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【英紙インディペンデント】欧米はウクライナとシリアでの流血の事態に対する責任があり、事態の打開にはロシアのプーチン大統領が鍵を握っている。ind.pn/1NCgXLI 続 pic.twitter.com/EE90wEL1lY
2015-09-16 16:08:36ウクライナとシリアの両方の紛争に関わっているロシアは現在、戦略的に有利な立場にある。ウクライナ東部の紛争の膠着状態は、制裁の解除を望んでいるロシアには好都合だ。続
2015-09-16 16:09:23ロシアはシリアで公然と軍事プレゼンスを高めながら、同時に外交面でも主導的な役割を果たしている。続
2015-09-16 16:09:39ウクライナ政府要人は最近キエフで開かれた会議で、国際社会がウクライナに関心を失いつつあると嘆いていた。ポロシェンコ大統領が腐敗を排除し、経済の低迷を打開できないことに対して、欧米は激怒している。続
2015-09-16 16:09:55しかし、ウクライナ問題が棚上げされている要因として、リシアの不気味な影と欧州に押し寄せる移民の波、ISの台頭が挙げられる。続
2015-09-16 16:10:10欧米の失策が暴力と不安定を助長し、混乱を生んでいる。英国は2003年のイラク侵攻からリビアへの軍事介入に至るまで主導的な役割を果たし、現在では地中海をわたってくる難民の主要なパイプ役となっている。続
2015-09-16 16:10:32英国のキャメロン首相はリビア空爆を支持し、シリアに関しても紛争の平和的解決の可能性があった中で紛争の初期の段階からアサド大統領の退陣をいち早く主張した。続
2015-09-16 16:10:46シリアの反体制派を支持した欧米は、比較的穏健な勢力がまだ存在していた段階で何も支援を行わなかった。そうすれば、アサド側に不利な状況が生まれる可能性もあったが、実際にはイスラム過激組織ISとアル=ヌスラ戦線の台頭に道を開いただけだった。続
2015-09-16 16:11:01今明らかになっているのは、アサド大統領の失脚につながった可能性のあるロシアの計画を欧米が拒否したということだ。続
2015-09-16 16:11:20フィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領は、シリア情勢を巡って国連安保理常任理事国と交渉していた時、ロシアのビタリー・チュルキン国連大使がアサド大統領を退陣させるための3点計画を提示したということを明らかにしている。続
2015-09-16 16:11:34アハティサーリ前大統領はロシアのチュルキン国連大使が対話を開始する緊急の必要があり、「アサド大統領を退陣に追い込むための華麗な方法」を模索することについて語っていたと述べている。続
2015-09-16 16:11:49しかし、ロシアのこの提案については、アサド大統領の敗北が迫っていると考えていた米英仏が拒否し、アハティサーリ前大統領はこれについて「2012年の失われたチャンス」だとして、後悔の念を明らかにしている。続
2015-09-16 16:12:03その結果、戦争が続き、今年の2月時点で22万人の死者が発生し、700万人が家を失っている。また、400万人以上がシリアを出国し、何万人もの難民がここへきて欧州に押し寄せる事態となっている。続
2015-09-16 16:12:18アハティサーリ前大統領は欧州の難民危機について「自らが招いた事態」だとしている。「欧州に難民が押し寄せるという事態を防止すべきだったが、かわいそうな人々を受け入れる他に手はない。これは我々が自ら招いた問題だ」続
2015-09-16 16:12:343年前に無視されたロシアは現在、シリア問題の解決において重要な役割を果たす国だとみなされており、この見方は特に米国で顕著だ。続
2015-09-16 16:12:54英国軍および米軍の元司令官は公然とロシアとの同盟、またISとの戦闘のためにアサド大統領に理解を示す必要があると主張している。サウジアラビアは遅まきながら、スンニ派の過激組織、特にISを抑えることはできないという結論に達した。続
2015-09-16 16:13:08ロシア、サウジアラビア、米国は同時並行で会議を開いている。核開発計画について世界と合意に達したイランは対ISの有志連合への参加を望んでいるが、スンニ派、シーア派の隣国と良好な関係を維持しているオマーンから情報提供を受けている。続
2015-09-16 16:13:23こういう背景があるために、ロシアはシリアでの軍事力増強を躊躇しないのだ。この点に対する米国の抗議は比較的弱められている。プーチン大統領はこの問題についてオバマ米大統領と会談したとしており、ロシアは米国との協力の重要性を強調している。続
2015-09-16 16:13:41ロシアがアサド大統領をあざやかに退陣させる別の計画を検討している可能性があるという報道もあり、もしそういう計画があるのであれば、欧米は今度は即座に受け入れることだろう。続
2015-09-16 16:13:56プーチン大統領「シリア政府と軍の積極的な協力がなければ、シリアおよび周辺地域一帯からテロリストを一掃することはできず、ロシアがシリアを支援しなければ、同国の情勢はリビア以上に悪化していただろうし、難民の流入はもっと大規模なものになっていただろう」了
2015-09-16 16:14:26