#能楽刀剣乱舞ワンドロ　第六回「四番目物」まとめ

玉之段とは、能の「海人」の一部分です。海士であった藤原房前の母が、龍に奪われた夫藤原不比等（淡海公）の大切な玉を取り戻しにいきます。海の下の龍宮で玉を取り戻しますが、龍が追ってくるので、乳房の下をかき切り、そこに玉を隠します。死人には龍は近づけなかったのです。彼女の腰に付けた縄を海上の人々が手繰りよせ、その体と、玉は淡海公のもとへ帰りましたが、海士は亡くなったのでした。
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_024.html

ほんとどうしようもない感想ですがこの不器用な宗三さんに幸せになってもらいたい…！！でもそれにはまだ時間がかかるのでしょうね。そんなところがある意味とても人間らしいと感じます。
多くの謡曲が引かれていますが、タイトルにもなっている「夢の中間に生れ来て、何を現と思うべき」は卒塔婆小町の一節です。
僧が都へ上る途上乞食の老婆が、朽木の卒都婆に腰掛けているのに気づきます。この老婆は、実は、かつて絶世の美女、小野小町だったのです。美貌を誇った昔を懐かしみ、今の境遇を嘆くと、狂乱状態となり、昔小町の許に通ってきていた深草少将の、百夜通いの様子を再現します。
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_069.html

鷺（四番目とされる時も五番目の時もあるようです）　http://www.tessen.org/dictionary/explain/sagi
天皇が鷺を捕えるように命じる。鷺は逃げるが、蔵人が天皇の命令であると呼びかけると、戻ってくる。感心し鷺に五位の位を授けると鷺が喜びの舞を舞う。
真っ白の装束、鶴丸にぴったりですね。

イラストを見た瞬間に、ああ、と理解しました。蛍丸と天鼓、考えたことなかったのですが、確かに。
水の匂いがするようなイラストで、穏やかな表情が、蛍丸の台詞や、天鼓のイメージのままです！
天鼓　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_021.html

小夜と天鼓を見に行き、一緒に見た人と色々話したのでしょう。語り合ったその夜、天から鼓が降ってくる夢を見るのですね。表情がとてもかわいらしいです！

道成寺　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_013.html
ある娘が、恋をした男に裏切られたと思い、蛇体となって、道成寺の鐘に隠れた男を、炎で鐘もろとも焼き殺した。
そんな安珍清姫伝説の後日談。
鐘の再興と、供養が行われることになります。そこに一人の白拍子が供養の舞を舞わせてほしいと現われます。女は独特の拍子を踏み、舞いながら鐘に近づき、鐘を落としてその中に飛び込みます。僧が祈祷し、鐘を引き上げると蛇体に変身した女が現れます。
鬼扇とはこういう鬼が出てくる曲目で使われる扇です。鬼は牡丹を好むといわれるため、その絵柄が描かれます。それを纏い、刀を手にして、この目線。おっしゃる通り、ぴったりです！

小鍛冶は五番目ものと多くされますが、四番目物とされることもあるようです、、ということで小鍛冶ーー！！かっこいいですね・・・・
なにができるんだろう・・・天叢雲剣そのものさえできそうです。

「能を演じると洒落込みますか」っていういちにいはとってもすてきです！！！三条の刀が来ない本丸に、粟田口の面々が一肌脱ぎます。はたして鍛刀は成功するのかーー？

班女　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_034.html
吉田少将という恋人と離れてしまった花子は、恋しさのあまり狂女となります。少将と交換した扇を手に狂う花子。
まさに「繪に描ける月をかくして懐に、持ちたる扇」ですね。扇が大切なものである思いが伝わってきます。
さて彼は誰と離れて、「報いなれば今更、世をも人をも怨むまじ。唯思はれぬ身の程を思ひ続けて」いるのでしょうか・・・

花月　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_051.html
桜咲く清水寺。行方不明になった息子の花月と父が再会するお話です。
花月は少年ながら、「来し方より今の世までも絶えせぬものは 恋といへる曲者。げに恋は曲者、曲者かな。身はさらさらさら さらさらさらさらに、恋こそ寝られね(昔から今の世まで絶えないものは、恋という曲者。本当に恋は曲者である。恋のために眠れない)」と小歌をうたいます。その後美しい桜を踏み散らす鶯を懲らしめるために射ようとしますが、仏教の殺生戒に従い、思いとどまります。
そんなところを舞うのも雅さと鋭さを持つ細川の刀らしいですね。

安宅　http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_009.html
弁慶が主役のお能です！頼朝に追われる身となる弁慶主従。安宅の関を通る際、富樫の某という関守にあやしまれ、本物の僧なら、勧進帳をよめ、といわれ、しかたなく白紙をあたかも書いてあるかのように読むこのシーン、三読物の一つとされ、とても大切にされる謡です。歌舞伎の題材になりますよね。
頼りがいのある岩融を感じます！

鶯丸で葵上～～～！！嫉妬に狂う六条御息所～～！！！
普段はのほほんとお茶をのんでいそうな鶯丸であっても、こういう一面があるのかもしれないとぞくりとしました。