。既に矢はつがえられ、こちらへと狙いをつけている。宙に身を投げた自分に回避は不可能。 ならば――― @diceda4 2D6

2015-08-10 23:18:27
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 体内で火種が弾け、轟々と音を立てて炎が膨らむ。息を深く吸い、さらに炎を高ぶらせたところで、一気に吐き出した。 攻防一体の火炎放射で、機先を制する。 ダメージ: 2 [2D6] 1,1 (23:18:28)

2015-08-10 23:21:15
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 胴部の邪紋が蒼く輝き、男の身体を中心に水流が巻き起こる。弓は下ろさぬまま、眼前に形成した水壁で炎を吹き散した。しゅうしゅうという音と共に部屋中に湯気が立ち込める。 「さて、先にこちらから片付けましょうか」 両腕の邪紋が光を放つ。 @diceda4 2D6

2015-08-10 23:30:33
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki (いろいろ書き忘れた……すみません)炎で熱せられた水が肌を灼くが、動きに支障は無い。HP100→98

2015-08-10 23:33:44
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 邪紋が放つ蒼い光が水と化し、鏃に収束する。渦巻く水球を纏った矢は風を切って双頭の獣に飛来した。着矢したその地点で水球は弾け、水流と化して目標を後方へと押し流す。 ダメージ:7 [2D6] 6,1 (23:30:33)

2015-08-10 23:37:53
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 火焔を弾いたときと同じ、水による邪紋技。押し寄せる水流に着地直後の四肢をとられ、さらわれ、双頭の犬は階段の踊り場まで押し戻された。2階広間へと続く大扉に背中から衝突し、がほ、と呻きを洩らす。 HP:100→93

2015-08-10 23:45:38
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 横に大きく跳び、間合いを取る。こちらが階下。位置取りは少々不利である。 2R先制判定 @diceda4 2D6

2015-08-11 21:51:33
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma ダメージはそう大きくない。獣は四肢を踏ん張り立ち上がると、階下の敵へと唸り声を浴びせかけた。 2R先制判定 @diceda4 2D6

2015-08-11 21:53:38
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma (なるほど確かに、手練だな) 扉の陰から玄関ホールの攻防を観察しながら、ハーレーは内心でひとりごちた。水を操る弓使い。噂に聞いた特徴と合致している。十中八九、あの弓使いが噂の暗殺者だろう。 (しかし、オルトンのやついい判断をしたな) @diceda4 2D6

2015-08-11 21:59:56
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 双頭の犬が再び床を蹴り、弓使いへと躍りかかった。今度は火焔は吐かない。鋭い爪を振りかぶり、体重を乗せた斬撃を見舞わんとする。 (受けるも避けるも、好きにしな) 二丁拳銃が、弓使い目掛けて弾丸を吐き出す。 ダメージ:9 [2D6] 4,5 (21:59:56)

2015-08-11 22:03:29
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 魔犬が跳躍する。その爪に意識を向けた瞬間に、耳を劈く轟音が響き渡った。 (――来たか!) だが、流石の連携。獣をいなせば射抜かれる。主を探せば獣の餌食。 (敵もさるものだ) 全身の邪紋が蒼く輝くと同時に、男の身体の輪郭が崩れ、不定形の塊と化した。→

2015-08-11 22:13:50
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki ぬらりと光る爪が頭上をかすめる。床を滑るには間に合わず、流動状の身体に二発、穴を穿たれた。 HP:98→89

2015-08-11 22:17:04
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 血の跡を残しながら、滑るように壁を登る。獣の跳躍も届かぬだろう天窓に足をかけ、人の姿に戻った。脇腹と大腿の傷は決して浅くない。弓を構え、唸りを上げる魔犬に視線を向けた。まずは、見える範囲の頭数を減らすのみ。 @diceda4 2D6

2015-08-11 22:22:10
たいやきねこhinoe @hinoe_uma

@orikadoyuki 矢を四本引き抜く。二本を口に加え、一本を指に手挟み、一矢を番えた。弦を引くと同時に放つ。タイミングと着矢点をずらして、四矢。瞬速の矢が魔犬に飛来する。 9 [2D6] 3,6 (22:22:10)

2015-08-11 22:29:47
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma 天窓を睨み上げていた獣は、敵がひとつめの矢を放つより先に駆け出していた。後ろではなく前へ。射撃しづらいであろう、天窓の真下を目指す。 一矢は避けた。続く一矢が後ろ足をかすめた。わずかに速度が鈍ったところへ三本目。前脚にズブリと突き立ち、獣はさらに減速。→

2015-08-11 22:38:35
シキ @orikadoyuki

@hinoe_uma そこへ、第四の矢が襲いかかる。 放たれた矢を撃ち落とす。そう難しくもない芸だ。やろうと思えばできる。 だが―――相棒は、なんのために無謀な特攻を仕掛けたのか。 (本当…頼りになるな、おまえさんは) 四つめの矢が、魔犬の胴部に突き刺さった。 HP:93→84

2015-08-11 22:45:39
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