何かする部 リレー小説

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麻痺る @ragu_3

ザザーッ…ザザーッ… 心臓の音が速くなる 『解放』ってなんだよ、生活に、授業に、男子ごはん学にその『解放』とやらは必要なのかよ わからない、わからない ザザーッ…ザザーッ… 考える事ができない #何かする部リレー小説 15 @nyasa_4mei

2015-09-23 16:02:08
にゃさ@低浮上 @A_Nyx_A

「フウ?」 またあの少女が現れた。やけに深刻そうな顔をしながら。 「『災厄』に気を付けて」 なんなんだよと言いかけたその時。フウはケイマの額にそっと唇を重ねた。おまじない、と言いながら。 直後、大きく地面が振動した。 #何かする部リレー小説 16 @BlackHoleLights

2015-09-23 16:45:16
Blindfolded Latios @BlackHoleLights

ごく小規模な地割れが、両者の唇を引き剥がしていく。 その近くには、阿吽の「阿」の顔つきをして魔法を放ったぱっちーが少し浮いていた。 因みにこれが魔法の威力である。私利私欲のためには使えるが、戦争では到底使えない威力しか出せない。 #何かする部リレー小説 17 @hicapamin

2015-09-23 18:00:54
みんティアさん®︎ @hicapamin

「ぱっちー、これは一体…!」 「フウよ」 ケイマの呼びかけを冷たくあしらうと、フウは右手をケイマの顔面にかざした。 瞬く間に、掌に黒い波動が生じ、ケイマの前髪を焦がす。 「さようなら、お人形さん」 「そこまでだ!」 @Hirotaisou2012 #何かする部リレー小説 18

2015-09-23 19:51:11
ひらたけ @Hirotaisou2012

響き渡ったその重みのある声と共に、周りの空間が歪んだ。圧倒的な力に3人はフラつき、倒れこんだ。 抑えつけるような感覚の中、震えながらも僅かに開いたその眼に映ったのは、青白い光に包まれた一人の人間であった。 「あ、あなたは…!」 #何かする部リレー小説 19 @nyasa_4mei

2015-09-23 20:50:11
にゃさ@低浮上 @A_Nyx_A

「問おう。貴様は、フウの敵か」 いきなりの問いにケイトはたじろぐ。 敵か味方かって、どう判断すりゃいいんだ? そもそも、攻撃したのはフウか? ぱっちーって可能性はないのか? 「答え次第では、首を斬る」 わからない。 #何かする部リレー小説 20 @nekozyara

2015-09-23 21:44:52
ねこじゃら @nekozyara

一方魔法の衝撃により吹っ飛ばされたケイマは、近くにあった岩に隠れて様子をうかがった ハッキリしているのは、同じ学園の制服を着た同級生のケイトが 同級生のぱっちー謎の少女フウと空間魔法を使う暴漢に襲われてるということである @joji_afrbrake #何かする部リレー小説 21

2015-09-23 22:03:52
じょうじ @afrbrake

「フウの敵…?なんのことを言って…そういうあんたは…!?ってか、学校は…!」 混乱した脳の中身を、すべて言葉にして吐き出す。それが喧しいと感じたのか、騎士は剣の切っ先を鋭く光らせ威嚇した。 「お前はあの特異点と接触はないのだな」 @nariuza #何かする部リレー小説 22

2015-09-23 22:29:37
じゅんいち @nariuza

敵?誰が誰の?特異点?なんだそれ? ケイマはこの異常な現状を普段の日常と結びつけようと必死に考る。 だがそんな事は無駄だと自身も理解していた。 - 第2章 -【鉄の王国】 パピコ3世を王とし設計通りに物事が進む科学の国。 @Sion_Izaki #何かする部リレー小説 23

2015-09-24 07:39:24
伊崎詩音 @Sion_Izaki

ケイマと完全に巻き込まれた脇役君のケイトが窮地に陥ってる頃、西の科学国の王宮では国王直々の指導の元、大規模な実験が行われようとしていた。 「首尾はどうだ。」 「順調にございます、国王様。」 一体、何の実験を行うのだろうか? @papico_pkmn #何かする部リレー小説 24

2015-09-24 12:42:19
パピコさん @papico_pkmn

台の上にいるのは人間に見えるが所々装甲が剥げて中に金属質なものが見える。そう、俗に言うロボットというものだ。 「ただ、やはりこいつらに魔法を使わせるのは難しい…そこで、東の小国にいるという魔法人形を捕らえる手筈を整えています」 @rouse_card #何かする部リレー小説 25

2015-09-24 12:59:09
九州のMr.ガードカタスギィ!! @rouse_card

東の国では魔力で創成された人形が国民の生活を支えていた。人形とは言え意思を持ち、笑い、泣く、人間と何一つ変わらない存在。西の国はその人形が生きていく為に体内に貯蔵している膨大な魔力に目を付けていた。科学と魔力の融合、世界の統一。@nariuza #何かする部リレー小説 26

2015-09-24 19:53:50
じゅんいち @nariuza

しかし科学がいくら発達しようが食料は自然に頼る処が大きい。王の趣味は狩猟。肉が欲しければ自分で獲る。「ズドン!」王の放った鉛玉はバッフロンの眉間を撃ち抜く。と同時に一人の娘が駆け出してきた。王が名を尋ねると娘はジョウジと名乗った。 @ragu_3 #何かする部リレー小説 27

2015-09-24 21:17:22
麻痺る @ragu_3

「あれはお前の牛か」 少女は深く頷く。暗く赤い目は深く沈み、病気のように潤んだ目をしていた 「いくら払えばいい」 少女は首を振る。彼は愛する家族だった。そう目が強く訴えてた。 面倒は御免だ。視界が煙る。破裂したような爆音が劈く #何かする部リレー小説 28 @nekozyara

2015-09-24 21:31:47
ねこじゃら @nekozyara

野原にあった一件の家屋が炭と化した頃、慌てた様子の伝令が王の元に駆け寄った 「パピコ様、潜入中の『No.8』から緊急の連絡です」 「プライド高い8自ら連絡とはな……して、何と」 「女王(こま)の″コマ″に遭遇したとの事」 @tugai_redtail #何かする部リレー小説 29

2015-09-24 21:59:58
ツガイ @tugai_redtail

「ほう、詳しく聞こうか」 王と側近はすぐに城へと戻って行った。 彼らの気配が感じられなくなった頃、焼けた家屋の瓦礫の下から先ほどの少女が姿をみせる。 「抵抗したからって小屋に詰め込んで燃やすなんて酷すぎ…恐ろしい男ね」 @joji_afrbrake #何かする部リレー小説 30

2015-09-24 22:18:05
じょうじ @afrbrake

少女は口元の煤を払う振りをして、口角の緩みを誤魔化す。 「私がちょぉっと丈夫に作られてるからって、やっていいことと悪いことがあるっていうか…でも言い事聞いた。8番目のじょうじは、上手くやってるみたい」 そう呟くと、少女は消えた。 @neibeey #何かする部リレー小説 31

2015-09-25 00:37:59
ネイビー @neibeey

「して、コマの居場所は?」 「は、ある学校で発見したと。生徒に扮している様子であります。」「どこだ」はっきりとコマの居場所を言おうとしない側近に対しパピコは苛立ちを見せる。この者はまだ我の野望を止めるつもりでいるらしい。@wingblades #何かする部リレー小説 32

2015-09-25 01:33:26
うぃぶれ @wingblades

泳がせておくのもそろそろ潮時か。 どのようにこの側近を始末すれば、絶望と怨嗟に染まった極上の顔を見せてくれるだろうか。 ここでやってしまうのはタグを引きちぎるより簡単だが、それでは面白くない。パピコは上げかけた手を下ろした。 @Sion_Izaki #何かする部リレー小説 33

2015-09-25 07:45:04
伊崎詩音 @Sion_Izaki

「ふむ……、そうだな貴様に魔法人形の捕獲とコマの排除を命ずる」 「……私に、ですか?」 「そうだ」 パピコ王の企みを快く思っていない伝令係に命令を下す 「貴様は暗殺部隊にも所属していよう」 「……直々の勅命、嬉しく思います」 @baku_reshi #何かする部リレー小説 34

2015-09-25 18:50:45
バク @baku_reshi

その頃、同じ科学国での別の場所では、キョウがある機械を作っていた 「ここをこうして…」カチャカチャ \ボンッ!(爆発音)/ 「ああ…失敗した…」 この機械が、のちに重要なものになるとは…本人も、パピコ国王も、まだ誰も知らなかった… @nariuza #何かする部リレー小説 35

2015-09-25 21:00:28
じゅんいち @nariuza

「キョウの野郎はまた何か作ってるのか?」 みんティアは続けて言う。「あいつも少しは家業の漁師に興味を」『あんた』唐突に妻のジョージが目の前に立ち塞がる。そして一枚の名刺を彼に突きつけた。【倶楽部 情事】「お、おまえ、そりゃ(汗」 @hicapamin #何かする部リレー小説 36

2015-09-25 21:23:59
みんティアさん®︎ @hicapamin

幾度目かの爆発が起き、キョウは煤だらけの頭を掻き毟る。 「理論は間違っていないのに!」 大量生産された機械人形「じょうじ」によって社会機能の大部分が成り立っているこの国。 キョウが求めるものは、このシステムの脱却である。 @tugai_redtail #何かする部リレー小説 37

2015-09-25 21:46:46
ツガイ @tugai_redtail

この国の機械人形も、彼の国の魔法人形も、彼には歪に見えた。それは例えるならば、片翼を失った鳥のようで。 「見てろよ親父、俺ァな、魔法人形なんか認めねえからな…あと女装も…」 禁忌を犯す青年は一人、黙々と作業を続けるのであった。 @nekozyara #何かする部リレー小説 38

2015-09-25 22:33:21
ねこじゃら @nekozyara

そんな少年の姿を尻目に、みんティアは妻ジョージにキャバクラで遊んでいた事の制裁として軒先に吊されていた。 爽やかな風が少年の頬を撫でた。この世界に、夢はまだ生きている。 ーーーー第三章「こまと″コマ″」 @_Reo_7 #何かする部リレー小説 39

2015-09-25 22:55:25
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