ひとつめのエピソードを語る前に、用語説明をしなければなりません。 わたしたち獣医学的分野では、どうぶつがわたしたちの管理をはなれ、野外に飛び出すことを「放畜」といいます。それがウシなら「放牛」、ウマなら「放馬」、そういういいかたをするのです。 @mkvet
2015-08-12 00:50:09わたしの先輩が、論文執筆で苦しんでいたときの話です。というのも、先輩が投稿した論文が「revise」と評定されたのです。 @mkvet
2015-08-12 00:52:52また用語説明になってしまいますね。 論文投稿依頼すると、論文を掲載する雑誌からかえってくる答えは三通りあるんです。 「accept」なら、そのまま掲載。 「reject」なら、さようなら。 「revise」だとしたら、データの補完を経て掲載。 @mkvet
2015-08-12 00:58:57なにせ、先輩の論文は「revise」という評定がくだされたわけです。これ、結構面倒なんですよね。学術誌は掲載を約束してくれたけど、掲載するための条件(=データ集め)をちゃんと済ませなきゃならんわけですから。 @mkvet
2015-08-12 01:04:54当時、先輩は学部学生でした。めっちゃデキる人格者です。素敵就職も決まっていました。 教官が「コイツの卒論めちゃめちゃいけてる!卒論だけで終わらせちゃもったいない!学術誌に投稿して掲載だ!」 と言いだしたばかりに。 @mkvet
2015-08-12 01:09:08で、先輩は、投稿→revise→データとり ですよ。卒論まとめと論文データとりがいっぺんにアレですよ。 @mkvet
2015-08-12 01:11:51先輩の論文に戻ります。 reviseをくらった先輩、卒業までの残り少ない時間を、論文のためのデータとりに費やしていました。 @mkvet
2015-08-12 01:21:02他大学だけでなく、他学部でもよく知らないんですけどね。 わたしたちのところでは、基礎系も臨床系も寝袋で大学に泊まりこんでいました。 @mkvet
2015-08-12 01:33:51先輩の言葉をそのまま書きます。 「蹄鉄が地面を叩く音って、電車が線路を踏む音に似てるんだよね」 「最初は電車かと思ったんだよ」 @mkvet
2015-08-12 01:37:44