8月31日　三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

今日は、コルフ島事件の日（1923）です。 「ヨーロッパの火薬庫」バルカン半島の緊張から、伊国将軍の暗殺を契機にコルフ島（ケルキラ島とも）に伊軍が進駐。一触即発の危機に陥りました。 #三笠の昔話

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この時艦砲射撃を行ったのが、三笠大好き弩級戦艦のコンテ・ディ・カヴールちゃんと、その後輩カイオ・ドゥイリオちゃん。 カヴールちゃんも魔改造が過ぎた類ですが、後輩のカイオちゃんも魔改造が過ぎて、近代化改装前後ではまるきり別人になっています。 #三笠の昔話

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そしてもうひとつトピックは、この国際紛争を調停したのが、他ならぬ日本人だったということ。 コルフ島事件に端を発した伊希紛争は国際連盟に持ち込まれ、英仏日の大使会議に委ねられることになりました。この際の連盟内での諮問機関の議長もまた、日本人でした。 #三笠の昔話

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その人の名は、安達峰一郎氏。 日露戦争・ポーツマス会議では全権随行員を務め、その後の業績から、国際法の第一人者として知られる存在でした。 調停により事態はそれなりの平和的解決を見ることになり、伊国は賠償金を得て撤退。 #三笠の昔話

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安達氏はその後常設国際司法裁判所（今の国際司法裁判所＠ハーグ）の所長に就任するも、任期中に日本の国際連盟脱退が起こり、心労と折からの持病の悪化のため、現職のままかの地にて没。 その死は蘭国の国葬という異例の厚遇で弔われました。 #三笠の昔話

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国際法といえば東郷提督（高陞号事件、ハワイ革命での対応等）が思いだされますが、その後も日本人は国際法の研鑽を続け、ついにその司法の長を任されるほどになっていたのです。 しかし時代が時代だけに日本での知名度はイマイチ。ぜひともこの機会に再度顕彰されるといいですね。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

コルフ島事件にも関わった伊戦艦カイオ・ドゥイリオ＆アンドレア・ドーリア姉妹(改装前)。魔改造を経て第二次世界大戦にも参加しています。 upload.wikimedia.org/wikipedia/comm… pic.twitter.com/TP5nhRG0Dt

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