横山先生スピンオフ 一人の夜 その後の2人

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あみ @ami_qitt25

真夜中に目が覚めて 隣に彼が居なくて 不安になって 小さな声で呼んでみる 「……」 返事は無い ベッドを降りて リビングに向かうけれど 人の気配が無い 何処に行ったんだろ… 1人きりの部屋の中で 不安で… ソファに丸くなり膝を抱える 『猫見たいやん…どうしたん?』

2015-08-12 02:34:16
あみ @ami_qitt25

不意に頭を撫でられて ビクッと身体が揺れる 「居なかったから…」 呟くと 『ごめん、良く寝てたから…アイス買って来たから一緒に食べよ』 そう言ってあたしの頬に カップを付ける 「冷たいよ…バカ、探したんだから…」 『だから、ごめんて…』 「アイス溶けるよ…」

2015-08-12 02:35:04
あみ @ami_qitt25

『ん、ええよ… こっちの方が食べたいやん…』 「んっ、…バカァ、、」 『バカちゃうやん…好きやろ?』 「……ん、」 『素直じゃない奴…』

2015-08-12 02:36:00
あみ @ami_qitt25

彼の手があたしの身体を 包むように抱きしめて 『寂しかったん?…』 寂しかったよ… 『何処も行かへんよ…』 嘘つき… 『一人にしないやん…』 髪に指を絡めて 『そんな拗ねんな、』 拗ねてない 『お前だけやん?ちゃう?』 そうなの?

2015-08-12 03:08:19
あみ @ami_qitt25

「先生…」 『もう、先生ちゃうし、』 「あ、そうだった、」 『いい加減、それ直せないん?』 「だって…ずっと先生って呼んでたから…今更、ねぇ?」 『名前で呼べへん?』 「なんか…照れる…」 『照れるん?… シテる時は言うやん』 「……バカ、、」 『ん、じゃ、言わせたる、』

2015-08-12 04:30:25
あみ @ami_qitt25

「…んぁ、、」 『ちゃんと呼んで…』 「んっ、、…っ、い…や、、」 『なんで…ええやん、ほら、…』 「ぁっ、、…言わなっ、ぁん、」 『意地張るなや…言って…』 「はぁ、…って、ないっ、、んっ」 『ほんま、素直やないな…』 「んぁっ、ダメ、、」 『ダメなん?…』 「あっ、もぅ、…」

2015-08-12 04:58:50
あみ @ami_qitt25

『もう、…なに?、』 「止めちゃ、いやぁ、…もっと、」 『もっと…なに?』 「…んっ、…意地悪、…もぅ、」 『してへんやん、意地悪なんか…』 「んぁ、…して、るぅ、、」 『だから…ちゃんと言わな解らへんて』 「…ぁぁ、きみ、たか、もっと…」 『やっとやん、…しゃあないなぁ、』

2015-08-12 05:06:01
あみ @ami_qitt25

『なあ? お前、卒業したらどうするん?』 「え?就職するけど…」 『え?就職するん?なんで?』 「え?なんでって?するでしょ?普通」 『普通さ、これだけ付き合ってたら…言わへん?普通な…』 「きみ君さ、何が言いたいの?」 『何がって…だから…』 「だから?…あ、…」

2015-08-12 14:04:03
あみ @ami_qitt25

『わかったん?』 「あのね、あたし、もう就職活動今年の春からしてるし何社か内定貰ってるの」 『ええっ!そんなん聞いとらんし』 「言ってないもん」 『なんで言わへんの?』 「言ったらダメって言うでしょ」 『働く事に反対はせいへんよ、むしろ、賛成やよ』 「ほんとに?」

2015-08-12 15:36:14
あみ @ami_qitt25

『ほんまやって… あ、なんや、甘えたくなったん?』 「ん、だってきみ君… 絶対反対すると思ってたから…」 『せいへんって… ん、で、何の仕事…?』 「んっ、…ぁっ、…秘書、ぁん、」 『んっ、…秘書な、……え?秘書?、あ、あかん、あかんよ!』 「んぁ、…なんで…っ、はぁ、ん」

2015-08-12 15:37:31
あみ @ami_qitt25

『ひ、秘書やなんて…絶対あかん!』 「だから、…ぁん、なんでって、、」 『だから…、 こんな事されるかも知れんやん…』 「きみ君?… きみ君、秘書付いてるよね?」 『あ、はい…』 「きみ君は秘書の人とこんな事をしてるんですか?」

2015-08-12 15:52:50
あみ @ami_qitt25

『いや、そんなんしてないし、 してへん、絶対してへんから…』 「ほんまに?」 『ほんま、ほんまやて… あ、俺に付いてる人おばさんやし… ほんまやから』 「今日は寝室別ね」 『な、なんで?』 ーその後の2人ー

2015-08-12 15:54:11