#能楽刀剣乱舞ワンドロ 第四回「鬘物・三番目物」まとめ

井筒　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_010.html
伊勢物語をもとにした話。シテは在原業平の妻、紀有常の娘の霊です。筒井筒の話をし、夫の形見の冠・直衣を身に付け、井戸の水に自らの姿を映し、業平を思い出します。
青江も過去の人物の衣をまとっているというのが共通していますね。新たな発見でした。切った女を、青江はどのように考えているのでしょうか。表情から想像が広がります。

御手杵さんとてもかっこよいとしかでてきませぬ・・・！伏せた瞳に、水面のように偲ぶ人がゆらめいているのでしょうね・・・

雪の詞章はこちらからみることができます（現代語訳ありませんすいません！）　http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/~hangyo/utahi/text/yo071.txt

藤　http://www.tessen.org/dictionary/explain/fuji
藤の名所である越中国多祜の浦で古歌を口にすると、女が現れもっと相応しい古歌があると教えます。女は実は藤の精で――。
本当に謡曲の中の一節のようですね。小狐丸を本丸に呼ぶには小鍛冶を謡って「ぬしさまそこの謡よりこちらの場面の謡の方が」などと来て言いたくなるのを待つのもありですね！！！

「こんな素晴らしい藤を前にしてそんな歌を詠むなんて、まったく雅じゃない。他に詠むべき歌があるだろう」
この台詞を見た瞬間に歌仙さんの声で再生されました！表情も本当に生き生きとしていますね。

西行桜　http://www.tessen.org/dictionary/explain/saigyouzakura
三日月が桜の精！！春宵一刻価千金にもなるってものです・・・！西行桜のお話の流れのように進行していきますが、その中に三日月と審神者の関係性が反映されていて、素敵でした。

「確かに白い花はそこに咲いていて、そしてきれいだった。だけれど朝顔とはやっぱりどこかが違う」儚い白い花を媒介に、何の話をしにじっちゃんはきたんでしょうか・・・。半蔀の美しい世界を見事に使ってくださいました。
半蔀は源氏物語の夕顔の霊が主役のお話です。　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_022.html

姨捨　http://www.tessen.org/dictionary/explain/obasute
更科の姨捨山に捨てられた老女の霊が、中秋の名月の夜、都から来た旅の男の前に姿を現し、舞う話です。秋の空気と、美しい月、それでいて朧げで、まさに幽玄を感じ取ることができました・・・！！

有名な羽衣伝説のお話。羽衣　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_011.html
蜂須賀の腰の装飾のイメージ羽衣ですもの・・・！にあわない訳がなかったです。天冠がまた似合うという！！！かわいいです。

采女　http://www.tessen.org/dictionary/explain/uneme
女が春日大社の縁起を語り、更に帝の寵愛が薄れたことを嘆いて入水した采女の故事を語り、自分がその采女の霊だと明かして消え失せる。再び現れると宮中での日々を思い出し、御代を寿いでおわります。
昔の日々を思い出し、舞う三日月・・・何時を思い出しているのでしょうか。それでも優しげな三日月さんに心を打たれます・・・、