HoMe読書会第二回「アスラベス」第3週

J・R・R・トールキンの遺稿集 The History of Middle-earth 読書会のまとめです。 HoMe10, Morgoth's Ring, Athrabeth Finrod ah Andreth p.316 'I say so, indeed,' ~ p.320 'from darkness and death?'
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\( ᐛ )/ @gt_hekira

ふぃんろどさまの仰る肉体、フェアとは例えばヴァラールマイアールがエルフの姿形をとった、その肉体のことに近いのかな。だから(人の子の肉体の)死を解放みたいに仰る。アンドレスさんは違って(自分たち一人一人に)与えられたものがまるで取り替え可能なもののように扱われるなんて、って感じかな

2015-09-02 13:46:43
\( ᐛ )/ @gt_hekira

@gt_hekira ちょっと自分でも何言ってるかわかんない

2015-09-02 13:47:13
\( ᐛ )/ @gt_hekira

ふぃんろどさまは、人の子の生き方というか未来に希望を抱いてるって感じがする。というかふぃんろどさまは前を向いておられるなあって思う。エルフにはない人の子の生、定明のさだめを肯定的に見つめなさってる。それは当事者ではないから、なのかもだけどでも私はフィルターかけて見てしまうよ!!

2015-09-02 13:51:32
sunamiami @sunamiami

フィンロドは、フロア(肉体)はアルダに属しフェア(魂)はそうでないもので、死によってこれは分かたれる、と信じている。ということは彼にとっての死はフロアとフェアを分かつものではあるが、フロアとフェアを破壊するものではないと考えているのかな?  #athrabeth_3w

2015-09-02 18:56:33
sunamiami @sunamiami

フロアはアルダに属するものだから別れた後はアルダの地に還り、フェアはアルダ外のアマンへ渡るとして、フィンロドはフェアの永続性と同一性保持を疑っていない感じがする。 つまり肉体はなくなっても魂は自分としてあり続けられるという印象 #athrabeth_3w

2015-09-02 19:00:37
sunamiami @sunamiami

一方、アンドレスがフェアとフロアが不可分と考えているとすれば、死はフェアとフロアを分かつもの、というだけでなく、全ての消滅であることになり、当然、「自我」は失われ、死=無になると考えるだろう。 #athrabeth_3w

2015-09-02 19:03:58
sunamiami @sunamiami

死は戻れない状態であっても自分自身の核になるフェアがどこかに在ることができると信じるフィンロドと、死は全てを無にすると信じるアンドレスの間にはやっぱり深い深い断絶があるような気がする。 #athrabeth_3w

2015-09-02 19:06:25
disp @mothersanchi

@sunamiami そうなんですよね、フィンロドの考え方はおそらく指輪、シルマリルの中で語られてきた生死感(特にエルフの)を代表するもので、わたしたち(読者側も)、その考え方にすっかり馴染んでしまっていると思うのです。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:08:46
disp @mothersanchi

@sunamiami ここで語られるアンドレスの生死観はほとんどそれを真っ向から否定するようなもので、読者側としても戸惑うばかりですよね。とっても難しいのだだけど、どこがどう違うのか、というところをもう少し考えていきたいと思っています。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:13:24
disp @mothersanchi

@atamayow  あ、このOld Hopeというのは、まだ今週の範囲ではなかったんだった。     ガーンジー島 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:23:07
disp @mothersanchi

@LeJobard  Nayからdisaster to bothまでの長セリフですよね。 難しいです…… フィンロドのすなわち、エルフの考え方と随分違うんですよね。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:28:15
disp @mothersanchi

アンドレスのいうところの、あるべきフェアとフロアの結合というのはいったいどういうことなのかを考えてみる #athrabeth_3w

2015-09-02 20:37:15
disp @mothersanchi

アンドレスは肉体は服のようなものという。そして中身に服が合っていくのか、服に中身を合わせていくのかというのは、つまり成長過程のことを指しているんだろう。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:38:34
disp @mothersanchi

完全な調和が本来の姿というのなら、老いた肉体というのはそもそもがメルコールの影によるものと解釈すべきで、つまり成長したある時点の姿がフェアとフロアの完成形ということになる。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:40:34
disp @mothersanchi

ある時点の完成形のまま、ずっと生き続けるというのが、人の本来あるべき生き方なのだということ……( ✧Д✧) カッ!! #athrabeth_3w

2015-09-02 20:44:02
LeJobard @LeJobard

うーん、教授の解説も踏まえると、フィンロドの考えていたフェアとフロアの関係(317ページ前半)と、アンドレスの考えている人間のそれ(317ページ後半)の違いがなんとなくわかってきたような。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:56:15
LeJobard @LeJobard

乱暴に例えるなら前者はイスタリ(ガンダルフやサルマン)の在り方で、後者はヴァラールやマイアールの在り方なんだろう。 #athrabeth_3w

2015-09-02 20:56:56
LeJobard @LeJobard

イスタリの場合:肉体は精神の足枷に過ぎない。本来もっと自由で強大な精神が不便な肉体に閉じ込められることはほとんど苦痛ですらある。 (完全にフェアとフロアを区分して捉えているエルフもある意味この部類) #athrabeth_3w

2015-09-02 20:58:07
LeJobard @LeJobard

ヴァラールの場合:真の意味では肉体は存在ないけれど、アルダにおいて肉体を(衣服をまとうように)持った姿で現れることもある。 (例;トゥオルの前に現れたウルモ) #athrabeth_3w

2015-09-02 20:59:18
LeJobard @LeJobard

肉体は決して精神を制限するものではなく、(完全に自由ではないが)その場所と目的に応じて精神に相応しい姿をとるに過ぎない。 #athrabeth_3w

2015-09-02 21:01:56
LeJobard @LeJobard

つまり肉体とは核となっている精神がより効果的な形で力を振るう手段の一つであって、意に沿わぬ形で肉体を奪われること(すなわち死)はフェアの性質を損なうことに他ならない。(実は人間の在り方もむしろこちらに近い。)#athrabeth_3w

2015-09-02 21:03:35
LeJobard @LeJobard

さらに進んでフィンロドは人間の在り方について途方も無いことを考えている。曰く(318ページ前半) 人間の場合:人間のフェアとフロアは決して分かつことができないものであり、かつフェアは本来は不滅でより高次の存在である。 #athrabeth_3w

2015-09-02 21:04:35
LeJobard @LeJobard

したがって、人間は「死」によってフェアがアルダを離れる際に、モルゴスに穢されたフロアをフェアと同等の存在にまで昇華し、癒すことができる。究極的にはモルゴスの悪をも取り込んで、新しいアルダは原初の無垢なアルダよりもより偉大なものになる。 #athrabeth_3w

2015-09-02 21:07:53
LeJobard @LeJobard

…これ結論はアンドレスにとってはなかなか理解しがたいし、受け入れがたいものでしょうね。 #athrabeth_3w

2015-09-02 21:13:29
カメハメ @Katsuobushield

フィンロドはいわば来世みたいなものの存在を前提として話しているけども、アンドレスはあくまで現世における生命の持続という視点で話している、ということだろうか。 #athrabeth_3w

2015-09-02 22:16:24
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