図書館の役割―70余年の時を超えて

とどたん（todotantan） @todotantan

まあ、何度となくツイートしてるけど、たけお問題&公設ツタヤ問題へのモチベーションは昔図書館にお世話になった恩返しのつもり。 それ以上でもそれ以下でもない。、

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昔、ホントに助けられました。とある仕事で行き詰まったとき、当時まだtelnetで接続して、蔵書検索してたころ。

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数十年前の施設のとある工場担当を命じられたけど、そんなの資料なんて何処にもねーって。 厄介な仕事押し付けられたと思ったよ。

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マイナーな分野過ぎてわけわかんねーと思ってたとき、その時の上司が「どっかの図書館になんかあるんじゃない？」ってね。アドバイスしてくれた。、

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そのころ、今みたいにWebOPAC横断検索とかなかったから、必死でいろんな図書館の検索サービスにログインして、キーワードを色々かえて調べたよ。

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んじゃね、あったんだよ！大正時代のとある工事誌が！ すぐに事務所を飛び出して図書館に向かった。

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向かう電車のなかで、とても不安だけど、ワクワクもする不思議な気持ちだったことは今でもよく覚えてる。

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図書館に着くなり、それまで一度行ったことのないレファレンスカウンターに駆け込んで、ターミナルでの検索結果の印字を差し出して「今すぐ、この資料が見たいんです！」そう司書さんに伝えた。

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カウンターでどれだけ待ったかはよく覚えていない。 でも、確かにその本は図書館にたった。

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s/たった/あった/

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もちろん禁帯出扱いだったので、とりあえずおそるおそるページをめくった。

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そこには、約70年前に先輩技術者が、いまその工事誌のページを初めてめくる僕のために、その全てを伝えようとするために、あらゆることを書き残してくれていました。

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その工事誌は、印画紙の様な紙で印刷されており、どのページにも指紋の一つも残っておらず、初めて開いたのが僕でした。

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僕のためにこの工事誌を書いてくれた大先輩とこの工事誌を大切に残してくてた図書館にただただ感謝するしかありませんでした。

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その後、半ば押し付けられて担当した仕事ではありましたが、無事完成の日を迎えて、あの街にまた笑顔を取り戻せたことが、いまでも僕の自慢です。

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そやからな、図書館をつぶそうとするやつは、絶対に許せない。絶対にな。

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あの時、図書館であの工事誌がもしなかったら、無事にあの仕事を終えられていたとは思えないのです。 70余年の時を超えて大先輩の知恵を借りることができ、全うできたのも図書館のおかげなのです。

とどたん（todotantan） @todotantan

とどたんの図書館への思い入れはそういうエピソードがあってのことです。いじょ。

とどたん（todotantan） @todotantan

そういう点でいうと、武雄市図書館での郷土資料の除却・廃棄とか絶対絶対絶対に許せない。本当に許せない。

とどたん（todotantan） @todotantan

奴らは図書館の敵、そう認定してる。