猛暑により、集中講義の休み時間の間にねるねるねるねの実験レポートを書く人が続出

ねるねるねるねの作り方を、理系のレポートの体裁にしたがって3人が作りました。猛暑とレポートに追われた理系大学生の考えだした遊びです。
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安心院 @Cos5X

1. 目的 本実験では、 @_bitterOrange より支給されたねるねるねるねを調理、実食しその味等を味覚により評価する。また調理過程において行う工夫による変化について観察する。

2015-08-20 14:51:22
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2. 理論 本実験において使用するねるねるねるねの外観とその原材料、指示されている調理手順を図に示す。なお、レポートの体裁上図番号は割愛する。 pic.twitter.com/Z6AKlWlIhE

2015-08-20 14:53:57
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ねるねるねるねの最大の特徴と言える調理過程における色の変化については酸性・アルカリ性の変化による化学反応である事が示唆されている。ねるねるねるね本体の概略図を示す。 pic.twitter.com/hXVBDHaGP9

2015-08-20 14:56:13
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3. 実験方法 ねるねるねるね本体に指示されている調理手順に従い調理をし、その過程を観察の後完成したねるねるねるねの実食を行う。また調理過程においてはオリジナルのアレンジを加える事もある。

2015-08-20 14:59:45
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4. 実験結果 まずねるねるねるね本体の外装を外し内容物の一覧を図に示す。また、白い容器に付属している水を入れる容器を取り外した様子を同じく図に示す。 pic.twitter.com/Pblb77kJH4

2015-08-20 15:02:24
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指示された手順に従い、①の粉を白い容器の大きな枠に入れる。①の粉の入った袋を開封した様子と粉を注いだ様子を図に示す。 pic.twitter.com/0w4ndtOjCM

2015-08-20 15:04:53
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次に切り離した容器で分量を量った水を加える。今回は甘さとほろ苦さを加えるため、BOSSのカフェオレを使用した。その際の図を以下に示す。カフェオレを加えた様子がカレーライスに酷似している事は予想外の発見である。 pic.twitter.com/Fx3Q5oXBuZ

2015-08-20 15:30:53
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カフェオレを加えた①の粉を付属のスプーンでかき混ぜた様子を図に示す。この工程により、粉にが濃い緑色に変色し強い粘性を持つようになった。 pic.twitter.com/LRdSJxKx9r

2015-08-20 15:33:21
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続いて②の粉を加える。②の粉が入った袋を開封した様子と、②の粉を調理中の物に注いだ様子を図に示す。なお②の粉も①の粉と同じ白く細い粉末状であり、外見上の違いは観測できなかった。 pic.twitter.com/FPYmmbkITv

2015-08-20 15:36:49
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②の粉を加えた状態の物をスプーンでかき混ぜる過程と、かき混ぜ終わった物の図を示す。深緑色の粘性物質と②の粉が化学反応を起こした部分から変色し、桜色に変化している事が見て取れる。 pic.twitter.com/jbhb6Jc9wy

2015-08-20 15:39:24
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次に③の物質を容器に注ぐ。③の物質を開封した様子と容器に注いだ様子を図に示す。③の物質は①②の物質とは異なり、様々な色を持つ鮮やかな固形物であり、大きさは約0.5〜2mm程度であった。 pic.twitter.com/7jQ0ND3s5U

2015-08-20 15:43:03
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最後に、完成した粘性物質を③の物質にまぶして実食する。まぶした状態と完食した様子を図に示す。 pic.twitter.com/aNmP0I3ILQ

2015-08-20 15:47:08
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また、実食による味覚実験について。粘性物質は調理過程において混ぜる事で体積が膨張していたが、その問題は実食により大量の気泡が含まれていたためであることがわかった。③の物質の有無による食感の違いについては食感に作用しており味覚上の変化は観測できなかった。

2015-08-20 15:51:47
安心院 @Cos5X

総量については、20代前半の男性(以下被験者と呼称)が食すには物足りない量であった。また被験者の味覚の好みとは合致しない味であった。これは周囲の人間に対して無差別に試食を勧めたにも関わらず拒否された事から、客観的事実であると言える。

2015-08-20 15:55:38
安心院 @Cos5X

また、付属のスプーンに溢れる程度にすくったところ、5回でねるねるねるねが9割容器からなくなった。この事から駄菓子の対象年齢である年齢層に適した分量が封入されていると言える。また、主観的に好ましくない味覚が得られたためこれ以上の分量では破棄される危険性を孕んでいる。

2015-08-20 15:59:57
安心院 @Cos5X

5. 考察 5.1. ①の粉と②の粉による化学反応について 再掲する図より①の粉と②の粉の原材料を推測する。この中から酸性/アルカリ性である物質は重曹(炭酸水素ナトリウム)と炭酸カルシウムである。 pic.twitter.com/7YRfjZgNlx

2015-08-20 16:04:52
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この事から、①の粉と②の粉の主成分がそれぞれ炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムであると言える。なお炭酸水素ナトリウムは化学式NaHCO3で表されるアルカリ性であり、炭酸カルシウムは化学式CaCO3で表される酸性の物質である。

2015-08-20 16:07:52
安心院 @Cos5X

また、着色料として表記されている物質中にアントシアニンという物質があり、これもアルカリ性の性質を持つ物質である。結果、アントシアニンと炭酸カルシウムの化学反応により変色が、重曹(炭酸水素ナトリウム)と炭酸カルシウムの化学反応により二酸化炭素が発生し膨張が起きる。

2015-08-20 16:19:30
安心院 @Cos5X

これらより①の粉の主成分は着色料であるアントシアニンと重曹、②の粉の主成分は炭酸カルシウムである。まずアントシアニンについて、これはリトマス試験紙と同類のphによってその色を変える万能指示薬であり、酸性で赤色、中性〜アルカリ性で青色を示す。

2015-08-20 16:23:27
安心院 @Cos5X

この事からも②の粉の主成分が酸性を示す炭酸カルシウムであることがわかる。次に重曹(炭酸水素ナトリウム)と炭酸カルシウムの化学反応について考察する。化学反応式は割愛するが、なんやかんやで二酸化炭素が発生する。発生した二酸化炭素は粘性物質中に生成するため外気へ逃げることなく気泡となる

2015-08-20 16:28:45
安心院 @Cos5X

これが体積が膨張した原因である。 5.2. カフェオレを使用したことによる副作用 カフェオレを使用したことによる副作用について論じる。主に考えられるのは甘味料の超過であるが、完成したねるねるねるねは酸性であるためそこまでの甘みを感じなかった。この事から甘さに関する副作用は

2015-08-20 16:31:19
安心院 @Cos5X

ないものであると言える。水(H2O)を加える事が目的であるため、目分量で15ml程度のカフェオレに含まれる糖分では影響しなかった。また色についてもアントシアニンの変色作用を妨げるほどではなかった。この事からH2Oを多分に含む飲料であればなにを使用しても問題ないものと推測する。

2015-08-20 16:34:32
安心院 @Cos5X

6. まとめ ねるねるねるねはマズイ。調理過程が楽しいだけで美味しくない。次の集中講義でも誰か頑張ってください。

2015-08-20 16:36:22
安心院 @Cos5X

以上です。教員及びTAは採点、添削をお願いします。

2015-08-20 16:37:54

95点。禿。